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  •  まだ続く踏切の話。 今度は南荒尾信号所から「本線」を垂井方面へ3kmばかりのところにあるこの踏切。 その名も煉瓦踏切です。地名でも施設名でもなく、物ってどうゆう事? 鉄道では橋台やホームの土台などによく煉瓦が使われており、特に大垣市から不破郡にかけての東海道線では煉瓦の構造物をよく見かけるので、この踏切もどこかに煉瓦が使われていたのだろうか…とも一瞬思いましたが、仮にそうであっても踏切名称を建材から... 続きを読む
  •  新垂井線からもうひとつ珍名を。南荒尾信号所から約1.7kmのところにある、歩行者専用のこの踏切。 その名も住宅踏切です。なんという雑なネーミング。過去にも墓地踏切とか(→●□)停車場踏切とか(→●□)、命名に困って無理やり名付けたような踏切名称に遭遇したことがありますが、このテキトーさはなかなかのレベルでは。 線路の両側には通称「緑ヶ丘団地」という昭和40年代に造成されたと思しき戸建て団地が広がっており、住... 続きを読む
  •  JRの踏切は固有の名称を持っており、そこから地域の歴史が垣間見えて面白い…というようなことを当ブログでは度々書いておりますが(共感者ほとんどナシ)、この夏場の空いた時間、思い付きで地元の西濃でJRの踏切をチェックしてみました。 そのうち、絵になる踏切の一部をインスタにあげておりますが(→●□/●□/●□)、こちらでは、あまり絵にはならないけれど名称や歴史やロケーションがグッとくるものをいくつか取り上げていき... 続きを読む
  •  設楽町田口でのマニアックな取材に関連して、展示資料が見たかったので久々に奥三河郷土館へ行ってみたところ、なんと入口に「休館中」の貼紙が。 いま、清崎のファミマの横で「道の駅したら」が来年のオープンに向けて建設工事中で、その中に新しい資料館が併設されます。その移転準備のため2016年から長期休館に入っているとのこと。移転前にもう一度見物しておきたかった…。 ここは、昭和53年に開館した昭和テイストのシブ... 続きを読む
  •  前回アップした東大名倉バス停から3キロほど上流に進むと水没を免れた宇連集落があり、そこに終点のバス停があります。 設楽宇連バス停です。設楽町営バス時代は「宇連バス停」でしたが、北設楽郡3町村の路線バスが「おでかけ北設バス」に統合された際、豊根にも宇連バス停があったので設楽を冠したものです。 現在のバス停板の左に見える円盤は、昔のバス停板。 今は錆び付いてしまっていますが、昔は下のような文字が見えま... 続きを読む
  •  飛騨北部の廃集落状態の地区を出した流れで、奥三河のほうも。一か月前、とある取材で設楽町の田口に行きまして、その帰りに設楽ダムで水没する大名倉集落の跡を見に行ってみました。 大名倉は、田口から「きららの森」の裏谷原生林(→●□)に通じる県道33号沿いにあった集落です。最後に訪れたのは拙著「火の見櫓暮情」の取材で火の見櫓を撮りに来た平成20年で、なんと12年ぶり。田口へは年に何回か行くので、大名倉にも寄ろう... 続きを読む
  •  前回の最後の写真、旧河合村の月ヶ瀬集落はここにあります。 ここにありますと言われてもこれではどこにあるのか分からないと思うので、適当に縮尺を変えてご覧ください。一言でいうと、飛騨市でもっとも奥地のひとつです。 いちおう市営バスはここが終点になっているのですが、うーむ、人の気配がない…? 神社もあるけれどどこか人を寄せ付けない雰囲気を醸し出しており、ちょっと入りづらい。 恐る恐る足を踏み入れてみる... 続きを読む
  •  その旧河合村をうろついていると、あちこちで雪だるまに遭遇します。 河合村時代に制定されたキャラ「ゆきんこ」のバス停板です。これはなかなかカワイイのではないか?旧河合村は、村政の晩年に「かわいむらんど」というメルヘンチックなキーワードで地域振興をやっていたので、そのイメージからデザインされたものと思われます。 2004年の町村合併で飛騨市になって以降も生き延び、飛騨市営バスのバス停板も取り換えられるこ... 続きを読む
  •  神岡市街の二局のほかに、今回の奥飛騨取材のついでで行った局をいくつか。 神岡市街から20kmほど山道を登ったところにある山ノ村簡易郵便局…の旧局舎。局舎というか委託元のJAの建物ですが。 岐阜県の最果てともいえるチョー山奥にある山之村地区とこの簡易局には昔から行ってみたかったのですが、あまりに遠くてなかなか行く機会がなく、そうこうするうちに昨年三月に営業取りやめになってしまいました。「一時閉鎖」扱いな... 続きを読む
  •  今回の神岡滞在は平日の日中だったので、神岡市街にある二つの郵便局にも寄ってきました。 上は神岡局。道の駅スカイドーム神岡や高原郷土館のすぐ近くの国道471号沿い、すなわち郊外エリアにあります。下は神岡船津局。神岡の市街中心部にあります。(2枚とも1996.07.02) 僕が初めて神岡に来たとき、神岡局は市街地のど真ん中にあり(上の写真)、郊外エリアには神岡坂富局がありました(下の写真)。 郵政草創期より、地域... 続きを読む
  •  高原郷土館からもうひとつ、移築古民家の「旧松葉家住宅」の館内を。 民具がどっさり展示された、ごくありふれた民俗資料館です。こういう施設を興味津々で楽しめるのは、プロ研究者かよほどのマニアくらいではないでしょうか。僕もこの手の「収集した民具をとりあえずならべておくけれど展示品の解説はロクにしていない系」の資料館は割と好きではありますが(これとか→●□)、正直、真面目に見ていると飽きるし目が霞むしくた... 続きを読む
  •  高原郷土館を構成する「神岡鉱山資料館」は、建物だけでなく内観も昭和45年の開館時から何も変わっていないような激シブ資料館でした。観光で神岡に行ったらぜひ寄るべき。 展示内容は、鉱石コレクションと精錬技術の紹介。四年前に市街地を歩いたとき、街角に鉱石が展示されているのを見てそのマニアックさに驚きましたが(→●□)、ここに展示されている鉱石はデカくて迫力があります。 製錬機械の模型や製錬課程のフローチャ... 続きを読む
  •  新穂高取材のあとは、時間に余裕があったので4年ぶりに神岡へ行ってみました(前回→●□)。 神岡は、かつては神岡鉱山の町、今はニュートリノの研究拠点「スーパーカミオカンデ」の町として有名。昨年3月、市街地近くの道の駅スカイドーム神岡に「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」というサイエンスなミュージアムがオープンしましたが(内観→●□)、これまで神岡のミュージアムといえば高原郷土館でした。 高原郷土館は高台の東町城... 続きを読む
  •  すっかり荒れ果てた鍋平園地のほかに、奥飛騨温泉郷ではもうひとつ公園をチェックしました。 新穂高温泉駅の8キロほど下流に位置する栃尾温泉にある「たから流路工河川公園」です。 たから流路工というのは、平成9年に国交省が蒲田川本流に整備した砂防施設で、河川の土砂流失による災害を防ぐために自然石などを使って河床や護岸などが工事されています。で、そのついでに、河川敷に観光客と地元住民向けの公園を作ったようで... 続きを読む
  •  前回の最後に触れた「鍋平園地」ですが、これがちょっとした謎のエリアです。 前回アップした案内板とは別に、近年建てられたっぽい案内板もあります。これを見ると、新穂高ロープウェイのしらかば平駅付近から北アルプス大橋までエリアは南北約2kmに及んでいるのですが、先述のとおり今まともに歩けるのは駅の周りくらいで、他のところは荒れたまま放置されているような状態。 エリアの南部一帯は「鍋平公園」という別称もあ... 続きを読む
  •  8月末、とある取材で久々に新穂高温泉方面へ。新穂高の最近の話題というと、7月15日に第2ロープウェイの二階建てゴンドラが新しくなりました。 おお、黒い。(2011.10.19) 旧ゴンドラは1998年から使用されてきた日本初の二階建てロープウェイで、白いボディに赤いラインが入り、ふたつのヘッドマークが付いていました。それより以前のゴンドラは見たことがありませんでしたが、新穂高エリアをウロウロしていたところ、旅館の... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」68号連動ネタで、前回の水窪タカキビの続き。 タカキビ餅作りに参加させもらった水窪西浦の老夫婦のお宅では、こんなものも見せてもらいました。 なんと自家製のほうきである!  太いほうは、実を取った後のタカキビの茎を束ねて作ったもの。我々は穀物としてのタカキビしか頭になかったので、まさかこのような活用方法があるとは驚きました。 茎はけっこう固て丈夫、穂先はちょうど良いしなり具合で、... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」68号連動ネタで、前回の続き。 雑穀というと、北遠の水窪が一部好事家のあいだでは割と有名です。飯田線の向市場駅近くには自家製雑穀を使った雑穀料理を提供する「つぶ食 いしもと」(→●□)という店があり、また最近では、うなぎパイで有名な春華堂が水窪産の雑穀で作る菓子のブランド「五穀屋」を立ち上げたりと、雑穀のメッカになりつつあるようで…。 我々は売木の取材のあと、雑穀情報を仕入れるため... 続きを読む

MARUKADO

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東海地方を縦横無尽、全国各地に神出鬼没の取材・執筆・編集事務所。
ライター/編集者/媒体によっては撮影も。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住
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