カンバンの手帖ブログ版0284

2014年10月24日
 紀伊長島と尾鷲に続きまして、今ごろになって整理している今年上半期の画像の出し漏れシリーズ、今度は3月に行った京都から。
 そのときは「そう43号」の取材でJR丹波口駅前の京都中央卸売市場に行きまして、取材の後、卸売市場のチョイ北にある壬生界隈を散策。新撰組ゆかりの地として有名だそうですが、行くまで全然知らなかった。時折雪の舞う平日の寒い日でしたが、壬生寺には歴女と思しき観光客もおりました。
 で、壬生寺近くの壬生商店街で見つけた蕎麦屋のカンバン。

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 シブい、シブすぎる!こういうのが方々にゴロゴロしていて、さすが京都である。
 引っかかったのが「江戸前天婦ら一式」の文字。京都で江戸前を名乗るってどうゆう事?なんだか、大阪在住なのに巨人ファンみたいな感じではないか。
 そのときは疑問符を浮かべたままスルーしたのだが、最近読んだ「江戸前の素顔 遊んだ・食べた・釣りをした」(藤井克彦著/文春文庫)のおかげで疑問が氷解した。衣をつけて揚げるてんぷらは、そもそも江戸発祥の食べ物であり、江戸前(狭義では江戸沿岸のごく狭い範囲の海。またはそこで取れた海産物)の食文化の代表選手というのである。
 これに対し、西日本で天ぷらと呼ばれる食べ物は、魚のすり身の揚げ物。関東でいうところの「薩摩揚げ」です。また、海から遠い京都では、魚ではなく野菜に衣をつけてあげるてんぷらが主流だったともいいます。つまりこの店は。薩摩揚げでも野菜てんぷらでもない東京風の魚のてんぷらを出す店なのでしょう。たぶん。
 もしかしたらてんぷらの地域差って有名な話なのかもしれないが、食に対してとくに興味のないまま40年以上生きてきたので、へぇ~と思った次第です。

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 壬生の商店街。シブい、シブすぎる!カンバンに店名が見える、辻の角にある喫茶店「KADO」もシブい。
(まさ)
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