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麁玉村の秋0001

 麁玉、と書いて「あらたま」と読みます。「鹿(しか)」の字に見えるが、上の部分が「、」ではなく「々」で、鹿とはちょいと違う。
 先週、旧浜北市の大平という集落で今年の初ミカンを食ったことを書きましたが、その大平を含む旧浜北市北部の山間部は、昭和31年まで引佐郡麁玉村でした。大雑把にいうと、天竜浜名湖鉄道の宮口駅あたりから北の地域です。
 この超難読地名、古代から郡名として使われてきた歴史ある地名で、響きがいいので三遠の旧市町村名で一番好きなんですが、現在では小学校と地区公民館の名にその名をとどめるのみ。浜松市が政令指定都市に移行する際、旧浜北市を区域とする新区の名称候補として浮上したりもしましたが、当然ながら浜北区が採用されております。

 そんな旧麁玉村の一部を占める、灰木(はいのき)というこれまたちょっと変わった名前の集落にて撮影。

071010-1.jpg

 刈り取った稲の天日干し風景。稲を干す台は「ハザ」と呼び、ハザに稲を掛けることを、そのまんま「ハザ掛け」といいます。このハザ掛け風景は東三河から遠州にかけてごく普通に見られ(国1沿いでもやってる)特に珍しくもないんですが、僕の地元の西濃や西三河方面では滅多に見ないので、見かけるとついつい撮ってしまう。
 田んぼの脇では、支柱となる木や竹の棒を解体してしまっておく細長い小屋(というか格納庫)もよく見かけ、ハザと言えば木もしくは竹というイメージがあるのですが、灰木ではこういうハザも発見した。

071010-2.jpg

 なんとステンレス製のハザ。形状からしてたぶんハザ専用のステンレス棒ではないか?
 ハザは廃れゆくものと思っていたけど、こういうベーシックなものは素材を代えても地味に残っていくのだなあ。つまり、廃れゆくのは農具ではなく農業従事者なのだと。
(まさ)
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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