打つひとびと2010

2010年08月19日
 13日から16日まで「TAIKO JAPAN 2010/第9回東京国際和太鼓コテンスト&カレッジ」のスタッフとして手伝いに行っておりました。全国選抜のチーム&ソリストによるコンテスト/10あまりのワークショップ/和太鼓コンサートの3部からなる、日本有数規模の和太鼓イベントです。
 嫁は一回目から行っているので9回目、僕は4回目。昨年はワークショップの記録撮影を中心に動いていたのだが、今回はコンテスト演奏風景の記録撮影を命じられた。う~ん。農村漁村とか知多四国とか火の見櫓の写真ならお任せいただきたいが(誰もHINOMI写真など求めないけど)、演奏風景はさすがに難易度が高すぎる。しかし、太鼓雑誌「たいころじい」の編集長がキャノンの超望遠レンズを貸してくれるというのでやってみることに。チャレンジャーが、コンテストのチャレンジャーを撮るという図式です。毎年、緊張する演者を傍で眺めて「この年でこんなプレッシャー味わいたくないなあ」と感心していたけれど、今年はこっちも緊張するっちゅうねん。
 まあ、太鼓雑誌に載せられる程度には撮れていたので、ほっと一安心というところ。

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 撮ったのは、青少年の部、大太鼓の部、一般組太鼓の部が各10チーム、それぞれが課題曲と自由曲を演奏するので、2日間で計30チーム60曲。こんなにも聴いていられるものかと不安だったのですが、意外にも最初から最後までまったく飽きることなく、仕事を全うできました。自由曲の傾向がバラバラで結果的にバラエティに富んだ構成になったこと、同じ曲であるはずの課題曲もチームごとの編成によって全然違って聴こえたことなど、ショウとしても楽しめる内容だったというのがまずひとつ。打ち手や指導者にとっては見ているだけで大変勉強になるので、ぜひ全編ご覧いただきたい。
 そして、望遠レンズを通して見ると打ち手のさまざまな表情がよくわかり、実に面白かったというのもあります。打っているときの顔は、まさしく十人十色。たとえば必死な顔つきにもいろいろあって、演奏に没頭している者あり、間違えないように食らいついているものあり、緊張が解けない者ありと、見ているとその人の心理状態がなんとなくわかるのです。
 笑顔で打つ人もかない多いのですが、よく見ているとその笑顔にもいろいろな意味があることもわかってきました。本当に打つのが楽しいという人ももちろんいるけど、中にはその笑顔に違和感のある場合もあります。これは想像するに、「笑顔で、楽しそうに打て」という指導をされているんじゃないか。
 別に作り笑顔で打っててもぜんぜんいいのだが、なんかこう、やらされてる感ってのは拭えなくて、演奏自体も固い気がしなくもない。
 もっとも印象的だったのは、一般組太鼓の部で優勝した鬼島太鼓。未成年女子ばかりのメンバー構成で、上位常連の実力派チーム。ここは笑顔一切ナシで、チーム名のとおり鬼気迫るといった表情で打ち続ける。子供みたいなもんだから逆にもうちょっと抜いた表情があっても…と思わなくもないのだけれど、そういうのを排除した潔さが醸す迫力というか、レンズ越しに迫まってくる演奏には圧倒された。

 なお、地元の愛知、岐阜からは4チーム1個人が出場。うち、春日井の転輪太鼓(昨年の優勝チーム)が青少年の部2位、近所にある「松平わ太鼓」所属の簗瀬和重さんが大太鼓の部3位を受賞しました。おめでとうございます!
(まさ)

「TAIKO JAPAN」シリーズ
2007→●□
2008→●□
2009→●□
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音楽・舞台・落語 | Comments(1) | Trackback(0)
Comment
No title
このモニュメント見た子どもが、
「アッ、太郎だ!」と言います。

子どもたちにもウケがいいのが、
岡本太郎の面目躍如です。

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