山へ!海へ!

2015年07月31日
 うううう、暑い。
 昨日は知多半島のマニアックな夏風景をアップしたので、本日はもう少し普遍的なものを。

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 南知多の山海海水浴場です。山海は「やまみ」と読みます。先週の土曜日、海水浴に行ってみました。
 内海や小野浦、篠島といったメジャーどころの影に隠れて若干マイナーな印象のある海水浴場ですが、浜は広いし、波はわりと穏やかだし、水はそこそこきれいだし、すぐそばにサークルKがあったりして、無目的にふらっと出掛ける家族連れには便利で居心地のいい海水浴場ではないでしょうか。
 写真ではガラ空きですが、行ったのが9時ごろと早すぎたからで、昼近くになるとそれなりに混んでくるので念のため。

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 山海といえば、イルカの監視塔がシンボルです。建設は昭和60年。
 なぜイルカなのかは不明ですが、知多半島の海水浴場はキャラがいたり(河和口・河和・野間のカッパ親子、長浦のタコ、富貴の乙姫など)、他にはないトピックがあったり(世界最古を謳う大野、白砂の内海、離島の篠島・日間賀島など)と古くから特色を打ち出してきたところが多かったので、その流れでしょう…か?ちなみに山海海水浴場の歴史は古く、内海などと同じく明治時代後半にはすでに海水浴客が訪れていたようです。
 あと、中日新聞と中スポと観光協会の三角フラッグを、昔のテントのごとく三角形に飾るのも山海の特徴…か?

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 標題に即していちおう山海の山のほうも…。海岸から数百メートル入った西村集落。
 ちなみに山海は明治11年の合併で出現した地名で、隣村の内海の語感を取り入れつつ、地形の特色を盛り込んだものと思われます。
(まさ)
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知多雑 | Comments(0) | Trackback(0)

夏は大府

2015年07月30日
 ううう、暑い。
 知多半島の夏といえば南の方の海水浴場のイメージかと思いますが、僕は大府の丘陵地あたりもなかなか爽快な感じがしていいんじゃないかと思っています。

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 撮影場所は長草の外れ、昨年オープンした「おおぶ文化交流の杜」の西あたり。ここだけ切り取ると信州の高原ぽくも見えます。見えませんかね?各々の想像力が試されるところです。

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 カメラをちょっと左に振ると、あっさりと大府的な風景になるのであった。いやー、実に好もしい。
 右奥のこんもりとした森の左側にちょこっと見える建物が「おおぶ文化交流の杜」。ここはホールと図書館の複合施設でして、先代の図書館の使い勝手の悪さは半島随一だったので、新装なって嬉しい限り。ここの開館により半島のワースト図書館は(以下自粛)。
(まさ)
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オートレースの壁

2015年07月26日
 でもって、18年ぶりの船橋オート。今年度いっぱいで廃止が予定されており、残念な限り。

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 昨年から二ヶ月に一度のベースで千葉の義両親宅に通っているので、行こうと思えば容易に行けなくもないのですが、妻子がいるとやはりどうしても二の足を…。今回は単独行だったので再訪叶った次第です。
 船橋は「オートレース発祥の地」の由緒あるレース場で(昭和25年に船橋競馬場内にダートコースを設けたのが起源)、むかしは大都市圏にあって売り上げもよく、強豪選手を多く輩出し「最強」なんて呼ばれていたものです。それが今や風前の灯火とは。
 浜松オート(→●□●□)で何年か前に持ち上がった廃止騒動は乗り越えたのに、たった6場しかないのにうち1場が廃止になったら、もう競技自体が危ういんじゃなかろうか。
 それはともかく、船橋オートは景観がものすごい。

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 バックスタンドの向こうには巨大クレーンが林立!

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 ホームスタンドの背後には巨大冷蔵庫が!

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 そして1センターには迫りくる巨大マンションが!冷蔵倉庫やマンションの壁に取り囲まれているかのようだ。
 レース場というのはそもそも非日常の空間だけれども、ここは周りの景観が特異すぎる。全国でもっとも非日常なレース場ではないでしょうか。
 ちなみに18年前には、巨大マンションの場所に白馬のジャンプ競技場を超巨大化したような「ザウス」という屋内スキー場があり、その風景も強烈でした。
(まさ)

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壁画鑑賞の手引0007

2015年07月24日
 7月9、10日と、東京は浅草の「ほおずき市」へいちおう取材で行きまして、その合間に今年度いっぱいで廃止予定の船橋オートに行ってみました。
 最寄りのJR京葉線南船橋駅で下りたところ、駅前にそそる公団団地があったので、レース前にちょいと見物。

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 手前に見える昔ながらの建物が、その若松二丁目団地です。手前に更地、右手にIKEA、奥に小奇麗なマンション群があって、なかなか凄い景観。
 写真に見える団地のシンボル、給水塔もなかなかのものでした。

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 巨大給水塔に、なんだかよくわからない壁画が描かれているのである!
 まず目に飛び込んでくるのは宇宙遊泳ですが、よく見るとコンコルドっぽい飛行機、グライダー、気球、そしてエベレスト…かどうか知らんが険しい山がごたごたと描き込まれています。団地の風情とミスマッチにもほどがあるシュールさ。凄すぎる。
 給水塔マニアの方の素晴らしいサイト「日本給水党」によると、クロード・ライールというベルギーの壁画家が、公団の依頼で1987年に製作したもので、団地に住みながら描いたという。わざわざ海外作家を招いたとは…。こういう雰囲気の公共建築壁画が好まれた古き良き時代の、最後の名品といえるかもしれません(テキトー)。

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 りんくう常滑を思わせる殺風景な南船橋駅前にて客を待つオートファン無料バスの車体にも、遠目には同じようなテイストの絵が。北斎風の波濤にオートレース、渋いねどうも。オート用語で、走路にできたタイヤの軌跡を「黒潮」というので、波濤はそのイメージなのでしょう。
(まさ)
千葉雑 | Comments(0) | Trackback(0)

カンバンの手帖ブログ版0307

2015年07月22日
 梅雨の合間に、友人一家と一緒に豊田市東部の王滝渓谷にある「王滝湖園地」へレジャーに行ってきました。王滝渓谷は巴川支流の仁王川の最下流2キロ弱で、王滝湖園地は渓谷が砂防ダムで途切れたところに整備されています。ダム湖の園地、とだけ聞くと微妙な感じがしますが意外と雰囲気はよく、豊田・岡崎一帯から家族連れが押し寄せ、たいそう賑わっておりました。

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 ダム湖とは思えないせせらぎである。

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 ダム湖に架かる橋の上から眺めると、釧路湿原あたりの航空写真を思わせるネイチャーな雰囲気だ(オオゲサ)。

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 少し引いて眺めると山の感じがやはり西三河的なのだが、それでもこの草地はなかなか見ものではなかろうか。

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 橋のたもとに立てられた古い案内板を見ると、昔は湛水していたようです。どうしてこのような特異な景観に変わったのか、その過程を知りたいところ。
 ところでここ、国定公園だったのか。昔から思っていたのだが、愛知高原ってあまりに漠然としすぎで、国定公園でもっともパンチがない名称ですネ!
(まさ)
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カンバンの手帖ブログ版0306

2015年07月18日
 金山の後は七宗~武儀~富加を経て関に至るルートで帰路につき、その途上、下呂市最南端の集落である菅田に立ち寄ってみました。

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 このルートは数年に一度は通るのだが、車を停めて菅田をうろつくのは初めて。菅田の中心部にあたる桐洞神田地区は、旧道沿いに民家と商店が連なり、プチ宿場な風情でした。
 そんな町なかで遭遇したカンバンを二つ。

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 金山本町通りの家具屋のカンバン。店名が消えてしまったのは惜しいけど、「国鉄物資部指定店」の文字が効いた一品。

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 そして金山劇場通りのレコード店。どこなんだ劇場通りって!先にこのカンバンを見ていれば、金山を歩きながら探したのに。本町通りに劇場通りとくれば、もしかすると銀座通りもあったのかもしれません。

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 あとカンバンではないが、バス停に驚愕。むかしのE電なみに浸透していない日本郵便の略称「JP」を冠するって!仮名表記で「げろバス」にしてみたり、なかなか思い切った町です。
(まさ)

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きんきんコツコツ

2015年07月17日
 その飛騨金山駅に置いてあったパンフレットを漁っていると「飛騨街道金山宿 筋骨めぐり」と書かれたパンフレットがありました。筋骨の文字を見て一瞬「体力作りコース的なもの?」と思いましたが、そうではなくて金山では路地のことを「筋骨」というらしい。名古屋の「閑所」みたいなものでしょうか(→●□●□)。
 もともと金山の市街地景観は岐阜県で屈指のレベルと思っていましたが、町並資源に目を付けて売り出しを図るとは、町のかたも素晴らしい。道路を表現するとは思えないような「筋骨」の由来がパンフに記されていないのはモヤモヤしますが、面白そうなので行ってみました。

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 飛騨街道筋の稲葉町に行くと、建物と建物の隙間に異界への入り口が!

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 用水沿いに伸びる「筋骨」を橋がオーバークロス!

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 道というより店のバックヤードさながらの区間が!

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 郡上八幡あたりを彷彿させる水洗い場が!あちらは小奇麗だが、こちらは飾り気ゼロ!
 いやー、これは凄い。沿道に案内板などはなく、特に整備の手も入っていない。「そもそもここ、住民じゃないのに歩いてもいいのか?」という風情です。
 本当に売り出しを図っているのかどうかよくわからないけれど、現状維持を希望するところです。それにしてもなんで「筋骨」なんだろう…。

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 オマケ。岐阜県で屈指のレベルの市街地景観の一例、駅に通じる橋本町界隈。金山では本町、稲葉町、橋本町など細かい町割りがなされていますが、それら通称地名の表示板がきめ細かく設置されています。マニアのツボを押さえた町と言えましょう。
(まさ)

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カンバンの手帖ブログ版0305

2015年07月16日
 先日、下呂取材の帰り5年ぶりに飛騨金山にふらっと立ち寄ってみたとき、このようなカンバンを発見。

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 最近では珍しくなった商店協賛地図カンバンです。

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 どこを取ってもぐっとくる名品ですが、この部分は特にすごい。合掌造り建築のイラスト入り「ドライブイン飛山」、爽やかさと怪しさが同居する「河畔バー夢の国」、器と益のハイブリッド文字を使用した「金山楽器」と、ここだけで往年の町のにぎわいっぷりがうかがえます。
 もう一点注目したいのは高木酒造。こちらの主力銘柄は「奥飛騨」ですが、カンバン製作当時はまだ販売されていなかったらしく、かつての主力銘柄である「初緑」「孝地水」が記されています。
 この高木酒造は最近、社名も「奥飛騨酒造」に変更してしまいました。所在地は南飛騨じゃん!と突っ込むのは、まあ、野暮かな。岐阜県には、大垣にありながら「白川郷」という濁り酒をつくっている蔵元もあることだし。

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 その奥飛騨酒造があるのは「本町」になります。風格ある建物がどっしり構える蔵元のそばには、昔の青白反転表標識と、金山郵便局の旧局舎があったりして実に味わい深い。

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 ついで飛騨金山駅にも寄ってみたところ、昭和初期築の駅舎が健在でほっと一安心。ここへ来る前に下呂寄りの焼石駅に寄ったら、ことしの三月に簡素な駅舎に建て替わっておりショックを受けたので…。飯田線に続いて高山線も木造駅舎が風前の灯火のようです。
(まさ)

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導きの石板

2015年07月12日
 少し前、岡崎市山間部の大井野町というところを通ったとき、このような石造物を発見。

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 上部が反ったワイルドな石柱に「説教」の文字。何かと思ったら、近所の浄土真宗寺院、源光寺の住職が説教をする日の告知用らしい。写真のとおり今も使われており、錆びたフックに古びた板が吊り下げられ、行事予定が貼られております。
 背面の銘によると、昭和29年の建造で大井野石工組合の寄進。花崗岩の産出地らしい一品です。

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 大井野から数百メートル東の岩中にも同じものが。書道の手本みたいな「説教」の文字が迫力あって見事。

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 岩中ではこのほか、頭で巨岩を支える弘法さんもおられた。
(まさ)
西三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)

カンバンの手帖ブログ版0304/恋のアーケード0034

2015年07月09日
 その豊川稲荷の門前町で発見した、喫茶店のカンバン二種。

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 中学校の美術の授業で描かれた作品らしい。

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 看板娘ならぬ看板オヤジにインパクトに4歳児の視線も釘づけだ。

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 当然、店主がモデルなのだろう。デザイナーに会ってみたい。

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 駅前~門前界隈のアーケードは、どうやら最近リニューアルしたようで、狐娘(ここ)ちゃんなるキャラが描かれた祝賀フラッグが屋根下にずらっと並んでおりました。改装しても、アフリカのマリ共和国と同じ配色である緑黄赤の日除けは健在で、昭和感を残しているところは素晴らしい。
 どうでもいいけど、手持ちの「カラー版徹底図解 世界の国旗」(新星出版社)によると、緑黄赤を用いた国旗は「汎アフリカ色」といい、アフリカのリーダー的国家であるエチオピアの国旗配色に倣ったものだそうです。
(まさ)
東三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)

法堂してGood

2015年07月08日
 先日、4年ぶりくらいに豊川稲荷へ参拝したら、えらく境内の見通しがよくなってて驚いた。

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 以前ここにはこのような建物がありました。

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(2010.10.05撮影)

 法堂です。「はっとう」と読みます。この凄い建物を取り壊しちゃったの!?法堂は妙厳寺の本堂で、天保年間の建築。

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 跡地に立てられていた「公告」によると、「本殿及び客殿傷みがひどく、新築の必要があるため」とのこと。隣接するこちらの客殿の余命もあとわずからしい。うーむ、何か延命の手があったように思うけど…。などと言いつつ標題でくだらない駄洒落を書いている場合ではない。
(まさ)

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カンバンの手帖ブログ版0303

2015年07月03日
 宇布見に行った日は旧細江町の気賀にも行き、かなり久しぶりに歩いてみました。気賀は「気賀四ツ角」交差点を中心に、国道362号筋の上町(中央通り)と清水通り、姫街道筋の落合通りが繁華街になります。

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 歩く前に図書館で資料を漁っていると、細江町誌に「清水通りと並行して仲田小路がある」という記述を発見。聞いたことがなかったので行ってみると、これがなかなか渋かった。

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 廃墟と化した長屋があったり。

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 木造の教会があったり。

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 朽ちかけた町名表示があったり。通称町名は井領町というらしい。へえ~、と思ってよく見ると、これは町名表示板というより歴史案内板だった。

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 杭の下部に、サインペンでびっしりと説明書きが!読みにくいので以下書き起こし。

謂伊伊福部の井領町
井領町は仲田小路の代名詞、否、正式名称である。由緒ある井領町は、今しずかに清水通りの裏道として南北に伸びている。この通りには百年以上も経たキリスト教会の建物があります。
(歴史文学ガイドボランティア建立)


 歴史や名前の由来など詳しいことがわからない、ちょっと惜しい説明板なのであった…。
(まさ)
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カンバンの手帖ブログ版0302

2015年07月02日
 10日ほど前、仕事の時間調整の間に、久しぶりに浜松市西部の宇布見(うぶみ)へ行ってみた。

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 宇布見は旧雄踏町の役場があり、今の浜松市西区南部一帯の代表的商業地として繁栄したそこそこ大きい町です。どれだけ繁栄したかというと、舞阪町史に掲載されている以下の新聞記事の一文が参考になります。

「すぐ北側に大きな商店街のある雄踏町がひかえ、湖西岸にはこれも雄踏町におとらない新居町の商店街があって」「(舞阪では)連盟や商店街を作ってかけ声を出すような気力もない」
(朝日新聞 昭和31年3月30日)

 つまり、宇布見の存在が大きすぎて、舞阪では商店に活力がなかったと。もっとも、90年代初頭にはまだ商店街らしい雰囲気が残っていたように覚えているけど、今ではだいぶ歯抜けになっております。元来どこか掴みどころのない散漫な風情の町でしたが、ますます掴みどころがなくなったというか。
 そんな町なかの元商店の軒に、こんな元カンバンを発見。

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 さまざまなカンバンを考察してきたマニアなわたくしも、これは分からない。浜松周辺にサーキットがあったのか、あるいはどこか遠くから持ってきたのか(こんなモノを?)。何の注意書きか分かる人がいたら教えてください。
(まさ)
遠州雑 | Comments(0) | Trackback(0)
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