海辺の村を山車が行く

2009年03月31日
 知多半島の山車祭りシーズン開幕!ということで28日(土)、常滑市南部の大谷の祭礼を取材半分観光半分で見物に行ってきました。

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 大谷は集落を二分して東西二基の山車が出るのだが、どちらとも「鞘倉」(山車を格納する倉のこと)と「神事部」(会所)が寺の境内にあります。神事なのに!こういうところは今まで聞いたことがない。
 どちらの寺も知多四国八十八か所なので、境内に置かれた山車の脇を白装束のお遍路さんが通り過ぎてゆくという、よく考えると不思議な光景を見ることができます。
 見所は、例によってカーブをターンするときのパワープレー。あと、彫刻ですね。西の集落の「蓬莱車」は動物いっぱいで面白い。

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「う~ん、勘定が合わない」「オイ、親父、いい加減にしろ!」(壷算ならぬネズミ算)

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「エサくれ、エサ!」

 まったく同じフレーズをどこかの祭りの記事で使った気がするが…。
 出発から昼まで見て、夕方戻ってきたら提灯に灯りがついてた。知多四国番外札所曹源寺の門前です。山車&知多四国、まさにこの地域を象徴する風景。

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 このすぐ沖に国際空港があるってのがにわかに信じがたい風情。セントレアに降り立った外国の方にも見ていただきたいです。
(まさ)
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カンバンの手帖ブログ版0093

2009年03月29日
 ここんところ、いろいろと動きすぎているせいか、今日は一日体がだるくてしょうがなかった。そんなときのお手軽ネタ。パブリック系の珍カンバンがやたらと多い大府市でまた発見。神田小学校前です。

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 この絵、そしてこの形!いやホント、誰の作品なんだろ。
(まさ)
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大浜旧名所、杉治醸造蔵群その後0002

2009年03月28日
 管理ページの「アクセス解析」に、なんのキーワードで検索してこのブログに辿り着いたかが分かる機能があるのだが、それを見てると週に2、3回、「杉治」「カネニ」のキーワードが出てくる。「杉治」は碧南の大浜で昨年までやってた味噌・醤油の蔵元で、「カネニ」はその商標(→●□)。この蔵に興味のある人がそんなにいるのも不思議だが…。
 おととい、久々に大浜に行ったので、跡地がどうなったか見てきました。2008.06.03→●□、2008.07.18→●□の記事をご参照のうえ、下の写真をご覧下さい。

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 う~ん、きれいサッパリ。こうして見ると、かなり広い敷地だったんだなあ。この跡にはスーパーか何かができるらしいという地元の噂を以前聞いたが、まだ何も手はつけられていない模様。
 もうちょい東から眺めてみると…

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 名鉄三河線の廃線跡の向こうに、碧南駅が見えるようになりました。
 2006年に作った「西三河今昔写真集」(樹林舎)P151に、カネニがここに工場を作る前の、大正3年の写真を掲載したのだが、それには整地中の塩田跡地の向こうに、開業間もない駅(当時は大浜港駅)が写り込んでいます。90年以上の時を経て、一瞬だけ旧に復したということか。
(まさ)
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ベスト・オブ・土手

2009年03月27日
 日本の農村景観にとって土手は欠かせないアイテムのひとつ(そうか?)。いろいろな土手を見ている僕が、これぞ「日本の土手の最高峰」と勝手に思っているのが、豊川市から小坂井町にかけて流れる佐奈川です。
 先日、豊橋に用事があったついでに佐奈川ドテ煮、いや佐奈川土手に行ってみました。

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 未舗装の土手の両岸を埋め尽くす菜の花!これが数キロにわたって(豊川市街近くでは舗装されているが)続くから凄い。
 東三河の菜の花というと渥美半島が有名ですが、あちらは基本的に畑。こっちのほうがなんとなく、馴染みやすい景観です。

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 上の写真の手前には東海道線の踏切があって、こんな具合にマニア受けしそうな鉄道写真も撮れます。場所は西小坂井駅から蒲郡方面へ1.5kmほどのところ。
(まさ)

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●□お 知 ら せ□●
◎ひさびさにI toursブログを更新しました。こちらと違い季節感無視のネタですが→●□
東三河雑 | Comments(1) | Trackback(0)

ザ・行列

2009年03月26日
 25日(水)は、半田市成岩の常楽寺で行われた「御忌会」を見物。こう書いてなぜか「ぎょきさん」と呼ぶこの行事は、浄土宗の開祖、法然の法要です。
 最大の呼び物(という言い方がいいのかわからんが)は、法要の前に寺の付近を一回りする稚児行列。成岩の常楽寺は知多屈指の巨刹で、近郷から多くの僧侶、檀家、稚児&父兄が集まって、なかなか圧巻の行列を見せてくれました。

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 行列の先頭。旗の後ろに太鼓と雅楽隊が続き、続いて僧侶の集団。後尾にかわいらしい稚児&父兄らがゾロゾロ従う。「稚児行列」ってくらいだから稚児が主役?のはずだが、稚児よりも金綺羅の袈裟を着た僧侶の方がインパクトあって凄いです。

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  行列はそのまま本堂に入り、1時間にわたって法要が営まれます。20人もの僧侶による読経と、50人近いオバサンによる御詠歌の唱和は、なかなかの迫力で聴き応え十分でした。聞き惚れている場合なんだろうか。
 ところで、僕は全然記憶がないのだが、小学校に上がる前、僕もウチの師匠寺である佛生寺(揖斐郡大野町)の稚児行列に出たことがあるらしい。稚児はオデコにチョンチョンと二つの点を描かれるのだが、親によると、これを嫌がって泣いて暴れたそうな。なんでだろう?別人になってしまう気がして怖かったのだろうか(なんだそりゃ)。自分に子供ができたらやらせてみたいもんだ。かわいい格好をさせたいんじゃなくて、泣くかどうか確かめたい。
(まさ)
知多雑 | Comments(0) | Trackback(0)

タウンサインの研究0015

2009年03月25日
 話は前後しますが、21日(土)に瀬戸の「瀬戸蔵」へ立川志らくを聞きに行った際、久々に愛知県で数少ない全面アーケードの銀座商店街を歩いてみました。
 ここを歩くのは万博のちょっと前以来だと思うが、ガイドブックに取り上げられそうな店が増えてて驚いた。どこの商店街もパッとしないこのご時勢には珍しい。ただ、アーケードや統一デザインの店舗行灯看板は以前と変わらずで、中途半端な古さ加減は健在。ヘンに改装せず、このまま残してほしい風情です。
 で、今回初めてじっくり眺めてみた、瀬戸銀座商店街の店舗行灯看板がこちら。

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 昭和40年代のポップアート?何を意味するのかまったくわからない、チープかつカラフルなナイスデザイン。なんか瀬戸ってカンジ。

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 あと、ここのアーケードの見どころは、くねくねカーブ!昔の街道筋にアーケードを取り付けたのでこうなったらしい。全国各地のアーケード商店街を見ているけど、他に覚えがありません。
(まさ)
尾張雑 | Comments(0) | Trackback(0)

33歳になりました。

2009年03月24日
 昨日(23日)、33歳になりました!同学年の友達はそろそろ34歳に向かっているというのに、やっと追いついたという感じ。3月生まれっていいなぁとよく羨ましがられるけれど、置いてけぼりをくらっているような、同学年のはずなのに子ども扱いされているような、複雑な心境なのです(悩んではないんだけど)。

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ダンナから頂いた花束

 とはいえ、誕生日は朝から何となくワクワクするもの。実家の婆ちゃんからはFAXが届いた。婆ちゃんからお小遣いを頂く時は、必ず封筒に一言二言、言葉が添えられている。今年はその文章がいつもより長く、大好きな真理子さん、と最初に買いてあった。ちょっとドキッとする。それから、「お誕生日お目出度ございます」という古風な書き方で始まり、爺ちゃんのことを思い出すと強くならなきゃと思いながらも泣けてきてしまうと、婆ちゃん自身のことも綴られていた。読み終わったらウルッときた。
 ものすごく大事にされているなぁと感じた誕生日。感謝しなくちゃなぁと思った。(まり)

  
そのほか | Comments(0) | Trackback(0)

明治ムラムラ車券

2009年03月24日
 日刊スポーツの競輪欄を読んでいる人にしか分からない駄洒落だな(あれを書いている人は僕の競輪新聞勤務時代の師匠)。
 え~、22日(日)はアマゴンスキーことカメラマンKさん夫妻のお誘いで、明治村に行ってきました。Kさんちは年間券を持っており、この日はなんと随行者ペア無料期間中!つまりタダ!ありがたや~。Kさんとこは超常連ですが、ウチんとこは夫婦とも10数年ぶりです。
 実はここ数年、明治村に行きたくてたまらなかった。なぜかというと、これが見たかったからです。

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 刈谷市街地のど真ん中にあった酒蔵、広瀬合名会社(→●□)の刈谷蔵だ!
 この蔵で造られていた銘柄は「菊乃世」。一時は愛知県屈指の大手酒蔵だったらしいのだが、まとまった資料がなく、どうにも謎が多い。西三河や知多では「刈谷の酒」というイメージがあるようなのに、資料を漁ると本社は本星崎にあったらしい。また、昭和40年代前半に廃業したのちは、三好にあった旭化成の工場で造っていたらしい。とにかく「らしい」を連発せざるを得ない、よく分からない酒蔵なのです。
 その刈谷蔵が明治村に移設保存されていると聞いたので、ここなら何か分かるかも、と期待していったのだが…。

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 酒造り用具と看板、文書類、あとマニアックなロゴ入りうちわが展示されているだけ。建築についての解説はあったが、蔵元についての歴史はどこにも紹介されていない。う~ん。
 あと、展示物の古い絵から判明したのは、刈谷、本星崎のほかに、呼続にも蔵があったということ。どうゆう事?よけい謎が深まってしまったではないか。
 
 菊乃世のことはさておき、今回はマニア性の高いメンツで行ったもんで、アガるポイントがそれぞれ違ってて面白かった。郵便局マニアの僕は宇治山田郵便局に、落語や演劇好きの嫁は呉服座に、建築業界人のKさんの奥さんは帝国ホテルや東松家住宅に、そしてキャリアのルーツは鉄道少年というKさんは蒸気機関車に、それぞれ勝手に大はしゃぎ。大のオトナが4人揃ってまあ無邪気っつーか…。
 しかし明治村って、見もの満載でムチャクチャ面白いですね。また行かねば。次回の狙い目は三重県尋常師範&蔵持小学校です(学校マニアなので)。
(まさ)
尾張雑 | Comments(1) | Trackback(0)

カンバンの手帖ブログ版0092

2009年03月22日
 う~ん、完全に春になっちゃいましたね。今シーズンは冬らしさをまったく味わうことなく、冬が終わってしまった。
 でもって春全開の知多半島、美浜町は河和で見つけたスーパーのカンバン。

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 食材が食材を買っている!
(まさ)
知多雑 | Comments(4) | Trackback(0)

8人+村人の卒業式

2009年03月21日
 一昨日(19日)はお日柄もよく、愛知県内の小学校で一斉に卒業式が行われました。そこで、昨年5月以来何回か行っている旧額田町の鳥川小学校の卒業式を取材に。全校児童8人、来年度一杯で廃校になる、山あいの小さな小学校です。

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 普通、卒業式というと卒業生の父兄が後ろの席にずらり並ぶものだが、3人しか卒業生がいない鳥川小学校では、列席した父兄は3人。その代わり、小さな講堂の後ろには婆さん、爺さんがズラリとパイプ椅子に座ってござった。卒業生の祖父母というわけではなく、学校で呼びかけたら地元のお年寄りがギャラリーとして集まったということらしい。レクリエーション&賑やかしというところか。
 卒業生入場にも驚いた。普通、入場といえば体育館の横とか後ろからゾロゾロ列を成して入ってくるものだが、3人しか卒業生がおらず講堂も非常に小さい鳥川小学校では、司会の教頭先生が「卒業生、入場」と言うと、なぜか舞台の幕がサーッと空く。するとそこに3人の卒業生と担任の先生が!で、舞台から順番に降り、講堂の中央に設えられた演台を挟んで5人の在校生&後ろに控えるギャラリーと対面する格好で席に着く。な、なんか照れ臭くない?
 送辞と答辞がこれまたいい。普通、送辞・答辞といえば複数の代表者がリレーで作文的な言葉をつないでいくものだが(僕の小学校ではそうだった)、全校児童8人の鳥川小学校では、まず在校生5人全員が、卒業生3人の思い出や送る言葉をそれぞれ述べる。内容はかなりプライベート。いっぽう卒業生は、3人で全在校生、全先生に向けてメッセージを語る。つまり、送辞・答辞の中に学校の全員が登場するわけ。
 てな感じで、すべてが小さい学校ならではの手作り感とふれあい感でいっぱい。自分の子供でもないのに父兄と一緒に思わず貰い泣きしそうになった。

 でもって人手がとにかく少ないもんで、村人・来賓も入った記念写真とオフィシャル卒業写真のシャッターを、頼まれて僕が切ってきました。小学校130年の歴史の中にほんのちょっとでも関われて、光栄です。

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 講堂の壁一面に貼られた、歴代卒業写真。
(まさ)
西三河雑 | Comments(2) | Trackback(0)

職人技 on the 屋根0017

2009年03月20日
 豊橋にはむかし陸軍第15師団司令部が置かれていたため、今も軍施設の払い下げ建造物や軍関係の遺構がけっこう残っています。そのひとつ、豊橋市立図書館近くの汐田橋南詰(フランテの向かい)にある建物の屋根。

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 屋根にあしらわれた星マーク。建物自体は一般住居として使われているようでしたが、先週ここを通りがかったら更地になってた。この軍の遺品はいずこへ。
 まあ、同じものは愛大に行けばまだ見られますが。
(まさ)
東三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)

Bookmark Nagoyaで刺激を受ける

2009年03月19日
 今、名古屋市内で「Bookmark Nagoya」というイベントが催されている。書店や古本屋、カフェなどの51店舗が参加している合同イベントで、本や書店に親しむのが狙い。著名な方を招いてトークショーを開いたり、絵葉書や映画のパンフレット、全国各地のフリーペーパーを展示したり、一箱古本市なんていうフリーマーケットをしたり、とにかく紙媒体にまつわるいろんな事をしている。先日の日曜日は、新栄のカフェパルルで、『ku:nel(クウネル)』の編集長をされている岡戸絹枝さん、『日々ごはん(著/高山なおみ』などを発行しているアノニマ・スタジオの丹治文彦さんのトークショーがあった。
 
 クウネルは“ストーリーのあるモノと暮らし”をテーマにしている雑誌だ。クウネルを最初に見た時の印象は“白い”だった。そして何号目だったかは忘れたが、蒲郡市にあるカフェ&ショップが紹介されていた時は“悔しい”と思った。東京の大手出版社が見つけるなんて…。しかもかなりページを割いているし。対抗しているわけはないんだけど(というか相手にしてもらえない)、やられたっ!と思った。
 1月末に発売されたクウネル36号もそうだ。“お初のこと。”と題し、赤ちゃんのお食い初め、メキシコのオアハカの骸骨祭り、福井の報恩講料理(親鸞聖人の命日を祝う際に食べる精進料理)などが紹介されている。ものすごい組み合わせである。しかも個人的にオアハカには行ったことがあるし(骸骨祭りは見たことないが)、報恩講料理も食べたことがある。なぜか、またやられたっ!と思った。
 
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 そんな数々の興味深い企画を立てるクウネルの編集長とは、一体どんな人なのか。司会進行役の書店主に紹介されて登場した編集長、岡戸絹枝さんは、業界人のようなギラギラ感はなく、山間の小中学校の校長先生のような柔らかい雰囲気のある方だった。服も靴もリュックも黒に統一し、ショートカットがよく似合う。何色だったか忘れてしまったが(目立った色じゃなかったような)、メガネもかけていらした。
 少し照れながらも、岡戸さんは制作秘話やプライベートについて包み隠さず話してくださった。驚いたのはマガジンハウスに入社する前、ベースボールマガジン社を受けようとしていたこと。そんなに野球が好きだとはとても見えない。でも、スポーツが趣味のようで、今もテニスをしたり、フィギュアスケートの観戦をしたりしているそうだ。
 “古いものには全て価値がある”という信念を持ち、誌面は一つのものを深く掘り下げるために読むページを増やし、スタッフがやりたいこと、伝えたいことを誌面にしているという。どの雑誌も同じことを思い、考えて誌面作りをしていると思うが、クウネルの企画は幅広い世代の読者の心を掴んだと思う。
 
 トークの後は質問タイムも設けられていた。聞きたいことは山ほどあったが、サッと手を挙げたお客さんのほとんどが「オリーブ、大好きでした」「ずっと愛読してました」と挨拶される。実は岡戸さんはオリーブの編集長も歴任されていた方なので、お客さんのほとんどがオリーブ少女といわれていた方々だったようなのだ。ワタシはオリーブを読んだことも買ったこともあるけれど、定期購読するほどの情熱はなかった。あの頃、夢中になっていたのは、オレンジページやdancyu、ラパンだったからなぁ。何て挨拶しようかしらなど考えているうちに、タイミングを逃してしまった。

 当然、心の中はもやもやだ。滅多に会えない方と話すチャンスを逃すなんてもったいない。休憩時間に外へ出たら、岡戸さんが書店主の方々と話していた。リュックを背負い、片手にはカジタコーヒーの紙袋。帰り支度をしているような感じだった。友達が今がチャンスと背中を押してくれたが、なかなか話を切り出すことができない。もたもたしていると、「もう帰られるんですか?」と友達が声を掛けてくれた。そのおかげで、なんと半径一メートル以内でお話することができたのです。50代前半というのに肌がとってもキレイ!もっと聞くべきことがあったのに、前述の、やられたっ!と思った話ばかりしてしまう。でも、夢のような時間でした。握手もしておくんだったなぁ~。

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 岡戸さんの次に話をされた丹治さんもとても気さくな方だった。以前は別の出版社にいらしたそうだが、30代の時に何を核にして編集に携わっていくかを決めたという。そのテーマが“ごはんと暮らし”。料理家の高山なおみさんと仕事をするために3年待ち(今でこそ笑い話だが、妙な思い違いがあったらしい)、彼女のエッセイ『日々ごはん』は昨年4月で10シリーズ目に突入。その根気と情熱が凄い。
 高山なおみさんは知っているが、本は一度も買ったことがない。カフェパルルの隣で、本の販売もしていたので、『おかずとご飯の本』を購入した。料理本を買う時の決め手は、まず写真がキレイなこと。次にレシピが分かりやすいこと(作業工程は少ないもののほうがいいと思う。多いと作る気がなくなる)。そして、必要な調味料の代用品が書いてあること。『おかずとご飯の本』はすべてを満たしていた。さらにイワシの捌き方、包丁の研ぎ方、タレやツユなどの作り方が添えてあるのもいい。結婚してから料理をサボるようになったので、もう少しマジメに料理をしようかなぁという気になった。

 そうそう、イベント終了後に丹治さんとも半径一メートル以内でお話することができたのだ。なんと、名刺までいただいてしまった!丹治さんは出版だけでなく、料理教室やワークショップ等、さまざまなイベントも企画されている。その時代に必要な本を手掛けていきたいと語り、非常にバイタリティーあふれる方だと思った。

 午後2時から始まったカフェパルルのイベントは夕方5時過ぎに終了。ものすごく刺激を受けた私と友達は、その後も「Bookmark Nagoya」に参加している書店・ショップ巡りをした。このイベントは3月29日まで。後半戦もイベントが目白押しなので、お時間ある方はぜひ。(まり) 
名古屋雑 | Comments(0) | Trackback(0)

大浜松市における高速道路建設の現況0002

2009年03月16日
 先週、旧引佐町の黒田という山間部で撮影した、東名と第二東名を結ぶ連絡道路(三遠南信道)・引佐ICの工事現場です。

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 一年半前はまだ橋脚がようやく立ったところだったが(→●□)、橋とインターチェンジがほぼ完成した模様。同じ場所から、カメラをちょっとだけ右に振ると…

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 昔から何も変わっていないような、引佐の山里の風景が。すごい落差。
 前にも書いたように、僕は過疎地の高速道路は建設すべきだという意見ですが(理由は長くなるのでまた気が向いたら書きます)、こりゃちょっと横幅を取りすぎじゃないかな?
(まさ)
遠州雑 | Comments(0) | Trackback(0)

さらば第一劇場

2009年03月14日
 久々に地元知立の話題。知立の昭和遺産がまたひとつ消滅してしまった。

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 三河線三河知立駅のすぐ近く、新地通り(昔のメインストリート)から一本入ったところに最近、空地が出現。ここにはこんな建物がありました。

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(2006.05.25撮影)

 知立を代表した映画館、第一劇場です。
 いつ開館したかは調べてないけれど、2006年に樹林舎の「西三河今昔写真集」を作ったときに地元で聞いた話では、東映系の映画館だったとのこと。周辺には他に「知立劇場」と「オリオン座」もあったとかで、旧東海道(現在の国道1号旧道の旧道)の一部商店街は「劇場通り」と呼ばれていたそうな。
 通りに面したディスプレーには、色褪せたポスターも貼られたままでした。

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 右から、「3-4x10月」(北野武の2作目)、「あげまん」(伊丹十三)、「ゴジラ対ビオランテ」、左端は破損。ネットで検索したらいずれも89~90年公開なので、少なくとも平成2年までは営業していたらしい。
 まあ、僕は知立に住んでまだ5年なので、この映画館について語れる思い出はまったく持っていないんですけどね。
(まさ)

◎さらば知立の昭和遺産シリーズ
さらば麗人街→●□
さらばいとう温泉→●□
西三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)

鳳来ユニオンズ

2009年03月13日
 昔のプロ野球チームみたいなタイトルだな。
 昨日に引き続き、春夏秋冬叢書の季刊誌「そう」22号の連動ネタ。
 旧鳳来町の北西端に「連合」という労組団体そのまんまの地名があります。「合」の付く地名の記事、本当はこちらをメインに書こうと思っていたのだけれど、どうにも話が膨らまず脚注に小さく載せるにとどめてしまった。
 情緒もへったくれもないこの地名は、明治11年から使われ始めています。もとは方瀬、真菰、小野、須山の4村から成っていたのですが、「郡区町村編成法」という法律を受け4つをひとまとめにして成立。つまり、明治政府が地方行政管理システムを整えてゆくなかで誕生した地名です。
 地名はそんなんだけど、これがまたいい集落。

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 標高の高いところに民家が点在しており眺望は抜群。実に爽快な土地です。写真は方瀬集落から鞍掛山方面を望んだもの。ここからは見えませんが、左奥の山裾に有名な「四谷千枚田」が広がっています。
 ちなみに「四谷」も、大代、大林、古宿、身平橋の4村合併でできた地名。「連合」と「四谷」を校区とする小学校の名前は、これらをさらに合成した「連谷小学校」というから、延々と足し算しているようなもんです。
 連合には伊那街道が通じており、昔は往来も盛んだったといいます。豊鉄田口線が廃止になり、鳳来と設楽の間の「稲目トンネル」が自動車道に転用されてから、ここを通る人も稀に。

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 こちらはかつての幹線道路、旧伊那街道の与良木トンネル。新城に合併したけど、仏法僧をデザインしたマニアックな町道標識はまだ健在!
 要はこの記事、この写真を出したかっただけ。
(まさ)

東三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)

川合オールスターズ

2009年03月12日
 春夏秋冬叢書の季刊誌「そう」22号の連動ネタ。毎回担当している地名紹介のページ(今号は「合」の付く地名)では、三河と西遠州にいくつ「川合」という地名があるか、という苦しいテーマで原稿を書いております。
 2万5千分の1地形図に掲載されている大字・小字という条件で探してみたところ、旧引佐町の「川合淵」も含めてその数7つ。いかにありふれた地名かがよく分かります。場所は佐久間、引佐、鳳来、作手、東栄2つ、豊根。ヒマで何もすることがない人は地図で探してみてください。
 このうち大字は飯田線沿線の三河川合駅と下川合駅のある集落で、残りはすべて小字。マイナーな場所ばっかりだ(まあ、三河川合も下川合もメジャーとは言えないが)。
 マイナーな川合のひとつ、東栄町振草の川合はこんなところ。

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 豊橋方面から国道151号を北上し、東栄町振草字古戸(花祭りで有名な集落)で「県道東栄稲武線」に入り、淋しい山の中をウネウネ走って約5キロのところ。県道付近に数軒の民家があるだけ。県道沿いとはいえ交通量は極めて少なく、隠れ里の趣きを湛える静かな集落です。どうでもいいですが、小型HINOMIもあります(→●□)。

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 県道沿いには炭焼き窯も。どう見ても現役。

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 本郷(東栄町の中心部)から運行されている町営バスもここまで乗り入れています…と思ったら、時刻表スペースには「この停留所は休止致します」の文字が。
(まさ)
東三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)

三競オートを取材で制覇

2009年03月10日
 本日は6月発行の季刊誌「そう」(春夏秋冬叢書)の取材で浜松オートへ。昔、遊びで何回か行ったけど、いつか取材する機会がないもんかと機を伺っていたら、次号のテーマが「黒」。オート用語に「黒潮(コース内にできる走行軌跡のこと)」があるじゃん!

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 てなわけで、行って来ました浜松オート。いや~、爆音が快感ですなあ。この音は何度聞いてもアガる。
 競輪と競馬は、木曽川流域で発行している「かわなみ通信」の取材で一宮と笠松に、競艇も「そう」の取材で蒲郡に行っており、この浜松で公営4競技、いわゆる「三競オート」を地域媒体の取材で制覇しました(競輪取材は、競輪新聞社に勤務していた時期もあったが遠い昔の話)。感慨無量っすね。
 問題は、「そう」の読者層が公営ギャンブルにあまり縁がないってこと。その人たちにオートレースの面白さをどう伝えるか…。
(まさ)
遠州雑 | Comments(0) | Trackback(0)

消費組合登場!

2009年03月09日
 競輪ダービー決勝戦は、郷土の英雄・加藤慎平(岐阜・81期)が惜しくもビサ2着に終わりましたね。メンバー見た瞬間に「シンペーの日だ!」と思ったので、もし買いに行ってたら確実に裏目っていた。

 それはさておき、豊橋の春夏秋冬叢書の季刊誌「そう」22号が発売されています。毎回、一字のキーワードを決め、それにまつわるネタを拾ってゆくこの雑誌、今回のテーマは「合」です。
 今回の僕担当分の目玉は「消費組合」。字面を見ただけでは特に面白くもなさそうですが、マニアック路線のワタクシが取り上げたのは、田原市東神戸町の国道42号沿いにあるこちら。

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 「消費組合」という名の商店だ!
 味も素っ気もない外観だけど、なかなか歴史ある村の雑貨屋です。雑貨屋といっても今時の女の子が好む系のそれではなく、ジャイアンの実家(剛田雑貨店)と同じ種類。現在は形状は民営ですが、屋号が示すように、少し前まで東ヶ谷(とうがや)という集落が経営する「区営商店」でした。
 沖縄に行くと、方々の集落で「共同店」なる商店を見かけますが、あれの渥美半島版ですね。

090309-5.jpg (2006.10.23撮影)

 これでもピンと来ない人は各自ネットで調べてください。沖縄の出版社から共同店のガイド本も出版されています。
 この店の存在に気が付いたのは大学時代。以来、いつか訪れる機会がないもんかと思っていたのだが、念願かなってようやく取材できました(それほど気張るような店でもないが)。たぶん、媒体初登場です。
 消費組合方式を採用する店は、昔は三河遠州でも個人商店のない地域にはけっこうあったようで、僕が知っているところでは三ヶ日の大谷で見かけました(屋号を変えて現在も個人商店として営業中)。東ヶ谷に隣接する南神戸町の谷ノ口(やのくち)、本前(もとまえ)では、公民館に購買スペースを設けていたとか。

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 国道42号沿いの本前公民館。左のシャッターが閉まっているところが「消費組合」の跡。

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 同じく国道42号沿いの谷ノ口公民館。消費組合はなくなりましたが、コンクリ製の公民館にくっついた木造の農業倉庫で、地元農家による日曜産直市が行われています。

 あまり書くとネタバレになるので、興味のある方は「そう」を買ってください。
 最近知多半島ばっかりなんで、最後に一枚、渥美半島っぽい風景を。

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 う~ん、THE渥美半島!
(まさ)
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カンバンの手帖ブログ版0091

2009年03月08日
 金曜にウチの実家の六七日法要、土曜に嫁の実家の百か日法要と、法事連チャンでした。そんなわけでブログの間が空いております。
 ひなまつり前後に出そうと思っていたのにタイミングを逸したカンバンネタ。来年まで先送りもなんなので。

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 安城市柿碕町で発見した、職人の名入りのデカいひな人形カンバン。う~ん、いい顔!
 安城のメインストリートにある店だが、人形屋なのに屋号が「金魚屋」って…。自社HPによると創業は明治43年。
(まさ)
西三河雑 | Comments(2) | Trackback(0)

現代の富くじ0002

2009年03月03日
 知多の話が続くなあ…。
 日曜日には武豊にも行ってました。名鉄上ゲ駅のすぐ近くにある知多四国22番札所大日寺の「大日如来御縁日」の見物です。
 その昔、池の底から発見された大日如来を祀るこのお寺では、毎年3月第一日曜にこの縁日が催されます。といっても知多四国の寺の中でもかなり小さい方に入る寺なので、ささやかな雰囲気。それがまた武豊チックというか、ローカルムードにあふれててなかなかイイ感じです。昼前の30分ほどいただけだが、その間に子連れ、あるいは子どもだけでそれなりの数の地元民参拝者がやって来てました。
 メインは午前中に行われる祈祷。その後、本堂で「縁日寄席」なるささやかな落語会が!

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 高座を務めるのは半田在住のアマチュア落語家、槍田家志ょ朝さん(この芸名!)。昨年、碧南で聞いた志の輔の「親の顔」を演ってござった。 
 このほかの催しは、甘酒のふるまいと福引です。

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 福引券は200円で前売り制。商品は、先日の大智院(→●□)とは異なり、洗剤とシーツ以外はほとんど食品です。シーツってのもなんかすごいが。

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 これがなかなかそそる商品ラインナップ。地元の蔵元「中定商店」の味噌(→●□)や味醂風調味料、同じく町内の蔵元「イヅマン」のたまりなど、これぞ地産地消!
 写真を撮らせてもらってると、係の人が「まあ引いてきな」と自分の福引券をくれたので引かせてもらいました。当ったのはマルチャン(東洋水産)のカップラーメン。また微妙な…。しかし、聞けばこれも製造元は武豊のメーカー「ユタカフーズ」。な、なるほど。
 地元贔屓というわけではないが、次の日食べてみたらカップラーメンにしてはけっこう美味かったです。
(まさ)

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白老でほろ酔い

2009年03月02日
  日本酒の飲みすぎで、ぼぉ~っとしている。昨日は落語通の師匠さんが我が家にいらっしゃり、愛媛の酒蔵、京ひなの純米大吟醸「五億年」の一升瓶を持ってきてくださった。こいつが旨すぎっ!雑味がまったくなく、喉にすう~っと入っていく。日本酒でもビールでも、最初の一杯が一番おいしくて、後はただ飲んでいるという感じなのだけど、この酒は二杯目も三杯目もエンドレスで旨い。酒豪ではない3人で一升瓶の半分くらい飲んだから、ワタシにしたら結構な量を飲んだ。さすがに夜は頭がガンガンしたが、朝は不思議とスッキリ。旨い酒は翌日に残らないってホントなんですねぇ。
 
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酒蔵に紅白の幕が張られ、めでたい感じ
 
 で、本日は常滑の酒蔵、澤田酒造、白老(はくろう)の酒蔵開放イベントに行ってきた。たった500円の入場料で、酒蔵見学と20種類ほどの酒の試飲、さらにお土産もいただけるという太っ腹企画。これは行くしかないでしょう。電車で常滑まで行き、常滑駅からは無料の送迎バスで向かう。飲む気満々の老若男女をいっぱい乗せて、バスはゆっくり進み、白老へ到着。
 酒を飲みたい気持ちを抑えて、まずは順序通りに酒蔵を見学する。ツアーのような形式ではないが、各所に職人さんがいるので、質問をすれば教えてくれる。道具には名前と説明書きも添えられているから分かりやすい。

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酒米を蒸す時に使う釜輪。竹輪のまわりを藁で編んだもので、釜と甑の間に挟んで蒸気の漏れを防ぐもの。これは白老の従業員が作るらしい。

 実は酒造りの工程は二年前にカメラウーマンさんと一緒に見学している。正月明けの早朝、急な見学のお願いにもかかわらず、快く受けてくださったのだ。掃除の行き届いた酒蔵に、道具が整然と並んでいた。多くの酒蔵がアルミやステンレス製の道具を使用しているが、白老では道具のほとんどが木製だ。甑(こしき)という杉材の桶を使って酒米を蒸し、木製の麹蓋で麹を作り、暖気樽(だきだる)」という木製の樽を使って酵母を増やす。大事に使えば木製の道具ほど長持ちするものはない。“酒造りは蒸しから”と、杉製の甑(こしき)でないと納得のいく蒸し米ができない。酒だけでなく、酒蔵や道具、職人について語る社長さんの話は熱かった。
 現在の甑は当時90歳の桶職人が作ったものだ。昔気質の桶職人が丹精込めて作った道具を、酒造りの職人が手入れをしながら大切に使い、一つ一つの工程を経て、酒が出来上がる。まさに珠玉の酒だなぁと思う。とにかく、昔ながらの酒造りを忠実に今に残す、稀有な酒蔵なのだ。

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 酒蔵見学の後、まずは上撰の蔵出し原酒をいただく。アルコール度数が19度くらいあるらしいが、なぜかスッと飲めてしまう。試飲コーナーでは白老の商品がずらっと並び、どれも試飲し放題。白老おすすめのエビせんべいや豆菓子などのオツマミも販売されているから、それらをツマミながら酒を試飲する。なかにはお弁当や漬け物などを持参して酒を飲んでいる人も。喉が渇けば、仕込み水を飲みにいく。酒飲みにゃ、贅沢すぎるイベントである。今日は完売していたが、純米大吟醸古酒と佐布里梅を仕込んだ「白老梅」を予約した。3月10日くらいには出来上がるらしい。あ~、楽しみ!(まり) 

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 酒蔵のいたるところで酒盛りが。皆、ほろ酔い。 

 澤田酒造 白老の詳細はこちら↓
 http://www.hakurou.com/
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カンバンの手帖ブログ版0090

2009年03月01日
 今回は保存モノ。先日、いつもお世話になっている幡豆町歴史民俗資料館に行った際、館長のBさんが「エエもんあるよ~」と見せてくれた一品。幡豆町にある酒蔵、山崎合資会社のホーローカンバンです。

090228-1.jpg (幡豆町歴史民俗資料館蔵・未公開)

 山崎の銘柄「尊王/尊皇(ソンノウ)」のホーローカンバンで、戦前製。酒のホーローカンバンはいろいろ見つけていますが、尊皇にお目にかかるのは初。いや~、美しい。特に右の色!昔の大洋ホエールズか。
 威厳のあるロゴの書体も素晴らしい。今のロゴは下のように丸みをおびたもの。これはこれでカワイイが。

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 他の「尊皇」のカンバンはこちら→●□
(まさ)
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