アウトオブ絶景本0009

2010年09月07日
 昨日に引き続き、拙著「鉄道でゆく東海絶景の旅」(風媒社/1575円/詳細→●□)のボツネタより、飯田市のポイントからもう一発。
 飯田市街は河岸段丘の崖の上に広がっており、その崖の東端に飯田市美術博物館というのがあります。飯田駅から約1.3km。菱田春草のコレクションが目玉だそうです。

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 この建物の右に雛壇のような屋外階段があり、南向きのテラスに通じています。ここからの眺めがなかなかいい。ただ、テラスへ誘導する案内板などがなく、勝手に登っていいのかどうかよくわからない。かといって立入禁止とも書かれていないので、見つからなければまあいいでしょう。

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 飯田の町並み…というか、鼎の町並みを眼下に一望。川を挟んで丘が連なる、いわゆる「田切地形」というヤツですね、遥か南には県境地帯の山並み。左の木が邪魔ですが、場所をずらすと松尾や下久堅方面もよく見えます。
 南側もいいけど、西側、つまり飯田市街側の眺めもなかなか。

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 目の前にドカンと追手町小学校が!昭和4年に建築された、文化財級の名校舎。6年前に「そう」2号(春夏秋冬叢書)の取材で中を撮影させてもらったことがあります。愛知・岐阜・静岡にこんなすごい現役学校建築はもはやなく、残しているだけでもさすが教育県といったところでしょうか。

 それにくらべると、美術博物館の建物はなあ…。有名な建築家がデザインしたらしいけど、南アルプスをイメージしたと思われる屋根のトンガリ群がガチャガチャしててうっとおしく、白とシルバーの外壁は天気のいい日だとやたらまぶしいうえに暑苦しいっちゅうねん。だいたい本物の美しい山並みが目の前に見えるというのに、それをデザインに取り入れてどうする。
 飯田にはどうにも場違いな感じが拭えませんが、まあ、低層であまり目立たないのが救いです。
(まさ)
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