春日なるHINOMI

2013年03月13日
 毎号制作に参加している春夏秋冬叢書(豊橋市)の季刊誌「そう」38号が発売中です。

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 創刊10周年イヤー第2弾の今回のキーワードは「春」。わたくし(まさ)はいつもと同じ地名探訪&小学校連載に加え、春の飯田線の旅というテーマで1本。嫁(まり)は「春の体験」ということで天竜区熊でのたけのこ掘り体験を担当しました。三遠南信エリア以外でも、ちくさ正文館本支店、名古屋タカシマヤ三省堂、カルコス各店などで販売されていますんで、お買い求めください。
 ちなみに表紙はこの時のものです(→●□)。

 今回の地名探訪は三遠を代表する春地名、春野です。昨年11月下旬に撮りに行った、春埜山から見た雲海の写真(→●□)は見事にボツとなりました。嗚呼。
 春野以外で「春」がつく地名というと、豊橋と浜松にそれぞれ春日町があります。どちらも比較的新しい町。春日神社が由来のように思えますがなんの関係もなく、春の好イメージから命名されたらしい。
 両春日とも本編ではなく脚注で「その他の春地名」と題して150文字くらいで紹介しています。話が広がれば大きく取り上げたいところだけど、どちらも面積は狭いし、歴史的にも1000文字で書くほどの面白いネタはない。
 締め切り間際、とりあえず写真を撮りに豊橋の春日町に行ってみました。

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 豊橋三ノ輪郵便局のすぐ北にある、春日公園あたり。うーむ、豊橋っぽい風情のところだねえ。どこが豊橋っぽいのかと聞かれると困るが。平成18年に発行された「校区のあゆみ 豊」によると、春日町一帯はかつて「向郷」と呼ばれ、痩せた畑地やただの荒地が広がっていたのだが、昭和30年代に区画整理を行って住宅地になったとのこと。
 この公園の中に、春日町の成立を記念して建造されたブツがあった。

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 昭和39年に建造されたミニステージだ!なんじゃそりゃ!とツッコミを入れたくなるところですが、正面には「向郷土地区画整理事業完工記念」と刻まれたプレート、サイドには組合員の名前を刻んだプレートが取り付けられており、立派にモニュメントの役割も果たしております。

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 背面には、竿を立てるためのものと思われる鉄のリングが。紅白の緞帳でも張って、ステージで演芸会でも行ったんでしょうか…。
 これ以外に撮るもんねえなあと思ってこの日は去ったのですが、後日、上記の「校区のあゆみ 豊」を読んでたら、学校校舎を転用した木造公民館と半鐘があるとの記述を発見。これは不覚だった。
 そこで今日、豊橋に行ったついでに春日町を再訪してきました。春日公園よりちょい北の道を少し入ると、そこには登録文化財級の公民館と、例によってHINOMIが!

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 昭和36年に小沢小学校(豊橋南部の国道42号沿いにある、ナシの皮むき大会で知られる学校)の校舎を移設したものだそうで、瓦に「學」の文字が見えます。半鐘台も同時期の建造でしょう。しかし、これだけ回って東三河に見落としていたHINOMIがあるとは、まだまだ甘い…。
(まさ)
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東三河雑 | Comments(6) | Trackback(0)
Comment
すごいですね^^;
春日町の公民館は、以前よく行きました。
知多の学校から移築したって聞いてましたが、小沢小学校だったんですね(笑)

今日知り合いが八通町公民館で「學」瓦を見つけました。あれはさすがに羽根井小学校からいただいたのでしょうね。
それにしても春日町まで入り込むとは、恐るべし!(笑)
No title
チョー地味な春日町なんぞに僕のようなマニアの興をそそるブツが二つもあったのには、さすがに驚きました。
八町通公民館、行かねば…。
北春日公園
古い記事にコメントしますw
春日町内に北春日公園っちゅうんがあります。
妻が手筒をあげる公園なんですが、地図を見たら道路が巴(っていうのかな)になってます。何かの意図か、偶然か、大変気になります。
No title
昭和30年代の区画整理事業のときに関係部署の担当者が人為的に引いたラインだと思います。当時の都市計画業界の流行だったのか、あるいは単なる思いつきか…。
No title
思いつき!w
もしそうであれば、本人の中では何か実験的な考えがあったのでしょうかねえ。
もともと東西の通りは抜けていたのを切ってしまったみたいですもの。

しかし豊橋市の都市計画自体、思いつき?w
No title
いやいや、思い付きかどうかは知りませんよ。当時の最先端の都市工学に基づいた高度な街路なのかもしれませんし…。そんなことはないか。

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