大葉のゆくえ

2013年12月28日
 また間に挟まりましたが、もういっちょ「そう41号」の連動ネタ。
 創刊号から10年間「わが町の小学校」という企画を受け持ってきましたが(→●□)、前号で区切りということにしまして、今号から新しい企画を始めました。「三遠南信の特産品や三遠南信発祥のモノが、他の地域でどう扱われているか?」というのがテーマです。分かりにくい?
 1回目は「シソ巻き」を取り上げました。これです。

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 味を整えた味噌を大葉(青シソ)で巻いて揚げた、惣菜です。
 これを特産としている地域が全国に2か所あります。それは、浜松と東北中部。愛知県でも総菜コーナーに何食わぬ顔で置いてあるスーパーがあるので、どこかの特産とはたぶん認識されていないのではないでしょうか。
 なぜ、かけ離れた二つの地域の特産になっているのか。そして、東三河を代表する農作物である大葉を使っている東北のメーカーはあるのか。この二つを探るべく、浜松、山形、宮城をめぐる旅に出たのであった!このブログで9月にとつぜん東北旅行の話を書いたのは(→●□)、シソ巻きの調査が目的だったのです。
 このネタは、現在発売中の41号と3月上旬発売の42号の2回続きモノになっていますので、興味のある方は買って読んでくださいませ。

 いろいろ調べたところ、山形県最上町にある「三和食品」というメーカーが、主に山形県内のスーパー向けにシソ巻き用として、東三河産大葉を通年仕入れていることが判明。そんなわけで夜行バスで仙台まで行き、レンタカーを借りて車を走らせること2時間、やって来ました最上町。

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 のどかな盆地の中にたたずむ三和食品。山形では惣菜メーカーの大手です。

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 荷物の発着スペースに行くと、大葉がどっさり入った東三河温室農協の箱が!大葉もわたくしも、よくもまあはるばる山形まで来たもんだ。ただし、東北の全てのシソ巻きメーカーが東三河産を使っているわけではありません。

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 手作業で巻いて、揚げる。
 浜松と東北の違いは、味噌の中につなぎにとして小麦粉を混ぜること。そして、東北の方が一回り大ぶりであること(小ぶりなものを作るメーカーもある)。また、浜松のものはご飯とセットにするのがベストですが、こちらでは単独で食べたほうがいい。大葉のパリパリ感と味噌タネの弾力が素晴らしく、やみつきになりますよこれは。
 山形の最上地方からから宮城の南三陸まで回って調査したところ、浜松よりも東北中部のほうがポピュラーなようです。新庄のスーパーでは、最上エリアの小さいメーカ、個人商店、農協婦人部的なグループが手掛けたシソ巻だけでワンコーナー儲けられていたほど。地元では、買うものではなく自宅で作るものという感覚の人も多いようです。南三陸の復興商店街の店の人は「ウチで自宅用に作るのは平ぺったいよ」と言っていた。何それ!?
 シソ巻き調査は今後も継続…したいなあ。
(まさ)
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