石の来歴

2015年03月25日
 春夏秋冬叢書の季刊誌「そう」46号の連動ネタ。
 三遠南信うまれの特産品が他の地域でどのように扱われているかわざわざ遠くまで行って探るという珍企画「三遠南信産××育」では、今回、伊勢の二見興玉神社に行ってきました。
 二見興玉神社とは、これです。

150325-2.jpg

 でもって、全く知られていないと思いますが(というか気にする人なんかいないと思いますが)、ここの鳥居のひとつが岡崎で作られたものなのです。

150325-5.jpg

 門前町が尽きていよいよ境内に入るというところに建つこの鳥居が岡崎産。建造は昭和5年。
 6年前、何かの取材で伊勢の名所をいくつか回ったとき、この鳥居の台座に岡崎の文字を発見し、いつか使ってやろうと温存しておいたネタです。数年来の念願がかなったというのに、よりによって再取材の日の天気がイマイチだったのは、まあ、日頃の行いのせいですな。
 本誌では台座の銘の写真がスペースの都合上使われておりませんので、ご紹介します。

150325-3.jpg

 「岡崎市花崗町三 〇菊 杉田石材店」の文字がくっきりと!岡の字がなんかオカザエモンぽいし!
 記事を作るにあたって調べてみたところ、なんとこの杉田石材店さんは現役バリバリで、岡崎を代表する老舗の石工業者でした。店に話を聞きに行くと建設中&完工記念写真まで保管しておられ、石造物マニアのもと古写真集編集者としては感激に打ち震えるばかり。

150325-4.jpg

 寄進者は大阪の講社。「せんば」は大阪の商業地として名高い船場のことで、おそらく旦那衆の集まりでしょう。このまま大阪まで調査に行きたいところだったけど、さすがにそこまでやっている時間と金はないので、またいずれ。
 ついでに、参道に置かれた他の石造物も調べてみました。こういうことは地元の教育委員会と文化財調査委員でやっておいてほしいものです…って、そんな酔狂な教委はないか。

150325-6.jpg ※クリックで拡大します

 しかし我ながら何をやっておるのか…。
(まさ)

150317-5.jpg
スポンサーサイト
三重雑 | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示