旧西加茂郡小原村役場

2011年08月24日
 ちょっと前に書いた三好、藤岡、豊田市名論に続いて、夏の豊田市ネタ在庫一掃シリーズ。今回はクワバタオハラ村。いや、読みはオバラ村です。
 小原村は、三河北部にダラーっと横たわる低い山の中に広がる村です。中学生のときに使っていた帝国書院の地図帳には、東西加茂郡から岐阜県東濃にかけて「美濃三河高原」と表記されていましたが、地元や行政がこの呼び方をしているのを聞いたことがありません。その美濃三河高原の一角を占めているわけです。
 現地へ行っても、一般にイメージされるような高原の爽やかな感じはありませんが、のどかにすぎる山村風情は、どの集落へ行ってもイイ感じ。こことか。

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小原というか西三河山間部の典型的な風景、大平集落(2008.08.11撮影)

 地味といえば地味だけど…。しかし、旧西加茂郡3町村のなかでは、小原和紙の里と四季桜というメジャーな観光資源があって、それだけでもう知名度的には「勝ち」ですね(財政的には「負け」だったのかもしれませんが)。あと、うまい豆腐屋とか、うまいラーメン屋とか、うまい卵屋とか、食系の小ネタが意外と豊富なのも好感度高い。
 小原村の役場があったのは国道419号沿いの大草集落で、合併を機に旧大字大草を「豊田市小原町」に改称するという、わけがわからないというか意味のないことをしでかしました。大草には、三好や藤岡の中心部同様、市街地というほどの規模ではありませんが、ちょっとした町場が旧道沿いにあります。

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 いや、あるというか「あった」と過去形にすべきですね。
 こう見えても全盛期はそこそこの数の商店が並び、玉突き場もあったりしたようです。06年に「西三河今昔写真集」(樹林舎)を作ったとき、今もやってる店で昔の町並みの写真を見せてもらったら、タウンアーチまであって驚いた。どんな風景か知りたい人は、図書館にでも行って本書のP48をご覧下さい。
 で、この通り沿いに、旧役場が残っています。

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 昭和初期の建築で、50年ほど役場として使われ、現在は小原郷土館&商工会事務所になっています。展示は、まあ、よくある町村レベルの民俗資料館ですが、公共建築マニアは一度ぐらいは見ておいてもいいかも。
(まさ)

◎旧××郡××村建造物シリーズ
旧渥美郡福江町役場→●□
旧額田郡宮崎村役場→●□
旧知多郡三和村小倉公会堂&旭村金沢公民館→●□
旧知多郡鬼崎村役場→●□
旧知多郡鬼崎村多屋公民館→●□
旧安倍郡井川村公民館→●□
旧額田郡本宿村役場→●□
旧愛知郡長久手村長湫公民館→●□
旧碧海郡高岡村中田農協倉庫→●□
旧碧海郡高岡村若林公会堂→●□
旧碧海郡高岡村吉原区民館→●□
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