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アウトオブ絶景本0008

 拙著「鉄道でゆく東海絶景の旅」(風媒社/1575円/詳細→●□)のプロモーションシリーズばかりで恐縮です。なんせ最近、あまり動いてないもんで…。
 本書の飯田線の章では、飯田市内だと、超メジャーな天竜峡しか載せてませんが、実はもう2か所、取り上げようかどうしようか悩んでボツにしたポイントがあります。そのひとつ、駄科駅。ちょうど一年前に行きました。去年はここまで残暑は厳しくなかったような気がします。


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 秘境区間でも田園区間でも市街地でもなく「郊外の住宅地」という、飯田線にしてはなんとも中途半端な地域にある、地味度の高い無人駅です。15年ばかり前に来たときは木造駅舎だったのですが、ネットで拾った情報によれば、JR東海お得意の「ボロ駅舎撤去新築攻勢」にさらされるまでもなく火事で焼けてしまったという、哀れな経歴を持っています。
 この地味な駄科駅から400メートルほど東へ行くと、南原橋という天竜川に架かる橋があり、ここからの眺めが上流、下流ともなかなか。

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 南原橋から上流を望む。奥に見えるのは風越山の麓に広がる飯田市街。

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 下流を見ると一転、一直線の深い峡谷に。橋を挟んでこれだけ風景が異なるのも珍しい。
 この渓谷は「鵞流峡(がりゅうきょう)」といい、弁天から時又まで運航されている「天竜舟下り」(天龍峡の「ライン下り」とは別の会社が経営する観光川下り船)の目玉となっています。5年ほど前に取材半分遊び半分で乗ったことがありますが、前半で川幅の広いゆったりした流れ、後半は急流と、趣向が異なっていてなかなか面白かった。
 しかし鵞流峡とはみょうちきりんな名前(鵞はガチョウのガ)。いろいろ調べたのですが、由来も命名時期も定かではありません。源流の諏訪湖を別名「鵞湖(がこ)」というので、そこからの連想でしょうが、戦前の観光案内には「新龍峡」と書かれています。おそらく戦後、舟下り会社の関係者が、新龍峡じゃあまりに野暮ったいんで風雅な名前をひねりだした、と推察しますが…。

 南原橋を渡って河岸段丘の坂を登ると国道256号(点線国道としてマニアには有名→●□)、さらに山の方へ進んだ下久堅知久平の高台に、もうひとつ眺望ポイントがあります。

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 おぉ~、伊那谷をドーンと見渡すなかなかの眺望。バス停脇に立つ道路標識もなかなかいい味出している。駄科駅から1.8km。
 だけどまあ、鵞流峡も含めて、絶景というには難易度高いかなあ。伊那谷マニア向けってことで…。
(まさ)
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コメント

nao

No title
知久平、なかなかいいところですね(って、知る人にしか通用せんな)。

最近改めてバイクで走ったのですが、広域農道伊那フルーツラインは、とくに天竜川左岸が心地よい。

山梨県を横断するクリスタルライン(広域農道や林道をネーミングしてライダーを呼び込む)も面白かったけど、道が悪すぎたし、分岐が多すぎて絶対に迷う…

安曇野アートラインが、広域農道PRではもっとも成功した例ではないでしょうか?

まさ

No title
天竜川左岸の農道は僕も好きです。安曇野アートラインは行ったことないですねー。K社で本社出張したときに、もっと足を伸ばしておけばよかった。そんなヒマなかったか。
非公開コメント

MARUKA-DO

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東海地方を縦横無尽、
全国各地に神出鬼没の
取材・執筆・編集事務所。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住

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