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現代建築と赤ちゃん

 先日ウチの1歳児を連れて、豊田市西部の田町(小清水小学校の校区)にある「逢妻交流館」というところに行ってきました。何かの交流会等に参加したとかではなく、今をときめく有名建築家がデザインしたというこの建物を、一度見てみたかったからです。
 1年半ほど前の「カーサブルータス」の記事によると、逢妻交流館の設計者は妹島和世という方。代表作は、西沢立衛という方と共同の「SANAA」名義による金沢21世紀美術館。ほかにも国内外でカッコいい建物をバンバン建てておられるらしい。さすがハイレベルの美術館を持っている豊田市、すごい人を引っ張ってきますね。
 ちなみに豊田市の“交流館”とは、市のHPによると「貸し部屋や講座の実施、図書の貸出をはじめとして、学習・交流・活動・行政情報の提供など、みなさんの生涯学習の支援を行っています」とのこと。支所や公民館とは性格を異にするよりカルチャー色の高い施設のようで、中学校区単位で27もあるそうな。さすが金持ってる豊田市、ハコモノの発想が違いますね。
 そんなわけでやって来ました逢妻交流館。

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 おお、こりゃまたアートな感じの公共施設ではないか。見た瞬間に思い浮かんだ言葉は「鄙には稀な」。市街中心部でも新興地域でもない、従来型農村をベースとする地味な住宅地にこの建物とは、なんと思い切ったことか。
 地域の中でここだけ明らかに異質なんだけれど、建物が洗練されているので気持ち悪い景観に陥っていないところは、さすが世界的建築家の仕事というべきでしょうか。
 まあ、でも、豊田市の行政がこれまで景観について何かを考えてきたとは思えないし、単に建築家の趣味全開(あるいは試作?)なだけ、と思えなくも…。
 
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 3階に登ってみたら展望台のようだった。このフォルムに丘陵と田園の風景。なんかよくわからないけどすごい。この風景を大きく見せようと思ってのデザインだったら素晴らしい。あとは宅地開発がこれ以上進まなければよいけれど。

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 3Fからだと柵越しになってしまうので、駐車場から田園を撮影。シブい、シブすぎる!次回は天気がいいときに再訪して、田園から交流館を眺めてみようと思います。
 

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 当然ながら1歳児は建築物にはまったく興味がなく、1Fの乳幼児スペースで楽しそうに遊ぶのみであった。建物に合わせて棚もカーブしています(これも建築家のデザインか?)。スクエアなところよりもほわっとして雰囲気はいいんだけど、かなり狭いので、男親としては子連れ奥さんとのバッティングは避けたいところ。
(まさ)
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コメント

nao

No title
最近は、こういう雛に出現したモダニズムを追う仕事ですか? SANAAは、国内でというよりも海外で注目されているから、逆輸入かな。でも、豊田市の行政が、それを見つけて引っ張ってくるのが凄いですね。そういうカルチャーに民意というか民心がついていけてないのが残念のような気がします。でも、豊田市でないと見られない景観ですよ、これは。行ってみようっと。

まさ

No title
完全に趣味です。逢妻交流館の難点を挙げれば、図書室の本棚が扇子状に配置されており、要の側が狭いこと。トイレも狭くて、ベビーカーだと非常に入りづらいこと。この2点は建物の形が災いしてます。

nao

No title
子ども視点、親子連れ視点というのは、とても大事ですね。その人の立場に立たないと見えてきませんね。勉強になります。

まさ

No title
最近は、オムツ替えベッドが女性用トイレにしかないことが多すぎる状況にイライラします。公共施設でもない場合が大すぎ。その点、新しいショッピングモールは男親に優しい…。
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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