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  •  三月下旬、とある取材で岡崎の美合周辺をウロウロした際、ふと思い立って美合駅に行ってみました。 名鉄本線はよく乗るけれどわざわざ美合駅で下車することもないので、こうして駅の外観を眺めるのはかなり久しぶり。2006年に「西三河今昔写真集」(樹林舎)を作ったとき、美合駅の新旧対比用の写真を撮りに来て以来15年ぶりでしょうか。下車したのは大学時代の30年弱前が唯一です。 特に面白味のない店舗ビルですが、改めて眺... 続きを読む
  •  その鵜ノ池のほとりには、史跡標柱のほかにこのようなモニュメントも建てられています。 国定公園でよく見かけるものです(これとか→●□)。知多半島内陸の、どちらかというと伊勢湾に近いこの場所が国定公園といわれてもちょっとピンときませんが…。 そしてその隣には、昭和50年代っぽい感じの案内板も。なかなか詳細な内容です。 で、その案内板の右隅には謎のキャッチコピーと謎のシンボルマークが!見続けていると目の錯覚... 続きを読む
  •  前回の続きで、国指定の文化財の標柱をもうひとつ。 美浜町にある国指定天然記念物「鵜の山ウ繁殖地」の標柱です。指定は昭和9年で、南知多道路美浜インター近くにある「鵜の山」が、日本有数のカワウの繁殖地ということで指定されたとか。 指定標柱の基本形は、正面に名称、右側面に「史跡名勝天然記念物保存法ニ依リ 昭和×年×月×日文部大臣指定」の文言、左側面に標柱の建設年月日がj刻まれています。 ちなみに指定時の表... 続きを読む
  •  ところで、昼飯大塚古墳には二種類の史跡標柱がありました。  ひとつは昭和31年の建立。旧不破郡赤坂町の町指定史跡であることを示すもの。 もうひとつは国指定史跡に昇格した時のもの。わたくし、各地の指定文化財で標柱の類をチェックしてきましたが(これとか→●□/●□)、文部科学省と刻まれたものに遭遇するのは初めて。新しすぎてまったく興をそそりません。って、国レベルの文化財を訪れて標柱なんぞを論じる阿呆もいな... 続きを読む
  •  このコロナ禍で小学生の修学旅行も近郊旅行になっているようで、昨年度のウチの地元の揖斐川町立小島小学校は、大垣の昼飯(ひるい)大塚古墳→岐阜のホテルランチ→明治村という日帰りコースだったそうです。わたくし、西濃住民なのにこの古墳を見たことがなかったので、地元の子供たちがどんなところに行ったのか確認してきました。場所は中山道赤坂宿に西の隣接する住宅地です。 そこにあったのは前方後円墳の見本のような見事... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」70号連動ネタで、「三遠南信産××育」の続き。 ということで11月下旬、京都駅前にある東本願寺へ。 境内諸堂の核となる御影堂である。デカい!圧倒! 上の写真ではスケール感が分かりにくいですが、人が入るとこんな感じです。かつて東本願寺の御影堂は「都富士」と称されたそうで、それも納得の威容です。 訪れた日は、浄土真宗の開祖親鸞の命日前後に行われる宗派最大の行事「報恩講」の当日だったので... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」70号連動ネタ。 他地方に行った三遠南信の産物や人物の来歴と変貌を、わざわざ現地に出向いて探る企画「三遠南信産××育」では、明治時代に西尾で作られた瓦が東本願寺の再建に使われた、という話を紹介しました。三河国古新田 再建工作支部瓦師棟梁 佐藤庄蔵瓦師副棟梁 水野由太郎(西尾市教育委員会所蔵) 幕末に焼失した東本願寺が再建されることになり、一大勢力を誇る三河門徒衆が「俺らに任せろ!... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」70号連動ネタ。 久堅和紙は、障子紙のほかに元結や和傘の原料として使われました。元結は飯田市内、和傘は天竜川左岸の喬木村阿島地区が中心的な生産地で、飯田・下伊那では和紙生産とともに和紙加工産業も発展したわけです。そのことを記事で触れるので、和紙作りの工程と往年の障子紙を見たついでに阿島の和傘も見ていくことにしました。 現在もわずかに生産者がいるようですがそちらを取材する余力はな... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」70号連動ネタで、久堅和紙の続き。 再興の「ひさかた和紙」はふれあい会館や公民館で展示品を見たのですが、できれば商品だった往年の「久堅和紙」を見てみたいところ。どこかに残っていないか保存会の方に聞くと、飯田市街の和紙店が少し保存しているというので、見せてもらいに行きました。 それは知久町1丁目にある「宮川紙店」。明治初期の創業で、水引、元結、障子紙といった飯田産の和紙製品を長く... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」70号連動ネタ。 前回の旧下久堅村章のことは、下久堅小学校で楮の皮剥ぎに参加したときに保存会の方から聞いたのですが、その方によると、下久堅小学校の校章も村章がもとになっているとのこと。市町村章のデザインが校章に転用される例はときどき見かけますが、取材後にチェックしたら、学校の玄関に取り付けられていましした。 これはかっこいい!ピンバッジとか売ってたらほしいぞ。 でもって、秀逸な... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」70号連動ネタ。 ひさかた和紙の活動は、下久堅地区の中心部・知久平にある「下久堅ふれあい会館」が拠点になっており、この館内に紙漉き場が設けられています。 ふれあい会館は平成31年に整備された新しい施設です。以前はここに下久堅公民館があり、さらに遡ると昭和31年の飯田市合併までここに下伊那郡下久堅村役場がありました。写真に見える門柱はその名残です。 その門柱には、なんと下久堅村の銘板... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」70号連動ネタ。 今号では「和紙昨今」のタイトルで三河・遠州・南信州からそれぞれひとつずつ、小原和紙(豊田市・旧小原村)、阿多古和紙(天竜区)、久堅和紙(飯田市)という伝統産品の和紙を取り上げており、僕はカメラマンのAさんと組んで久堅和紙の文章を担当しました。 厳密にいうと「久堅和紙」という商品名・製品名はなく、かつて和紙の一大産地だった飯田市の中でも特に下久堅地区が生産の中心... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」70号連動ネタ。 今号では「紙袋」のタイトルで、果実袋という紙製品を取り上げています。果実袋とは葡萄、桃、梨、林檎などの果物の実を保護するための農業資材のこと。 これですね。一般にはあまり馴染みのない製品ですが、ぶどう狩りに行くと葡萄棚からこういう状態で吊り下がっているのを目にします。 僕が初めて果実袋を気に留めたのは、何年か前の夏、ぶどう産地の東浦町の農園に巨峰を買いに行った... 続きを読む

MARUKADO

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東海地方を縦横無尽、全国各地に神出鬼没の取材・執筆・編集事務所。
ライター/編集者/媒体によっては撮影も。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住
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