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打つひとびと

 先週の土・日(嫁は金曜から)、東京の青山劇場・こどもの城で行われた日本有数規模の和太鼓イベント「TAIKO JAPAN 2007」に取材兼手伝いで行ってきました。

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 このイベントは、全国選抜のチーム&ソリストによるコンテスト/10あまりのワークショップ/和太鼓コンサートの3部からなっており、僕は一応、ワークショップの撮影という名目での参加です。イベントの主催団体のひとつである浅野太鼓文化研究所(石川県白山市)が発行する専門誌「たいころじい」に嫁が石川県在住時代から関わっており、そのツテで。
 昔は太鼓はおろか邦楽全般、もっと言えば舞台芸術自体まったく興味がなかったんだけど、嫁と出会ったおかげで未知の世界の扉を開くことができました。彼女と出会ってなければ和太鼓のステージなんて一生見ることもなかったでしょう。いや~、結婚てすばらしいもんですね(なんだそりゃ)。

 ワークショップの撮影といってもそんなにキツキツではなく、時間が空いたときにはコンテストのステージを見ることができました。しかも舞台袖から!袖で出番を待つ出演者たちの緊張した表情をごく間近で見られたのは、けっこう刺激になった。なんせ普段、弛緩しきった日々を送っているので。
 和太鼓を見始めて3年もたつと、演奏の良し悪しもほんの少しは(ほんの少しね)わかるようになってきます。空き時間に見ることが出来た演奏の中で、一番迫力があってビンビンきたのは、ソロの部の塩原良さんという太鼓打ちの演奏。こりゃ上位入賞するだろうなと思っていたら、優勝してしまった。この方、住んでいるのが伊那谷の高森町で、知ってる土地だけに、一方的に親近感を覚えます。ちなみにソロの部2位は、松平(豊田)の簗瀬和重さんという方。超地元!近いのでいずれ彼の所属するチーム「松平わ太鼓」の演奏を聞きにいかねばならん。

 ワークショップの方は、太鼓やってる人向け、素人向け、親子連れ向けの3パターンで、それぞれ業界では超メジャーなプロの方々による指導・講演でした。どういうわけか参加者は、老若あわせて女性の率が非常に高く、男女比が8:2。中には9:1の割合というところもあった。なぜに和太鼓はこうも女性を惹き付けるのか?謎だ。
 人が教えてもらっているのを見ているだけというのは、さすがに1時間もすると飽きてくるんだけど、参加者の皆さんの真面目な表情を見れたのはけっこう刺激になりました。なんせ普段、不真面目な毎日を送っているので(この仕事の後に競艇行ったりしてるし)。
 中でも感嘆したのは、東京打撃団というプロチームの若者たちの、子供や素人への教え方の上手さ。彼ら、保育士としてでも食っていけるんじゃないか?

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 上の写真は予約なしで参加できたワークショップで、東京打撃団の指導による素人のための和太鼓講習会。参加者はホントにド素人なんだけど、これだけ人数が集まって桶太鼓を叩くと、素人でもけっこう迫力があります。演奏を終えた後、皆がスポーツのあとみたいに爽やかな笑顔だったのが印象的。
 真ん中で指導してるのは東京打撃団の方。この人、打ってるときの表情がサイコー。喜劇俳優としても食ってけそうな感じだ。
 東京打撃団の舞台はまだ見る機会に恵まれていないので、これも一度見てみたいが。彼は本番の舞台でも七変化の顔で楽しそうに打っているんだろうか。

 あと、土曜の夜に行われた「小口大八&御諏訪太鼓」のステージも見させていただいたが、これは僕が今まで見た和太鼓の舞台でベスト3というほど素晴らしかった。
 小口大八さんは85歳にして現役の打ち手。腹の底からの奇声を発し、一心不乱に打つ様は、まさに鬼気迫るという感じで、とても85歳という歳には見えない。いや、この歳だからこそ出せる迫力なのか。とにかく凄い爺さん。ほぼ神の領域におられました。
 こういう人の演奏を聴くと、生きなきゃ、て思いますわ。
(まさ)
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MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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