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新所村の秋/狂乱の宴編

 10月は仕事の関係で遠州強化月間になっております。昨日は、湖西市新所の女河八幡宮の祭礼を取材(ただの見物)に行ってきました。
 新所は浜名湖の西岸に面したそこそこの規模の集落で、昭和の大合併までは「浜名郡新所村」でした。場所は、JR東海道線の新所原駅から東へまっすぐ車で10分ほどのところ。普段はさざなみ打ち寄せるのどかで静かな集落なんですが、さすが荒っぽい遠州の村というか、祭りは凄いことになってた。
 女河八幡宮の祭礼は、土曜が宵祭、日曜が本祭。土曜は夕方から、地区にある6つの屋台が揃って宮入りし、順番に太鼓の演奏を奉納。日曜は境内で流鏑馬神事などが行われます。旧浜名郡新所村とは言っても湖西市の一地区にすぎないのでさほどのものではないと思っていたのだが全然そんなことはなく、祭りの参加者はかなりの人。しかも20~30代の若者が中心で、異様なハイテンション。ここってこんなに若者がいたのか!そして当然ながら、屋台が神社に向けて出発する時点ですでにほぼ全員が酔っ払っています。

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 まず凄かったのは、神社へ向かいながら演奏される大太鼓。屋台に積んだ大太鼓を、これでもかと打ち鳴らす。「祭りビート」とでもいうようなアップテンポの曲で、笛に合わせて打つわ打つわ。すげえ迫力、いや、かなりのムチャ打ち!情緒もへったくれもない!
 また驚愕なのが、屋台の前面です。

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 どんだけ~、って、こっちが言いたいわ!ここでは6台全ての屋台の正面に、まるで学園祭のときにつくるような手作りカンバンを取り付け、参加者の一部は仮装、つまりIKKOの格好した人も随行する。他の屋台では、にしおかすみこや亀田興毅やドラえもんの格好をした人がいました。そしてその人たちも大太鼓を打つ!打ちまくる!

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 こっちはドラえもん。ちなみにこの正面のボードは裏側にも異なる絵が描かれており、2日目の本祭りでは別バージョンの絵&仮装が見られるという趣向です。趣向っつーか…。
 1.5キロほどの道のりを2時間近くかけて打ちまくりながら進み、神社に到着する頃には日もとっぷり暮れています。そして境内に勢ぞろいした6台の屋台が、それぞれ好きに打つ、打ちまくる!いつもは静かな集落に眠るマグマが一気に噴き出した!まさに狂乱の宴!

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 いやもう唖然…。これぞまさに遠州ヤンキー文化の本流!
 この後、仕切り人の合図で狂乱の一幕が落ち着き、順番に奉納するのだが、こちらは一転してゆったりしたリズムの、神事的な曲。動と静のギャップもまた凄い。

 祭りというと大量の中高年アマチュアカメラマンがつきものだけど、この宵祭で写真を撮ってたヨソ者は僕だけでした。確かに絵や仮装やノリはヨソ物の興をそそらない。しかし、地元のみでここまで盛り上がるこれこそが本来の祭りの姿なわけで、逆に新鮮な感じ。遠州の平野部には地域文化を担う若者が大勢いて、大変よいことだと思います。北遠や奥三河の人にしてみたら非常に羨ましかろう。
 まあでも、こういうノリについていけない地元民もいるでしょうね。僕も地元だったらついていけない…かも。
(まさ)
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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