FC2ブログ

恋のセンチメンタルシティ0010

 またまた「叙情都市名古屋(→●□)」のボツネタシリーズ。
 坂のある町と言えば、名東区の高針にも坂がありました。

120306-1.jpg
     坂道よりも閑所が好物と思われる木村氏↑       (2010.11.24撮影。以下同じ)

 なんというか、その、シブい…ですかね。
 名東区の区域はほぼ旧愛知郡猪高村ですが、区内で唯一どころか市内で唯一、昔の農村集落の風情を残しているのがこの高針。逆さにいえばバリタカ(意味なし)。
 地図を見れば、高針2・4・5丁目のあたりだけ細い道がぐねぐね入り組んでいるので一目瞭然です。昭和初期の地形図では、高針どころか猪高村全体が森か原野。その中に小集落が点在しており、同じ地域とはとても思えません。母さん、僕のあの森、どうなったんでしょうね(これも意味なし)。

 120306-2.jpg

 この坂あたりなんか名古屋市内とは思えない風情。ただ「叙情」ある「都市」というには微妙というかなんというか、結局、高針で撮影した写真は一枚も使いませんでした。高針のみなさん、どうもすいません。個人的には好きなんですけどね。
 高針では蓮教寺と牟山神社へ行き、さらに「高帝龍王神」なる小さい社?祠?にも参ってみました。

120306-3.jpg

 なかなか評価のしづらい雰囲気を漂わせる参道入口。庭の一部のようにも見えます。

120306-7.jpg

 鳥居をくぐって奥に進むと小さな祠が。その前で木村氏が何を撮っているかというと…

120306-4.jpg

120306-5.jpg

 ケースに収められた金角銀角、じゃない金蛇銀蛇!う~む。こりゃどう考えても本には載せないだろう、というものでも、写真家木村はとにかくシャッターを切るのであった(中にはとにかく必要以上のシャッターは切らないというタイプのカメラマンもいます)。
 境内にあった石碑によると、この裏にあった黒松の巨木が枯れたあとに龍王神と子孫の蛇がたくさん住み着き、春の祭礼になるとわらわらと出てくるのを近郷近在の人が続々と見に訪れたので、祭神として祀った、とのこと。それが昭和15年!けっこう最近ではないか。
 碑文によれば「無病息災、商売繁盛、厄除け」に御利益ありってんで、とりあえず商売繁盛を祈願したしだいです。頼むぜ、ヘビやん!

120306-6.jpg

 あと、鬼もいた…。
(まさ)

---------------------------------------------
111129-1.jpg ←クリックで拡大します
叙情都市名古屋 木村一成写真集
A5判変形・100ページ・オールカラー/2,480円
写真 木村一成
発行 歴遊舎
スポンサーサイト



コメント

nao

No title
このあたりは、水利の便に乏しくため池が非常に多かったので、池の水を守り、雨を降らせてくれる竜神さんを信仰する村人が多かったのです。
牧野が池のほとりの名古屋ゴルフ場に突き出た一角には、白蛇美神を祀る有名な小祠があり、中日新聞にも大きく取り上げられたことがあります。
この界隈の竜神信仰という問題について点描すれば、江戸時代に出来た灌漑用のため池の所在と重なってくると思います。
ちなみに、この金さん銀さんの長寿蛇の神社の界隈は、高針城跡でした。昭和30年代まで、遺構が残っていました。下記は、当時を知ることができる古写真の宝庫です。

https://qir.kyushu-u.ac.jp/dspace/bitstream/2324/17119/25/p187-196.pdf

上の服部先生の研究では、昭和30年代に彼が高校生のときに撮りためた城跡写真が、わんさか掲載されており、今昔対比が可能です。
鳴海城跡も登場します。

まさ

No title
なるほど、雨乞い伝承ですか。知多半島にもありそうですね。
非公開コメント

MARUKA-DO

----------------------
東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
----------------------
まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

カレンダー

09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

月別アーカイブ

全記事表示リンク