たぶん流行らないであろうローカル食0005

2015年03月06日
 舘山寺からさらについでに、引佐町の奥山半僧坊こと方広寺にも久しぶりに行ってみたところ、大庫裡で「浜納豆」が売られていたので、これまた久しぶりに購入してみました。納豆といっても糸を引くアレではなく、西遠(&豊橋)の特産品であるコレです。

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 要は、豆味噌を粒状にしたようなもの。三ヶ日の大福寺で作られているものが有名で、もしや方広寺でも作っているのかと思ったら、売っていたのは浜松市街に近い富塚の法林寺で作られたものだった。
 個人的には大好きで、普段はお茶漬けに十粒ほどまぶして食べているのですが、浜松と豊橋以外でのウケはいまひとつ。浜松の衆は酒のつまみにすると聞いて、地元揖斐川町の消防団の年末夜警のとき持って行ったところ、ほぼ全部残ったという悲しい思い出があります。
 まあ、有名な特産品とはいえ、他地域で敬遠されるのはわからないでもありません。辛いし、見た目がこんなだし。そもそも地元でもどれだけ親しまれているのかいまひとつわからない。
 そんな浜納豆、そのまま食べるかお茶漬けにする以外に何か手はないかと以前から考えていたのですが、先日、こういうふうに食べてみたらけっこう美味かった。

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 茹でたパスタにバターと浜納豆を絡めただけというシンプルな一皿。適度な辛さ、ショウガの香り、バターのコクが相まった味わいは、精進料理を思わせる潔さである…って、何を言っているのかよくわからない(食の原稿は不得手でして…)。

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 先にとある取材で「家康出世城御前」というのをいただいたら、鯛の刺身に浜納豆を一粒乗せた一品が出てきました。醤油はついつい漬けすぎて素材の味を覆い隠してしまうことがよくあるが、これはまず辛味がピンポイントで舌を突いたのち香りが鼻腔に広がるという感じで(これも何を言っているのかよくわからないが)、なかなか美味かったです。

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 ちなみにこちらは、浜納豆を買った方広寺の大庫裡。本堂もいいが、こちらの建築も見事。
(まさ)

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◎たぶん流行らないであろうローカル食シリーズ
0001 伊那谷の塩イカ→●□
0002 信州平谷のぴりぴり芋→●□
0003 白川郷のフキとニシンを一緒に煮たヤツ→●□
0004 知多半島のブンドと岡ヒジキ→●□
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遠州雑 | Comments(0) | Trackback(0)
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