アウトオブ絶景本0004

2010年05月26日
 5/1に発売された拙著「鉄道でゆく東海絶景の旅」(風媒社/1575円)プロモーションシリーズ(詳細→●□)。行ってはみたけどボツにした展望スポット第4弾は、昨日に続いて飯田線沿線。

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 佐久間もいいけど水窪もいいぜ!ってなところで、水窪市街の玄関口にあたる向市場駅。飯田線の中では地味度の高い駅です。10分ほど歩いて水窪川対岸の国道152号へ出ると、絶景というわけではないけれど、集落全体が一望できます。

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 山の上へ向かって宅地が開かれていった集落の形状が、実によくわかります。尾根近くにも、まるで十円ハゲのように切り開かれた場所がありますが、ここは上村集落。ここからの眺めがなかなかよい。

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 おぅ、絶景!というにはチョイ微妙かな。でもこういう「見下ろす感」こそが、遠州山間部の集落の典型であり、魅力…だと僕は思ってます。向市場駅から上村集落の最高所まで、約1.7km。
 隣の水窪駅の近くにも、町を一望するポイントがあります。

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 おおぅ、絶景!というにはこれもチョイ微妙だな…。水窪小学校の北あたりから眺める水窪市街地。奥の山の間をずんずん進んでゆくと、青崩峠に至ります。こうして見ると、水窪がデカい町のようにも錯覚します。
 この場所は秋葉街道沿いにあって東屋が設けられており、いちおう展望ポイントとして整備されたふう。水窪駅から約0.5km。

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 ちなみに水窪小学校の南あたりからも、街道筋っぽい水窪“本町”の家並が眺められます。この家並を通り抜け、橋を渡ると、向市場駅もすぐ。まとめて散策するのがオススメ。
(まさ)

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●□ お 知 ら せ □●
著作および制作に関わった本が発売中です。よろしくお願いします。

zekkei.jpg ←クリックで拡大します
鉄道でゆく東海絶景の旅
著者 内藤昌康
定価 1575円
発行 風媒社

100316-1.jpg ←クリックで拡大します
2010年版地図ガイド 知多四国巡礼
監修 知多四国霊場会(内藤は執筆・撮影・地図ディレクションを担当)
定価 1500円
発行 歴遊舎
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遠州雑 | Comments(3) | Trackback(0)
Comment
No title
もう、なんというか、
申し上げにくい「絶景」。

絶えていく景観を記録したい…
という記録師の写真日記を
「絶景」というのであろうか?
No title
絶えてゆくってそんな、過疎で消滅するわけじゃないんですから。実際に登って眺めれば、それなりにいい眺めだと思うはずですよ。
もっとも、この本を作りながら思ったんですが、僕は景色を見て感動するハードルが明らかに他の人より低い。

なるほど
ハードルが低い…ねぇ

ボクは貴兄の写真記録観て、
こう思っているんです。
(屁理屈かもしれんが)

わが日本は、基本的に昭和30年代後半から40年代半ばまでに、
少なくとも物質的には飽和した。
つまり最低限の物質的満足は整って、
戦前の景気を十分回復しモノで潤った。
そのあとは、ただただマージンの上乗せだけ。
そのマージンの分厚さが過剰な風景となって、
飽和状態を厚化粧しているだけ。

平和な飽和状態を手に入れた時代を回顧すると、
これらの写真が意味を持つ…


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