海風とかんころのブルース

2011年01月15日
 そもそも我々が観光地でもない佐世保になぜ行ったかというと、嫁のたっての希望でした。しかも15年来行きたかったという。嫁の心を掴んで話さない佐世保のブツとはいったい何か?

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 それはコイツだ。長崎名物・かんころもち!…ってなにそれ?
 東海地方の人にはまったく馴染みのないこのローカルフード、簡単にいうと干したサツマイモを茹でてモチと混ぜたもの、らしい。本来は五島列島の特産品で、干しイモのことをあちらの言葉で「かんころ」というそうです。

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 こうやって焼いて食べます(写真は焼きすぎだけど)。味はイモ、食感はモチ。たいへん素朴なオヤツです。知多半島でいえば原材料は違うけど「ふところもち(ほとくれもち)」がこれに相当するでしょうか。
 嫁は10代半ばのころかんころもちと出会って以来、これが大の好物。時おり取り寄せて食べており、いつかその製造元に行ってみたいと思いを募らせていたんだそうな。僕は佐世保にいたけど存在にまったく気がつかず、結婚してから初めて知った。

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 嫁が長年愛食しているのが、佐世保の古い市場街「戸尾市場」の中に店を構える「宝餅屋」。かんころは知らなかったけど、佐世保に滞在していた9年前に歩いたことがあります。なお、この一角に防空壕を店舗に利用した「とんねる横丁」というのがあって、佐世保の名所のひとつになっております。
 寒風が吹きすさぶ中、正月準備の買い物客の波をかきわけて、やって来ました宝餅屋。

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 おぉ、ここか~、って僕は別になんの感慨もない。いっぽう嫁は念願の店に来ることができてテンションマックス!会計するときレジの女性に「愛知県から来ました!10年以上好きなんです!」と熱い思いを一方的に語り、相手を困惑させていた。ミュージシャンを出待ちするファンかっての。
 宝餅屋はかんころもちの専門店ではなく、本来は普通の餅屋らしく、正月用の切り餅や鏡餅を店頭で山のように並べていました。戸尾市場の店は観光客も見込んだ小売店で、作っているのは別のところらしい。

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 さらに市場をうろつき回ると、多彩なかんころもちに巡り合って嫁は大興奮。道でたまたま話しかけられた地元のオバサンに「かんころは宇久(五島列島の最北端の島)のがおいしいよ」と教えてもらい、あわてて買いに戻ったり。旅の初日だというのにどんだけ買うんだ!というくらい買い込んで、さすがに重いので宅配便で実家に送りました。
 佐世保のかんころを制した嫁は、次回はかんころの本場、五島列島に渡ることを決意したらしい。予算が出る取材だといいね…。
(まさ)
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西日本 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
No title
昨年は寒い中ご来店いただきありがとうございました。暮のあわただしさでゆっくりお話できず申し訳なくおもっております。名古屋からのお客様には大変ありがたく、嬉しく思いました。これからも、おいしいかんころ作りに取り組んでいきますので宜しくお願い致します。宝餅屋のおかみと言うブログなぞひらいておりまして、今年はまだ更新できずにおりますが、近じか更新しますのでたまにのぞいて見てください。佐世保でもここ数日水道管が凍るくらいの寒さが続いています。くれぐれも御身体にお気をつけて・・・また佐世保にお立ち寄りの際はぜひ遊びに来てください。
No title
ムチャクチャ遅い返信ですいません。また買いに行きます!と言いたいところですがさすがに愛知から佐世保へはそう頻繁に行けないので、また注文します!

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