タウンアーチの先へ0012

2010年07月03日
 先週の日曜日、ちょっと時間があったので、思いつきで春日井市勝川駅前の商店街に行ってみました。
 勝川というと一般的には、「春日井市の西の入口」「中央線の途中駅」「城北線って走ってるんだっけ?」などなど、地元の人には申し訳ないが人口密集地の割に地味なイメージの町です。しかし歴史を遡ると、かつては東春日井郡役所が当地にあり、尾張東部エリアの中心地域でした。
 僕と勝川の縁も全くないわけではない。嫁は幼少時に春日井に住んでおり、通っていたのが勝川幼稚園(郡役所跡にある)。大学からの友人宅も勝川にあり、以前はたまに来ていたので土地勘も比較的あります。

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 今回の目的は、確かシブい商店街アーチがあったはずだがどうなったか、と確認しに来たのです(なんとヒマな)。3つあるうちのひとつがこれで、勝川駅に近いほうのもの。シンプルで僕好み。

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 北と西の入口には、このタイプのアーチがありました。左上のタヌキのイラストがなんなのかよくわからないが、こちらも40年代チックで実に味わい深い。しかし「勝川駅前通」なのか「大弘法通り」なのか、どっちなんだ。

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 通り沿いにはこのようなイラスト入りカンバンもあり、意外、と言っては失礼だが、町おこし活動がけっこう盛んなようです。気になるのは、真ん中に描かれた弘法大師像。「大弘法」と呼ばれ、地元のシンボルになっているらしい。
 弘法マニアとしてはこれは見ておかねばなりません。次に知多四国の本を作ることになったら、巻末フロクで「愛知県の弘法めぐり」というページを作るので(ウソ)。

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             ↑ 商店街を闊歩する女性取材記者(特に目的ナシ)

 そして両アーチの真ん中に掲げられた横断幕の矢印に従い、脇道に入ってみると…

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 どーんと出ました、大弘法!
 昭和3年に御大典記念の名目で地元の資産化が建立したもの。高さ18メートル+台座部分あるが商店街の通りからは見えず、突然現れるので驚いた。
 しかし町のシンボルにしては立地がシブすぎる。控え目な弘法さんではあります。
(まさ)

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執筆・撮影・地図ディレクションを担当した「2010年版地図ガイド 知多四国巡礼」(歴遊舎/1500円)。知多四国八十八ヶ所めぐりに好適の一冊。ぜひ書店や札所寺院でお求めください。
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尾張雑 | Comments(3) | Trackback(0)
Comment
No title
勝川の駅前商店街はなかなか元気でして、夏には祭りがあったり(露店が並ぶだけですが)、2と7がつく日には「にひち」と呼ばれる朝市が立ったりします。
また遊びにきて下さいませ。
岐阜市よりも動きがある
岐阜駅前のホテルみほとハルピン繊維ビルは、文化遺産になっているのだろうか? そういうのが残されているのなら、勝川とはまた違った情緒があるんだが…

なぜ、そんな比較をするかというと、問屋町再開発事業と勝川駅前再開発事業が、商店街の活性化と空き店舗の集約という、相反するコンセプトを一挙に解消してしまおうというヘンテコな事業だったという意味で、そっくりだったからです。

申し訳ないが、岐阜市の繊維問屋街は、世界のコスプレ・メッカみたいなディープなポジションを獲得して特殊化に走らないと、永遠に浮上できなさそうです…
それが、人口も増えつつも、のんびりした、どことなく危機感のない勝川駅前との大きな差異になっています。

余計な御世話でした(汗)
No title
nao様
まあ、なんというか、問屋町の再開発に興味のある岐阜市民はほとんどいないでしょう。柳ヶ瀬ですらどうにもできない町なんだから…。
最近の岐阜といえば、長良川河畔の川原町で、エルフラットというケーキ屋主体の店が町おこし的な動きを見せており、なかなかいい感じになっています。

春日井の様
もうできてるねー。また行きます。

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