あの月に手が届けば

 日曜、友人のカメラマンNさんの母君の在所だとかいう、旧佐久間町相月というところに行ってきました。何しに?例によって火の見櫓を探しにっすよ!
 相月は飯田線の駅もあるので、北遠奥地の小集落にしては割と名が知れていると思います。ただし、駅から集落の中心までは山を巻くように歩いて20分ほどかかり、電車に乗っていては見えません。知らない人はヤフーの地図で調べてください。どうでもいいですが相月駅は待合室の横幅がなぜか広くて、二人連れで駅ネしやすいところです。カップル野宿にオススメ!(誰がそんなことやるんだ)
 相月の特徴は、独特な地形にあります。山奥は山奥なんだけど、擂鉢の底から中腹にかけて家と茶畑が広がっている感じで、あまりほかにはない雰囲気。閉ざされてるんだけど開けてる、みたいな。上から降り注ぐ太陽の光がじわじわと底から溜まってゆく、みたいな。まったく意味がわからんけど。
 なお伝承も残ってないし地名と月とは特に関係ないみたいです。タイトルと本文もまったく関係ないです。
 
 相月の戸数はたぶん30軒ほど。そんなところに火の見櫓があるのか!?できればあってほしくない(最近はかなり食傷気味で、ないとホッとする始末)と思いつつ山を巻いて車で登ってゆくと…

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 いや~ん、あるじゃないの。これまで相月には3回ほど来ているのに、一度たりとも存在に気付かなかった。しかも形がまた妙ちきりん。相当数見て回ってるけど、これはかなりイレギュラーな部類です。登ったところでどんだけ見えるというのか。
 そこらへんを歩いていた爺さんを捕まえて聞いたら、「もうずいぶん前からあるねえ。そう、10年は経ってるね」。僕の予想では、最低でも40年は経ってるはずなんだが…。年寄りの話は面白いけど、時間と距離の感覚だけはほとんど当てにならないので、フィールドワークの際には注意が必要です。
 火の見の後ろに建ってるのはこれ。

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 公民館ですが、元は小学校の校舎だったもの(先の爺さん談)。つまりここは、小学校の跡地を公民館と消防器具庫に転用したわけです。
 火の見の横から擂鉢の上へと続く道をぐんぐん登ってゆくと、やがて山の上に開かれた集落に出ます。そこの名は「小相月」。英語にすればリトル相月。山の上には、楽園のように茶畑が広がっていました。楽園といっても道はここで行き止まりなんだけど。

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 爺さんによると、ここにも小型の火の見櫓、というか半鐘をぶら下げただけの台があるそうで、いい加減にしてくれと思ったんだけど、それらしきものは見つからず。犬も吼えて鬱陶しいし、面倒くさいからまあいいわ、とちゃんと探さずに下山しました。
 いやホント、相月はいいところです。
(まさ)
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コメント

にしやん

相月
相月の親戚のおじさん夫婦に、『相月駅は野宿にむいている』と言っていたと話したら、2人とも首をかしげていました。不思議な人がいるんだね~と(笑)。今度、行かれる時は彼らに連絡してくださいませ!

まさ

 そのおじさん夫婦に取材したい!載せられる媒体は未定ですけど…。
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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活動拠点…西三河・知立市
まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身

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