鋸&HINOMI

2014年04月22日
 話は寒い時期にさかのぼりますが1月下旬、木曽川沿川の某ローカル媒体の取材で、久しぶりに一宮(旧木曽川町)の玉ノ井あたりを徘徊してきてました。玉ノ井から奥町、起にかけては「のこぎり屋根の織物工場」の密集地帯で、その見物です。
 地元の研究グループが調査したところ、繊維の町として栄えた一宮にはのこぎり屋根の工場が3千以上残っており、市町村別ではおそらく日本一の数だとか。数も凄いけど、それを全部調査するのも凄い。
 2年前に尾西歴史民俗資料館で開催された企画展のパンフによると、この地域では大正初期ぐらいから建設され始めたという。減少しているとはいえまだ3千もあるのは、貴重なのかどうなのか…。でも、今後どんどん減ってゆくのは間違いなので、普通に存在する状況を押さえておくなら今がベストでしょう。

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 玉ノ井の「のこぎり屋根のある代表的な風景」はおそらくここ。木曽川玉井郵便局脇から北に続く小道。右に木造工場、左に銭湯、そして奥には例よってHINOMIが!マニアにはたまらない強力3点セットだ。

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 このすぐ東には、手前の建物が撤去されて更地になったおかげで側面からキレイに撮れるようになった工場もあります。鋸の歯の数も手ごろ(?)で、実に美しい。

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 玉ノ井駅のすぐ西側にもこんな細道が。シブい、シブすぎる!

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 ところで、のこぎり屋根工場の窓がいまひとつ美しく撮れないなあ、と前から思っていたのだが、同行してもらった研究者の解説でその理由がわかった。ほぼすべての工場の窓は北を向いているため、逆光状態でしか撮れないのである。これは、変化の少ない光を工場内に入れて布の色などを見るためと、直射日光による製品の色焼けを防ぐため、とのこと。
(まさ)
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尾張雑 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
No title
失礼しました。
去年の大足の祭りの記事に、私、コメントしてましたねー。
老人力が増して次々と忘れていく毎日です。
コレももしかしたらコメントしてるかも知れませんが、、。
一宮の消防署で火の見櫓の情報を聞きに行った時に、元の消防署長が写真を
撮っていたと聞き、訪ねていきました。
この人(佐藤氏)の火の見の写真の膨大な量に驚いたんですが、尾西・一宮の「のこぎり屋根工場」はすべて撮影されたようで、これにも驚いちゃいました。
考えてみれば消防署員は一日おきに休みがあるわけでこういう調査・撮影にはピッタリなんでしょうね。

写真はすべてモノクロで、資料写真としては一級品じゃないかというのを思ったものでした。
私のやってることはまだ生ぬるいなー、、と。


私のサイトで消防車のミニカー展に行った時の記事があります。

http://homepage2.nifty.com/kotenma/minikaaten.htm
No title
いやー、もはや偉人の域ですね。すばらしすぎる。

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