もと野村

2014年05月18日
 落語に「元犬」というのがあります。白犬が八幡様に願掛けしたら人間になったという噺。「もと野村」はそれをベースにした改作で、野村カントクがサッチーから逃がれたいと八幡様に願掛けしたら犬になり、自由を謳歌しているところイケヤマというチンピラにつかまってペット屋に売り飛ばされ、ペットショップでサッチーに見初められて結局飼われることになってしまうというストーリー。
 何の話かというと千葉ネタの続きで、前々回にアップした旧印旛村のタヌキのいる無名寺あたりから坂を下ってゆくと、広大な田園地帯に出ました。印旛村とともに印西市に合併された旧本埜村です。「もとのむら」です。
 ここがまた実に美しいところだった。

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 あまりに美しいもんで、千葉滞在の最終日に早起きして、もう一度行ってしまったくらい。

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 うーむ、美しさが僕の写真では伝わらないのが惜しいところ。これだけの農村景観なら「日本の美田風景百選」に選ばれていてもおかしくない(そんな百選はありません)。
 旧本埜村は大雑把にいうと、丘に近いところには民家が集まる普通の集落があり、印旛沼を干拓した平地には散居村状の集落があるという二層構造になっています。散居村といえば砺波平野(富山)や出雲平野(島根)が有名ですが、本埜はそれらほどの面積はないものの、なかなか見事です。関東ではもしかしたら知られた存在なのかもしれないけれど、本埜なんて今までぜんぜん名前を聞いたことがなかった。

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 本埜の散居村エリアで驚いたのが、水田の中に浮かぶ島のような墓地。これなんか畦道を通ってお参りに行くしかない。

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 こちらの墓には水田の中に「参道」が作られていました。三河でいえば蒲郡の竹島橋みたいなもんですね。その背後に見える島みたいな森も、水田の中に点々とあります。ジブリアニメのようにタヌキが住んでいそうだ。
 それにしても、沼に雑木林に水田と、印西市の農村は侮れない!稲穂が実る時期にまた来たいものです。
 なお、冒頭の「もと野村」という落語はわたくしのデッチあげです。
(まさ)
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