伊勢湾岸道における公団フォントの件

2012年05月03日
 昨日の昼頃、TBSの「Nスタ」のディレクターという方からいきなり電話がありました。なんでも、ずいぶん昔に書いた「高速日和」というサイトのコラム(第6回第7回第8回)をご覧になられ「番組で標識を紹介するコーナーを作るので、ここに出ている画像を何点か借りたい」とのこと。笠松競馬場前の堤防道路で見られる「馬横断中」の標識とか。
 すごいのは、昼に電話もらって放映がなんとその日の夕方!テレビの締め切りのタイトさに唖然。たまたま地元にいたので画像を送れたからよかったけど、僕がつかまらなかったらどうしたんだろう(まあ、標識の写真なんざなんとでもなるか)。

 で、ディレクターさんから聞いた企画概要は「高速道路の識別しづらい標識を検証する」とかいうもので、その話のマクラに珍標識を使いたい…とかなんとか。見てないので、どんな番組だったかわかりませんが。
 高速道路の識別しづらい標識と聞いて東海圏内でまず思い浮かんだのが、東名下り線・豊田JCT手前にあるヤツ。ジャンクションでどの道を選択するとどこへ行けるかを図示したものなのだが、東名・名神・伊勢湾岸・東海環状・名古屋高速が複雑に絡み合い、どこがどこやらさっぱりわからないシロモノ。同じようなものを、たしか中央道下り線・小牧JCT手前でも見た記憶があります。
 高速道路の超ヘビーユーザーの僕ですら「どこ走ればいいんじゃい!」と思うくらいだから、高速走行しながらあれを見て、どう走ればいいのか一瞬で判断できるドライバーなんてまずいないんじゃないだろうか。あれを掲げたネクスコ担当者の感覚を疑わざるをえない。
 さすがにあの道を走行中に写真は撮れないのでどんなものかここに出すことができませんが、読者の方でもし走られる人がいたら、ぜひチェックして混乱に陥ってみてください。

 そんな高速道路の標識といえば、昨年春の名二環開通の少し前から、新しい書体の高速標識が登場してきました。
 従来は俗に「公団フォント」と呼ばれ、旧公団→JH→ネクスコ各社が独自に作成した書体だったのですが、これから設置・取り替えされる際には、日本語は「ヒラギノ」、英字は「Vialog」、数字は「Frutiger」という書体になったのです。
 公団フォントは、そのあまりの味わい深さが一部マニアにとってはたまらなく、僕もその一部マニアで小学生の時から大好きだったもんですから、新書体の導入は実に残念。「鳳来峡」や「浜松いなさ」を公団フォントで見たかったよ…。
 ただ、公団フォントは「手づくり」の文字なので、なんの事情かわからないけれど、たまにイレギュラーが登場したりします。下はウチの近所の国道155号で見られる標識。違いがわかるでしょうか。

120503-3.jpg (鳥居3丁目)

120503-4.jpg (宝3丁目)

 実は「湾」の字が違うのです。

120503-1.jpg 120503-2.jpg

 特に「弓」の部分の差異が一目瞭然!右は本来の公団ゴシックと呼べる書体。左は推測ですが、既存のフォントを微妙に加工したんじゃないかと思われます。「伊勢湾岸道」と文字を並べてみると違和感アリアリで気持ち悪い。違和感あるでしょ?ない?あと「岸」の字は、両方とも既存のフォントくさいぞ。
 やるなら徹底して文字を作らんかい!と言いたいところだけど、おそらくこういううるさいことを言ってくるヤツがいるもんで、ネクスコも書体変更に踏み切ったんでしょうなあ…。

120503-5.jpg

 そんなどうでもいい話ばかりではなんなので、ハイウェイオアシス刈谷の観覧車から見た風景でも(そんな風景もどうでもいいが)。豊明インター方面を見ております。蛇行が見事。

120503-6.jpg

 アンパンマンとともに空中散歩を楽しむ1歳児。初観覧車です。
(まさ)
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西三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)
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