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  •  春夏秋冬叢書「そう」73号連動ネタ。 旧東海道沿いの市町で現行の住所表記に小字の「茶屋」が使われているところは、豊清町茶屋ノ下を含めて三河に八か所あります(遠州は小字を使用している市はない)。今回はそれをひととおり巡ってみました。 そのうちのひとつ、飯村町茶屋。岩屋から並走してきた旧東海道と国道1号が合流する殿田橋の東側一帯の地名で、旧東海道にはこのような古い民家が数軒残っており、街道っぽい雰囲気... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」73号連動ネタで、豊清町の「茶屋ノ下」の続き。 先に「茶屋ノ下という地名は、茶屋があった一里山の下に位置するからじゃね?」という推測を書きましたが、その一里山。 一里山は東細谷町の小字で、豊橋市の最東端に位置しています。東側はすぐ静岡県湖西市で、まさに国境の村。地名は言うまでもなく東海道の一里塚があったことに由来しますが、考えてみるとこれまで一里山の一里塚を見た記憶がありません... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」73号連動ネタで、豊清町の「茶屋ノ下」の続き。 豊清町は、大雑把にいうと豊橋南部の郊外に広がっていた原野「天伯原(→●□/●□)」の東端に位置する開拓集落です。豊と清という縁起のいい文字が町名に付いているのはいわゆる瑞祥地名で、未開の無人の地に入植した人が発展を願って命名したものでしょう。 豊清バス停の東側の小高いところには、豊清神社があります。由緒書などは見当たらなかったので祭神... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」73号連動ネタ。 今回の地名探訪は「茶屋」のタイトルで、白須賀宿と二川宿の間にある「豊清町茶屋ノ下」を中心に、三河の東海道沿道の茶屋地名について書いてみました。 そんな小字名を出されても豊橋の人ですらどこかわかる方はほとんどいないと思いますが、ここです。 国道1号の交差点名になっているので、地名マニアや交差点マニア(どんなマニア?)なら知っているかもしれません。田んぼと畑が広が... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」73号連動の茶畑ボツネタ。 瀬尻のあとも、佐久間と水窪のあちこちで茶畑チェックに回ってみました。というか北遠は茶畑ばかりなので、初夏にこのあたりを巡っていると気にしていなくても目に入ってきます。美しいからつい撮っちゃうよね?僕だけ? 佐久間町の和泉(→●□)。水窪川右岸の標高300m前後にある集落で、ここでは「ぐり茶」と呼ばれる深蒸し茶が生産されています。国道152号を通るたび目にするこ... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」73号連動ネタ、というか茶畑の没ネタ。 今回は「茶畑」のテーマで中井侍を取り上げましたが、実はもう一か所、取材先の候補がありました。それは天竜区龍山町瀬尻の中心部、生島集落にある「瀬尻の段々茶畑」。下調べをしても情報があまり得られなかったので、記事にできるかどうか探るため、収穫を控えた4月下旬に現地へ様子を見に行ってみました。 生島は秋葉ダムから北へ6kmほどに位置し、国道152号に... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」73号連動ネタで、中井侍の続き。 いま、中井侍の茶は「中井侍銘茶」という名ですが、かつて中井侍を含む天龍村の茶は、農協に出荷され「赤石銘茶」のブランド名で売り出されていました。赤石銘茶は昭和39年(1964)、南信濃村農協と南信濃村が共同で茶の振興に取り組み始めたときに命名されたもので、やがて天龍村農協で加工される茶もこのブランド名を使うようになったようです(昭和46年には南信濃村・天... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」73号連動ネタで、中井侍の続き。 今、天龍村で本格的に茶の生産をしているのはほぼ中井侍だけで、地名を採って「中井侍銘茶」というブランドで売り出しています(といっても生産者の直販が中心でほとんど世に流通しませんが)。しかし、以前は天龍村の広範囲で生産されており、「天龍村史 下巻」によると最盛期の昭和50~60年頃は天龍村内に163戸の生産農家があったとのこと。中井侍の戸数は20戸ほどなので... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」73号が発売中です。今号のキーワードは「茶」。私は例によって「地名探訪」「三遠南信産××育」と、特集茶是文化の「茶畑」を、女性取材記者(まり)は特集茶室拝見の「等澍庵(@岡崎・東公園内)」を担当しております。 三遠南信で絵になる茶畑は枚挙に暇がないのですが、ここはもう「三遠南信の絶景の茶畑なら中井侍にとどめを刺すよネ!」ということで、中井侍を取り上げてみました。長野県最南端に位置... 続きを読む
  •  新編高浜市誌の連動ネタで、前回の続き。 どこの地方都市でも同じ傾向ですが、高浜の中心商店街である本町通りは、郊外の開発が進むにつれて商店が減少していきました。 商店の郊外展開の走りといえる店は、巨大団地・県営よし池住宅の一角で昭和42年(1967)にオープンした共同マーケット「よし池ショッピングセンター」です。団地併設なので郊外型店というには少し特殊ではありますが、最盛期には20店ほどが入っており、かつ... 続きを読む
  •  平成28年から編集委員会の調査執筆員として参加した「新編高浜市誌 高浜市のあゆみ」が、先月刊行されました。 何冊もの本の制作に携わってきた私ですが、市町村史誌に関わるのはさすがに初めてです。委員には、愛知・三河の研究者業界で名の知れた実績豊富な偉い先生とか、大学や研究機関に籍を置く気鋭の研究者とか、見る人が見れば「おおっ」というような錚々たるメンバーが名を連ねており、その中でなぜか一人だけ「ライタ... 続きを読む

MARUKADO

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東海地方を縦横無尽、全国各地に神出鬼没の取材・執筆・編集事務所。
ライター/編集者/媒体によっては撮影も。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住
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