名古屋式公衆便所

2013年08月18日
 昨日の続きで南区南部のはなし。
 天白川下流右岸は、地形にメリハリがなく、区画は整然としており、ダラダラと民家・アパート・小工場が広がっている地域です。柴田あたりの国道247沿いはそれなりに賑々しい風情であるものの、ちょいと奥に入れば実にこう、なんというか、気だるい空気が漂っております。例えばこんな風景が典型。

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 県営鳴浜住宅の西あたり。こういうのぺーっとした地域は、クソ暑い真夏に半分朦朧としながら徘徊するのが最適ではなかろうか。面白みのなさに味わい深さを見出せるのが、叙情都市名古屋の奥行きの深さなのである(朦朧としすぎて何を言っているのかよくわからない)。
 それはさておき、柴田駅の北西にある元柴田公園でこのようなものを発見。

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 実に素晴らしいデザインの公衆便所!まるでビスコだ。

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 壁面はモザイクタイルで埋め尽くされており、これがまた美しい。これならば近所のガキが野球のボールをぶつけて遊んだりはしないだろう。
 気を入れてチェックしていないので確かなことは言えませんが他の公園でも同じ形状の公衆便所を見かけたことがあるので、昭和40~50年代に公園関係の部署が発注して名古屋市内の広範囲に設置されたのではないかと推察されます。

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(2013.02.08撮影)

 これは名駅の西にある則武公園の公衆便所。元柴田とは異なるモザイクタイルが使用されております。
 前に常滑で聞いた話だと、このようなモザイクタイルは昭和30年代以降にタイルメーカーがさまざまなデザインや種類(四角、丸、石風のもの、溝の入ったものなど)を売り出すようになり、多様なパターンの貼り方見本を用意し、発注者にプレゼンしたそうな。
 暑さに朦朧としているので、つい市内の小公園を片っ端から回って公衆便所だけをチェックしてしまいしそうになりますな。
(まさ)
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