茅葺き屋根のブルース

2011年08月12日
 真夏の在庫一掃セールの様相を呈してきましたが、もう一発、三河で一度も書いていないシリーズで藤岡のことでも。
 藤岡というと、南はトヨタ従業員のための住宅地、北のほうは「山あいの小さな村々が点々とある」という印象。役場のあった飯野あたりが、かろうじて中心部の様相を呈しているくらいでしょうか。全域を見渡すと、のどかで雰囲気のいい集落が散らばっていて好感度は高い。けど、これといった見どころはない。藤岡はそんなところです。
 何もないかと思いきや、そういえば豊田市に合併する直前に「若年層の人口増加率が日本一の町」とかいうタイトルを持ってて町が宣伝してたなあ。どこの社会学者が言ったか知らんが、それを算出することになんか意味があるんかいな。
 藤岡でこれといったトピックも聞いた覚えがないし、町全体が盛り上がるような取り組みをやってるとも聞いた覚えがない(あったらすいません)。でも藤岡は、こういう「あるがまま」とか「てらいのなさ」みたいな風土気質が魅力といえましょう(そうか?)。
 景観的には、町全体が起伏に富んでいるおかげで、けっこう楽しい。町を貫く国道419号から、ちょっと山のほうへ入っていくと、けっこう眺めがいいのです。こことか。

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北曽木から望む(2008.08.10撮影)

 こことか。

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迫から望む(2011.04.10撮影。以下同じ)

 いい眺めだけど微妙に地味で、これがいわく言いがたい藤岡の魅力といえましょう(そうか?)。
 そういえば、2006年に「西三河今昔写真集」(樹林舎)を作ったとき郷土資料館で「藤岡は茅葺き屋根の民家がやたらと多く、それを集中的に調査している」てなことを聞きました。

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迫にて

 いわれてから気にして見るようになったが、確かに多い。これを地域おこしに結び付けるとかできないのかな…と部外者は考えるのだが、それをやらないのが藤岡の魅力といえましょう(そうか?)。残るものは残る、朽ちるものは朽ちる。それでいいのである。そんな侘び寂びめいた世界観が藤岡の人々に脈々と受け継がれているのである…かどうかはしらん。

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迫・磯崎神社の農村舞台

 そういえば、豊田市の市制60周年を記念して「農村舞台アートプロジェクト」なる企画を今年やってるみたいです。イベント自体は見ていないので良否はなんともいえませんが、「豊田市」の60周年事業に、あとから合併した地域の資源を使うってのは、なんか腑に落ちない…。
(まさ)
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西三河雑 | Comments(4) | Trackback(0)
Comment
住民の総意
住民の総意というものはあるんでしょうか。
オイ、こんなとこまで豊田市かよ、、ってことありますよね。
まぁ藤岡や小原・下山あたりは隣接してるからまぁいいけど、
旭町や稲武なんて豊田市と言われても違和感だらけで。

稲武の人に聞くと全然納得してないですよね。
住民の総意と役所のありがたい!思慮との差異でしょうかねー。

藤岡の北部は火の見の密度が濃いですね。
No title
きわめて、名古屋の都市建設のゆくえと酷似しています。
No title
本当だ!そうでした。
私の住んでる町名変更はひどかったです。

明治時代からとそんなに由緒ある町名でもないんですが、
「屋敷町」「江戸町」「上通り」「中通り」「元禄通り」、
氏神様の「古伝馬」とか私が住んでる「太郎町」なんてのが
「豊一丁目~四丁目」なんて味気ない町名に変えられてしまったんですよね。

元々、新田開発の所だったので「紀左衛門通り」とか「源兵衛町」「又兵衛町」
「弥次江町」といった開発者の名前をつけた所があります。

地図に定規で線を引いて勝手に名前変えてもらってはなにか大きなものを
失うような気がしますよ。
お役人さん。
No title
これも「豊」か。なんでそんなに愛知の行政は豊の字が好きなんでしょうかね…。

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