温泉裏の弘法

2015年02月11日
 間が空きましたが豊根の続き。
 ゆーらんどパルとよねの向かいにある熊野神社の鳥居をくぐったところで振り返ると、温泉施設の背後にある小山(城跡)の木立の中に、建物が見えましま。もうひとつ神社があるのか?と思い行ってみると、建物にたどり着くまでに祠が点々と続いていた。

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 中をのぞくと弘法さんが。

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 どうやら「ミニ八十八ヶ所」のようです。
 ほうぼうで見るので珍しくはないですが、このような人口の少ない山奥で遭遇すると驚かされます。しかも、参道は歩きやすく整備されているようだし、正月飾りや花を供えている「札所」もあるし、まだ生きているっぽい雰囲気。
 あとで近所の人に聞いたところ、一昨年くらいまで春に寄進者・信者の有志が集まって「祭り」(弘法大師命日の法要)が執り行われており、信者でない地区の人も呼びかけに応じて清掃に参加していたそうな。また弘法像は、どこかから石工が招かれ、当地に泊まり込んで彫ったと伝わっているとのこと。

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 山裾を一周する参道を歩いてから一段高いところに登ると、寺務所か御堂かよくわからないけれどミニ八十八ヶ所に関連すると思われる建物があり、その裏にはさらに、忠魂碑の築山がどーんとあって、これまた驚いた。見事なものである。
 で、さらにその裏には「三弘法」をはじめとする石仏群が。

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 この御堂を建て直したときの寄付者一覧が掲げられており、そこに書いてあった解説によると、大正12年に八十八ヶ所と三弘法を勧請したとのこと。大正時代はミニ八十八ヶ所を作ることが全国的ブームになったといわれているが、その流行が豊根にまで及んでいたわけです。

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 三弘法のそばには、剣を持った石仏も祀られていた。あとで聞いたり調べたりしたら、これは「秘剣大師」というらしい。おまけにもうひとつ「厄除大師」もあり、発願者や信者の凝りよう…いや、信心深さがうかがえます。
(まさ)
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東三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)
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