サウンド・オブ・浚渫船

2010年12月02日
 でもって、この日最大の目的地だった旧水窪町夏焼(なつやけ)集落。いちおう来年秋の「そう」(春夏秋冬叢書の季刊誌)に原稿を書くつもりなので、さわりだけ。

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 飯田線大嵐駅から南へ進み、旧線の長いトンネルを抜けて、行き止まりの道に車を停めておいて、山道を歩いて、このような階段を登って、やっとこさ夏焼集落に辿り着きます。現在は2世帯4人が住むのみ。

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 家が山肌にへばりつきながら身を寄せ合う、まるで秘境のような、というか完全に秘境の集落です。地形的に外界から遮断されているので、まったくもって静か…かと思いきや、この日はそうでなかった。

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 巨大な浚渫船が韓国の通貨のようにウォンウォン唸りながら、天竜川に堆積した砂をさらっているのでした。時折、船上から拡声器で何かを指示するような声も響いてきます。この浚渫船、富山方面へ来るたびに見かける。ダムがある限り永遠に浚渫が必要なのだろう。
 住人の一人であるおばあさん(先日、NHKの自転車で中部地方を縦断する番組に出演したそうな)によると、少し前に業者の人が「音がうるさくなるけどすまんね」と挨拶に来たとか。
 やかましくないかと聞くと、「いつも静かすぎるからこれくらいほうが賑やかでいいわい」だって。愛読していた「MASTERキートン」というマンガで、独居老人が住むアパートでパンクバンドが演奏して婆さんノリノリ、というシーンがあったのを思い出した。

 なお、この日は僕とカメラマン兼編集Aさんと2人で行ったのだが、飯田線でやって来た青年や、配達に来た水窪郵便局の局員さんとも遭遇し、集落は結構にぎやかでした。しかし郵政ネットワークは凄い。まさしく日本の過疎地を支えるライフライン。ご苦労様です。
(まさ)
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遠州雑 | Comments(4) | Trackback(0)
Comment
No title
これはすごい。連れて行ってください。
No title
それはぜひ行きましょう。バイクで、ですか?
No title
車、車…v-356

どうしてもバイクで行きたい…
というなら、どぞ。
乗せてあげます。
No title
あんなところまで後ろにまたがっていくのは年齢的にキツそうなんで、車でお願いいたします。

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