デデンデ伝馬

2014年10月02日
 またまた春夏秋冬叢書の季刊誌「そう」44号連動ネタに戻りまして、豊橋の伝馬のことなど。
 毎号やっている「地名探訪」のコーナーでは、基本的に「僕がそそるところ」を取り上げているのですが、馬がキーワードの今号は編集部から「三遠南信主要四市に共通の伝馬地名で書け&撮れ」というお題が出されまして、正直なところ、豊橋で困った。豊橋には上伝馬町、伝馬町、向山町伝馬の三つがあるものの、在住者には申し訳ないけれどいずれも景観的にそそらないのだなあ。

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 特に、国道一号沿いの伝馬町(向山大池の東方向)はつかみどころがなさすぎて、いったいどこをどのように撮ればいいのかと。どう撮ります?とプロカメラマンに聞きたいところ。て言うか、そもそもこの町を撮ろうという気持ちになるプロカメラマンはいないだろう。

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 仕方ないので、満月の晩に撮ってみました(狙ったわけではなく、たまたまこの夜に豊橋にいた)。面倒くさいので滅多に使わない三脚までひっぱり出してきて。まあ、結局たいした写真は撮れなかったが…。
 本誌巻末の「街頭録音」に書きましたが、写真に小さく写っているここの交差点表示板、ローマ字表記で「Tenmacho」となっています。正確には「Denmacho」と濁るのだが、国交省の担当者がミスったらしい。いつもなら「お役所が何をやっとんじゃ」と厳しく突っ込むところですが、本来「伝馬」は濁らないのが正しく、ワードでも「てんま」では変換されますが「でんま」だと変換されません。つまり、そもそもは豊橋の伝馬がおかしいのである!
 どうしてこうなったのかは資料も伝承もないので永遠の謎ですが、僕は次のように推測します。ここは昭和15年に瓦町字伝馬から単独で伝馬町に「昇格」しており、公示にあたって読みを付すことになったのだが、吉田宿には江戸時代以来の地名「上伝馬(Kami-Denma)」があり(頭に上や大などの語がつくと濁るのが通例)、それに引っ張られた無知な役人が間違えて「Denma」にしちゃった…のではないかと。

141002-3.jpg「どうでもいいですよ、おとうさん」
(父に付き合って上伝馬を歩く3歳児)

 う~ん、どうでもいい。
(まさ)

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東三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)
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