忠魂オンザヒル

2012年03月20日
 前回に引き続き「知多半島の昭和」(樹林舎)プロモーションシリーズ。

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 4年間で知多半島はずいぶんきめ細かく回ったつもりですが、それでも今回の取材で初めて足を踏み入れた場所もいくつかあります。
 常滑に住んでいらっしゃる方から「この写真は使えないだろうか」と連絡があり行って見せてもらうと、どこかの高台から撮影された常滑全景の写真でした。昭和37年に御本人が撮られたものです。

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 これがその一部分。もとは5枚をくっつけてパノラマにした写真で、本書のP102-103に全てを収録しているので、見たい人は買ってくださいませ。
 常滑にこんなふうに町を見渡せる場所があったっけ?と思って聞いてみると、連れてってくるというのでついて行きました。その場所はINAXライブミュージアムのすぐ南東、統合移転した旧常滑高校のすぐ裏側の山にある「忠魂碑」。地名は白山ですが、地元民はただ「忠魂碑」と呼んでいるそうな。

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 これがその忠魂碑。めちゃくちゃ立派な石垣と石柵が設えられ、その中央にどかーんと立派なザ・忠魂碑が!
 横には日露の忠魂碑や知多郡長殉難碑なるものも建っており、なかなか立派な「忠魂庭」です。建立・整備は昭和11年。碑に使った石を運搬している写真も出てきたので、本書のP47に載せております。
 忠魂碑から上の古写真と同じように眺めると、なかなか渋い眺望が。

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 いや~、絶景…とはいいがたいな。古写真では製陶工場からの煙がモクモクでしたが、今はさっぱりしたもんです。
 でも、こういうシンボリックな施設はこういう見晴らしのいい場所がいいというので、昔の人はここに忠魂碑を建てたのでしょう。

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 古写真で右端に見える陶製の狛犬も健在。祠もないのに狛犬が必要なのかどうかよくわかりませんが…。
 地元民でも知る人が少ないんじゃないかと思われるこの場所、忠魂碑マニアやヒマでしょうがないという人は、ぜひ一度足をお運びください。ただ、ここへ行くには旧常滑高校の敷地に入るか、南側の藪を分け入らないとならないので、簡単に行けるかどうか…。


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 ちなみにこの写真を見せてくれたMさんは、すごい技術を持った常滑焼の伝統工芸士だった。

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 こっちでもいつか取材させてもらいたいと思います。
(まさ)
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知多雑 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
ここ行ってみたいと思い、会社の常滑高校出身の女性に聞いたところ
学校のヤンキーたちが授業をサボってたむろする所だったとか。
ここでタバコとか吸ってたんだって。

>敷地に入るか、南側の藪を分け入らないとならない
敷地には普通に入れないのかな?
藪に入るなら今ですね。暖かくなるといろいろな虫とかも出ると思いますし、草が・・・
No title
はっはっは。ここでヤキ入れたりもしてそうですね、
藪はたいしたことないので楽勝だと思いますが、道がわかりにくいかも。高校跡はなにかに使われているので、門はあいていることが多いような気がしますが…。

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