鼻とゆめ

2012年05月21日
 先月、知多半島の一部エリアで配布されている某月刊広報誌の仕事で(無署名原稿なので媒体名は出しませんが)、知多半島の岬・崎・鼻めぐりをしてきました。
 知多半島の岬というと羽豆岬(→●□)にとどめを刺すわけですが、国土地理院の地形図にはこれ以外に、海田鼻、鳶ヶ崎、長谷崎の3つが記載されています。あともうひとつ、埋め立てで消滅し地形図からも削除された「林崎」というのが師崎の東にありました。
 今回は、名所でもなんでもないこれらをフラフラ見に行こうというのが趣旨。マイナー嗜好にもほどがあるというか、われながら思い切った企画です。なお、岬・崎・鼻はどれも「陸地が海に突き出たところ」を意味し、名称による格差はないらしい。

 そのひとつ、南知多町大井の海田鼻(←クリックで場所が出ます)は、河和方面から国道247号を南下し、南知多病院をすぎた先で水田の中を1キロほど一直線に進む区間のあたりにあります。眺めの素晴らしい知多半島南部の国道247号でも、爽快さでは一、二を争うところ。とりわけ、田んぼに水が張られたこの時期がベスト。

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(2008.05.27撮影)

 どーん。

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(2008.05.27撮影)

 どどーん。って、2枚も出すほどのもんじゃないか。
 たいていこの眺めだけで満足するので、田んぼの向こうにある海田鼻じたいには行ったことがない。そこで、この機会に行ってみることにしました。

120521-1.jpg

 どーん。って、どこが鼻やねん!
 昔はもっと尖ってたとか?干潮になると鼻が現れるとか?そもそもなんで地形図に載せたのか?謎である。
 さほど気分は盛り上がりませんが、暇で何もやることがない人や地形図マニアは、ぜひ行ってみてくださいませ(なぜ勧める)。
(まさ)
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知多雑 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
No title
たしかに、最近、どーん、ばーん、といった効果音が随所に登場して、気炎を吐いておられるようすが手に取るようにわかりますが、2008年早朝のあのときの撮影は素晴らしかった。島にも渡った日でしたよね。どどーん!
南知多病院が出たついでに、ふと思い出したのが、悲惨小説と呼ばれる深刻なドラマを描く作家・広津柳浪の息子の広津和郎が、その父との交流を描いた小説。結核療養で師崎の病院に入院させた父を見舞いながら小説を書きつつ、知多の風光のなかに父への思いをつづった超短編『崖』(大正6年作)と、不埒な恋愛の苦悩を父に打ち明ける短編『師崎行』(大正5年作)…。なんとも、今読むと、生真面目な大正青年の青臭い私小説のように思えてしまいますが、こういう真摯な語りがなくなった現在の小説界においては、貴重な書きっぷりではないでしょうか?
いずれ、貴兄の腕で、文学作品に用いられた知多半島の風光…などとして、この現在もある病院と、そこから眺めた羽豆岬との風光の違いや、まだ半島西部へは造られていなかった海岸道路のことなどを、描いてもらいたいものです。南知多病院はまた、違う施設ですが、師崎のサナトリウムという設定で『崖』に登場する病院は、今も高台に建っているようです。筑摩書房から出た1977年の文学全集に収録されています。それにしても、後世にはあまり残りようがない作家ですが…
No title
師崎の結核療養所の小説はシブくて面白そうですね。今度貸してください。
追伸 気炎を吐いているのではなく、単に表現力が劣化しているだけです…。

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