超絶農地

2011年05月29日
 先週、岐阜で打ち合わせがあった帰りに、前から気になっていた一宮市丹陽町へ行ってきました。岐阜のついでにしては離れているが、下道でダラダラ帰ったので。
 丹陽町は一宮の南部に位置する農村&新興住宅地で、目立つものは名神の一宮インターと東邦ガスのガスタンクぐらいでしょうか。こんな町の何が気になっていたかというと、インター周辺のラブホ街…ではなく、尾張一宮PAの北あたりに広がる耕地整理未実施エリア。耕地整理されつくした広大な濃尾平野で、なぜか丹陽町重吉から三ツ井にかけての一帯だけが、手付かずのままで残っています。

110529-1.jpg

 そんなわけでやって来ました丹陽町。名神から眺めるだけでもすごい景色だと思っていたのだが、中に入り込めば凄さを体感。錯綜する細い道、ウネウネした畦、水田の中に無節操に混在する畑、彼方に見える名駅ビル群…。平成も20年をとっくに超えたこの時代に、こんな風景が大都市近郊で見られようとは。

110529-5.jpg

 名神の向こうには、尾張西部の2大ランドマーク、東邦ガスのガスタンクと三菱電機のエレベーター試験搭SOLAEが。

110529-4.jpg

 行き交う農夫や軽トラの向こうには名駅ビル群が。たまたま出会った農家のじいさんによると、にこの道は「重吉地区の人が岩倉へ行くのによく使った古い道筋」だそうです。

110529-2.jpg

 基本は水田地帯ですが、このように少し高くなった畑がポコポコと見られます。こういうのを地元では「島畑」というとか。なるほど、島っぽい。耕地整理前には、それこそどこにでもあったのでしょう。じいさんいわく、丹陽はかつて大根が主産品で、子供のころ枇杷島の市場まで大八車に山積して運ぶ手伝いをしたものだ、と。
 そのじいさんに聞けば、耕地整理に絡む諸問題が解決できないまま、機を逸してこういう状態が残ってしまったそうな。一宮市長は「高速からよく見えてみっともないし、何とかできないか」なんて言っているらしいが(じいさん談。本当にそう発言しているかどうか知りません)、これはもはや貴重な景観遺産、残したほうが面白かろう。
(まさ)
スポンサーサイト
尾張雑 | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示