あの町この町

2013年06月10日
 最近、B級グルメ、自治体キャラからナチュラル女子系マーケットに至るまで「町おこし的」なものにどうも食傷気味である。仕事柄、接する機会が多いのも飽きている原因かもしれないけど、そういうものの勃興期に感じていた地方への期待感(僕の)は確実に薄まっており、どの町のどんな動きを見ても「またか」という感じ。
 NHK連ドラの「あまちゃん」は面白いので毎日見ているけど、その面白さは「町おこし的」なものが醸し出す独特の滑稽さと不可分で、地方在住者として笑って見ている場合だろうかと考えさせられつつ、どうしても笑ってしまう。今日のユイちゃんのセリフ「町おこしってそんなに大事なんですか」には笑った…じゃない、考えさせられた。
 最近ここに書く内容がどうもアイロニカルすぎていかんなと思っているのですが、仕事の文章では地域のいいところ、面白い部分をどうやって引き出すか(時に無理矢理)ということを普段考えすぎており、その反動かもしれません。

 ところで最近、外国のマイナーな町を描写した箇所が多い本を立て続けに4冊読んだ。そのうちの1冊「世界しあわせ紀行」(エリック・ワイナー/早川書房)は、アメリカ人の筆者が幸せな国を探し求めて世界中をめぐるという珍紀行文で、オススメ。
 ここに登場するロンドン郊外のスラウという町の表現が面白かった。

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スラウはヒースロー空港の数キロ西に位置する。ワンントン・ペルトウェイのロンドン版であるM25モーターウェイのすぐ外側にある。そのためスラウの町は、人が少なく閑散としている。ロンドンの一部でもなければ、そこから完全に離れているわけでもない。あまり住みたいと思うような町ではない。離婚手続き中の人が元の住まいについて語るときのような、不幸な印象を与える町だ。
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 すごい言い草だねどうも。名古屋近郊のいくつかの町が思わず頭に浮かんでくるなあ。例えば…うーむ、いかん。
(まさ) 
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Comment
No title
イギリス在住の友人(女性)と話していると、イギリス人男性と結婚しているせいでもないのでしょうが、英国シニカルに慣れ親しみすぎて、こちらの日本語文脈がまったく通じなくなってきて、お互いに常にアイロニカルな話をせねば気が済まない状態になっています。離婚中の云々は、言い得て妙ですが、二度と思い出したくない街…とは、結局失敗した自分の過去を見せつけられるようでつらいのだと思うのですが、口の端っこでヒヒヒと笑ってみせるんでしょうね。英国病…やがて日本にも本格的に染みとおるのか?無理でしょうねww ちなみに友人のその女性は、つい先ごろ、英国人の夫との離婚が成立しました。合掌

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