布土で締める2008

2008年12月31日
 GP敗戦の傷も癒えぬままボチボチ2008年も終わろうとしておりますが、僕にとって今年は「知多半島の年」でした。仕事の絡みで、大府、東海から師崎、篠島、日間賀島まで、やたらと知多半島に行ったこの一年。これほど頻繁に通った地域ならば、これまでは地元民でもないのに郷土愛的な気持ちも芽生えてきたものでしたが、そこまでテンションがあがらなくて、知多ってどこか掴みづらいなあ、って感じに過ぎてしまった(もちろん僕にとっては、って話です)。
 もちろんピンポイントでは面白いところが山ほどあるんだけど、好きか嫌いかよくわからないまま、身近にいる女の子ととりあえず付き合っているような。♪恋じゃないかもしれない、ね。…いやちょっと違うな。ていうかそんな恋愛はしたことがないわけですが。
 来年は知多へのこのあっさりとした思いが何に由来するものなのか、深く考察しようと思っております。単に取材の突っ込み方が甘いだけだったりして。
 そんなわけで今年のラストは、知多の地味ネタ。

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 2006年12月16日に廃止された、名鉄河和線布土(ふっと)駅です。廃止3ヶ月前の撮影。12月29日現在はこんな状態に。

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 こんなふうに跡形もなくなるものなんだなあと、妙に感心してしまった。

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 そういえば駅には電話ボックスもあった。もちろん今は撤去されています。
 
 えーと、来年は何かとがんばります。
(まさ)
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暮の東京住宅地

2008年12月30日
 本日のGPは井上昌己が優勝しました。彼がデビューしたての頃、今はなき門司競輪(北九州市)で2着に大差をつけて勝ったのを見てこりゃすぐにS級でも通用するわと思ったことがあったが、GPを獲るまでになるとは、感慨深いものがあります…って、買ってないんだけどさ。今後は、本線でも押さえでも大きいレースで東北勢は買わないことにしようと猛省した次第です。山崎め!
 そんな心の叫びはどうでもよくて、一昨日の東京行きでは、東京に着いてから林英哲のライブが始まるまで3時間ほどしかなく、仕方ないので池袋・目白あたりをブラブラしてました。

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 時間がないので寄席は見れなかったけど、嫁が「外観だけでも見たい」と言ったので、池袋演芸場へ。掲示されていた年明けのプログラムを見るとビッグネームが揃ってて、こういうところのみ東京っていいなあ~、と思う。
 そのまま歩いて、池袋から一駅新宿寄りの目白方面へ。目白は、名古屋で言えば池下あたりのような、閑静かつ高級そうな住宅街。なにしに行ったかというと、談志か談春の本に「柳家小さんの家は目白の住宅地」と書いてあったので、運よく見つけられないかなと思って。見つけられませんでした。
 目白駅前に出て、さらに時間つぶしでJRの内側の雑司が谷へ。

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 狭い道の入り組んだ町を歩き、藤子不二雄Aの「まんが道」にも出てきた鬼子母神に参り、嫁がネットで見つけていた雑貨屋なんかを覗いて、なんか「散歩の達人」的な東京散策をしてしまった。
 目白、雑司が谷界隈のほとんどの民家の玄関には、こんな正月飾りがしてありました。

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 簡易タイプの門松?ネットで調べたら「門柱門松」というらしいが、こっちであまり見たことがない。関東の風習なのか?

 あと、林英哲のライブ「2008 SPECIAL」は、大変よかったです。他の和太鼓奏者とは、表現しようとしている世界が根本的に違う。唯一無二とはまさにこのこと。いい舞台を見たので、いい感じで年が越せそう、だったのに、GPが…。小嶋も買ってたんだけど…。
(まさ)
東京雑 | Comments(2) | Trackback(0)

夜行バス経路の謎

2008年12月29日
 ヤンググランプリ、SSカップみのり(なんだこのレースタイトル)も終わり、いよいよ残すこところケイリングランプリだけになりました。GPは誰が走っても中部は買っておくのだが、永井が逃げて小嶋が番手まくっても、なんかその上を行かれそうな気がして…。心情的に北日本からは買いたくないが、今回ばかりは東北本線が無難か…。いや~困った。
 そんな予想で忙しいさなか、昨日は和太鼓奏者・林英哲のライブを見に東京へ行ってきました。行きは18きっぷでひたすら鈍行。帰りは夜行バス。さすが格安バスだけのことはあり、なかなか窮屈でしんどい。もういい大人なんだから、身体にやさしい移動法を考えるべきでしょうか(夏の福岡行きに車中3連泊とかやってる場合じゃない)。
 その格安バス、新宿を2245に出発し、東岡崎駅0445、豊田市駅0525、栄0630という運行スケジュールになっています。知立に住む我々は東岡崎で下りて名鉄本線で帰りたいところなのだが、そんな早くに降ろされても困るので、豊田市まで行って三河線の始発で知立に戻ることにしました。
 東岡崎から豊田までは、普通なら国道248号を通ります。車の少ない早朝だし、たぶんバスでも25分ぐらいで行けそう。ところがこのバス、東岡崎を出発するとなぜか東名岡崎ICに逆戻り!豊田ICまで高速を走り、トヨタ元町工場の脇を通って、豊田市駅前に着いたのが定刻どおり。
 おかげで三河線の一番電車にジャストで乗り継げたのはありがたいけど、時間調整のためにわざわざ高速道路で大回りしたってことだろうか?だとしたら、なんという贅沢な回り道だ!

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 ちなみに岡崎IC-豊田ICの大特料金は1300円でした。
(まさ)
西三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)

タハラリアンにジャストミート

2008年12月29日
 数日前、「ピンポン!」とかいうTBSの昼の報道バラエティ番組でアナウンサーが、トヨタの減益で財政が苦しくなるであろう田原市について「道路は穴が開いても放置、河川は氾濫するかもしれない」「小中学校の耐震化工事ができなくなり、市内の小中学生は心配」(田原市HPより)コメントしたところ、市に抗議されて謝罪したというマヌケな一件がありましたね。
 TBS(というかテレビ局の)のいい加減な報道姿勢と謝罪態度について、今さら誰が非難しても体質が変わるわけないから別にいいんだけどさあ。
 「道路に穴が開く」って…。農業の町だから未舗装や簡易舗装の農道ばっかりだとでも思ってるのかな?
 「小中学校の耐震化工事ができなくなり」って…。中国じゃあるまいし、いくら財政苦しくてもそこはほっておかないでしょ?そんなもんとっくに計画的にやってるっつの。秋のはじめに新築された野田小学校の取材をしたけど、地区の人も思わず自慢したくなるような実にいい校舎でした(「そう」21号の記事をごらんください)。
 要するに奴らは、東三河を田舎だと思ってバカにしてるんだろう。困ったもんだ。他に報道機関として取り上げるべき対象はいくらでもあるだろうに。田原市政よりも当の自動車会社に突っ込んでみろってんだ。 あと「氾濫するかもしれない」川って…、

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(田原市最大の川、汐川)

 渥美半島にまともな川はないんだってば!
 そりゃ集中豪雨くらったら溢れるかもしれないけど、どこだってそうじゃん。田原出身の光浦靖子がジャストミートになんとか言ってくれないか。
(まさ)
東三河雑 | Comments(1) | Trackback(0)

職人技 on the 屋根0016

2008年12月27日
 恵那市南部にある「大正村役場」の屋根部分です。今年話題をふりまいたどこかの会社の屋号ではありません。

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 旧明智町なので。
(まさ)
中濃・東濃雑 | Comments(0) | Trackback(0)

あの鐘を鳴らすのは消防団

2008年12月25日
 クリスマスだからといって殊更年の瀬気分になったりしないワタクシですが、何年か前はクリスマスの日=年末突入!でした。なんでかというと、25日は消防団の年末夜警スタート日だから。
 他の地区もだいたい同じ期間だと思うんだけど、僕が3年前まで3年間入っていた揖斐川町消防団は、25日夜から30日までが「年末夜警」ということになっていました。何をするかというと、団の管轄地区内の巡回です。夜、消防車に乗り込んで「お休み前には火の元、戸締りをお確かめのうえ…」とアナウンスしながら、地域を回るわけです。
 巡回は、夜8時過ぎから翌日未明まで一晩4便あるんだが、特に遅い時間の便は不思議なワクワク感があったなあ。寒風吹きすさぶ真っ暗なムラは、なんでかしらんけど年の瀬気分を掻き立ててくれました。

 この夜警には、約40人の団員のうちだいたい8割ぐらいが毎晩参加してたのだが、今から考えると驚異的な集まり方だ。どこも団員確保に苦労しているなか、ウチに限っては団員が足りないとか、団に入ってもちっとも活動に参加しないとかいう話はそんなにありませんでした。適度に人が定住している田舎で、適度にコミュニティが強く、適度に保守的というのが、消防団にとっての好条件というか。もっとも僕は、センスがなかったので役立たず団員の筆頭みたいな存在でしたが(でもキャラクターで団でのポジションをうまく確保するタイプ)。
 ちなみにウチの団員は集落ごとの選抜で、人口が多い集落だとくじ引きで当ってしまった人が、人口が少ない集落だと順番で強制的に入らされておりました(志願者はまずいない)。僕は強制的に入らされたほう。いいことも嫌なことも両方あったけど、トータルで見ると、まあ入っておいてよかったかな、と今では思います。
 一番の理由は、地元で知り合いができるから。地域の結びつきが希薄といわれて久しいけど、町・田舎に関わらず成人男子は一度は強制的に消防団に入らせれば、地域社会問題の3割ぐらいはすぐに解消できると思うんだが、どうか。
 いやホント、時期尚早としか思えない裁判員制度なんかより、消防団員制度を先にやるべきだよ。

 前置きがメインのようになってしまったが、去年のクリスマスは、旧佐久間町相月の消防団を取材しに行ってました。佐久間の年末夜警(正式には「年末年始特別警戒」)では、警戒を呼びかける意味でなんと火の見櫓の半鐘を叩くというので、それを見に行ったのです。

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 HINOMIに登る団員氏(このHINOMIの全景はこちら→●□)。

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 HINOMIを叩く団員氏。
 忘れ去られたモニュメント、もしくはホース乾燥塔の役割しかないと思っていたHINOMIが、まさか今もこうして使われているとは…。2007年最大の衝撃でした。
 今夜も佐久間では半鐘の音が鳴り響いていると思います。レポートは拙著「火の見櫓暮情」をご覧ください。
(まさ)
遠州雑 | Comments(0) | Trackback(0)

ザ・カノン

2008年12月23日
 半田市亀崎に鎮座する古社、神前神社で発見した珍品。境内へ登る石段脇の築庭に置かれています。

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 これは…カノン砲 !? 砲弾を忠魂碑に使っているものはよく見るけど、大砲そのもののモニュメントは初めてお目にかかった。正面には「加農砲」の文字が刻まれています。台座から銘板等がとり外れているので、来歴は不明ですが。

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 この方向は完全に対岸の高浜を狙っている…。
(まさ)
知多雑 | Comments(1) | Trackback(0)

七郷一色

2008年12月22日
 ちなみに七郷一色はこういうところ。

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 七郷一色は広範囲に小集落が点在する地域で、そのうちここは中心部にあたる六本松地区。新城市営バスもここまで乗り入れています。山の中腹に見える横長の白い建物は、平成13年度で廃校になった旧七郷一色小学校。最後は在校生が二人だけになってしまい、廃校もやむなしという状態でした。今は公民館的な施設として使われているらしいです。

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 こちらも七郷一色の一部で、六本松から少し奥に入ったところにある浅川集落。六本松も浅川も、この斜面の感じがなんか好き。うまく言えないんだけど、なんかこう、安定感というか安心感を与えてくれる地形というか…。山の中だけど、暗さや険しさがあまり感じられない(と思うのは僕だけ?)。
 
 昨日のフォーラムの発表によると、林業の景気が良かった時代は裕福な集落で、収入も多く電化製品などは凡庸なの平地の集落より早く導入されていた、とかなんとか。
 この土地が好きだけど地元民ではない僕としては、推移を淡々と見守るしかない。
(まさ)
東三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)

東三河3集落大寄合0002

2008年12月21日
 昨日、愛大で催された「海・山・野トライアングル交流フォーラム」という催しを取材、ではなくただの見物(&知人のツテで本の販売)に行ってきました。
 以前にも少し触れましたが(→●□)、「豊川流域研究会」という民間の地域研究サークルが東三河の3集落で3年間にわたって老人からの聞き取り調査を行っており、これはその集大成的なフォーラム。愛知県の事業の一環でもあり、愛大の「三遠南信地域連携センター」などが後援しています。
 タイトルにある海は豊橋市前芝、山は新城市七郷一色、野は田原市野田町西馬草のこと。豊川&豊川用水でつながっている3つの特徴ある地域が聞き取り調査の対象。調査というとアカデミックな感じがあるけど、大雑把にいうと「地元の中高年が地元の老人に戦後の話を聞く」というのが特徴で、町づくりや町おこしの側面も併せ持っている点が面白いところ。要は、地元民の地元民による地元民のための研究、ということで、これを地域づくりに発展させていくにはどうしたらいいか、というのがテーマのようです。
 会場には80人ばかりの聴衆が詰め掛け、なかなか盛況でした。

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 まあ、大学でやるフォーラムなので調査発表もパネルディスカッションも堅いといえば堅いのだが、地元の人のナマの声や、地元の人が語るレアネタはなかなか面白い。特に興味深かったのは、上流部の七郷一色の人の発言。

「森林保全に取り組んできたけど高齢化が進みすぎて、もうギリギリの状態。水資源基金を設立して下流部の行政・住民から金銭的なサポートをしてほしい」

 う~ん、悲痛な叫び。こういう声は、農山村に無関心な下流域の都市住民に向けてもっと発信されるべきだが…。
 ていうかその前に、このフォーラムを愛大の地理や社会学の学生がなんで聞きにこないんだ。
(まさ)
東三河雑 | Comments(3) | Trackback(0)

カンバンの手帖ブログ版0084

2008年12月19日
 春夏秋冬叢書「そう」21号のボツネタ。
 神地名として、豊橋の中心部にある神明町(豊橋郵便局のあたり)取り上げようかと思ったんだけど、どうにも絵にならないので取り上げるのをやめました。その神明町にて撮影。駅前大通から一本北に入ったところです。

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 ここの通称は「銀座通り」。地方都市によくある名前だけど、豊橋にもあるとは気が付かなかった。「豊橋百科事典」によると、大正から昭和初期にかけて開かれた道だそうです。

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 う~ん、これが銀座かあ…。昔日の繁栄がイマイチ偲ばれません。まあ、市街地整備で建物が一掃されてしまった刈谷の銀座よりはマシか。
 以前はこの突き当たりに銀座東映という映画館がありましたが、いつの間にか取り壊されて今は駐車場になっていました。確かR259号側の通りの入口には電光のアーチカンバンもあったと思うが、それも撤去されている。
(まさ)
東三河雑 | Comments(2) | Trackback(0)

あったかいドーナッツ

2008年12月15日
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 12月13、14日の2日間、東京に行ってました。旅の目的はお芝居と寄席。その内容はおいおい書くことにして、お土産に買ってきたのがクリスピークリームドーナッツ。朝倉総理が機内で食べていた、あのドーナッツです。待ち時間は30分。それくらいならいいか、と待っていると、カゴ盛りのドーナッツを持った店員さんがやってきて、お客さん一人一人に人気商品のオリジナルグレーズドを手渡していくじゃありませんか。しかも半分とか一口サイズではなく、まるまる1個!店員さんを見ていると、試食用というより、「寒い中、外で待たせてすみません」という気持ちを込めた一つのよう。こんなサービスもあるのかと驚きました。揚げたてだから手に持つとじわ~っと温かさが伝わってくるし、生地は焼きたてパンのようにふわふわしているし、米粉パンに似たモチッとした食感もある。少し甘すぎるけれど、寒空の下で味わうならぴったり。並んで食べたあったかいドーナッツを、もう一度食べたいです。
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食べもの | Comments(0) | Trackback(0)

三信鉄道の遺産

2008年12月14日
 昨日の半鐘の話はあまりにマニアックすぎたので、今日はもう少し分かりやすいネタを。といってもやっぱりマニアックなんだが。
 神妻(かづま)はそもそも、背後にそびえる山の中腹にある神妻神社と深いつながりがあり、集落からその神社まで人しか歩けない山道が続いています。

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 トンネルとトンネルに挟まれた飯田線(下川合-中部天竜)をくぐるところ。こんな道に高さ制限の標識がいるのかという疑問もあるが。
 この鉄橋をよく見ると、こんなモノが!

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 製造年と製造業者を記したプレート。新しい鉄道橋だとペンキで書かれている場合が多いけど、これは「昭和八年 川崎車輌株式会社製」と戦前製。その下には飯田線の前身である「三信鐵道株式會社」の文字も。三信鉄道は三河川合から天竜峡までの路線で、昭和18年に国策により国鉄移管されました。
 往時の駅舎はもはや全滅一歩手前だけど、こういうものが残っているとは凄い。
 ちなみに、この道をさらに奥へ進むとこんな感じに。

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 木製の橋。木馬道か!さらに登ると神妻神社に出ますが、根性ないので僕はこの先の地蔵までで引き返した。神妻神社へは、浦川と大井を結ぶ佐久間林道を使えば車で行くことができます。

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 これが神妻神社の拝殿。林道を走っていると山の中に忽然と現れる。近年建て替えたそうで立派な拝殿だが、この背後にはこれまた立派な巨木が何本も生い茂ってます。

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 天竜川林道には、真下に中部天竜駅が望めるスポットも。ここから撮影した鉄道写真はほとんど見た覚えがないが…。プロの人に撮ってほしいね。
(まさ)
遠州雑 | Comments(2) | Trackback(0)

あの鐘を吊るすのはアナタ?

2008年12月13日
 春夏秋冬叢書刊「そう」21号連動ネタ。
 僕はこの雑誌で、その号のキーワードの入った三遠エリアの地名についての原稿を書いているんですが、今号のキーワード「神」で取り上げたのは、旧佐久間町の中ほどにある神妻(かづま)という極小集落です。
 少し前に「川合花の舞」のことを取り上げましたが(→●□)、ちょうどその対岸にあります。

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 川合から見た神妻。↑のあたり。って、木に埋もれて何が何だかよくわからないけれど。
 JR飯田線下川合駅から、大千瀬川を渡らずに線路沿いの細い道をまっすぐ辿ると、神妻に辿り着きます。

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 う~ん、地名はあるけど、こういう場合も集落というのだろうか?
 行って驚いたのは、今は2世帯しかないこの集落に、火の見櫓が存在したことです(→●□)。いったいナゼ?という感じだが、昔はそれなりに家があったという証拠。このHINOMIに吊り下げられている明治43年9月15日製の半鐘には、12人の村人の名前が刻まれています。

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 そして半鐘の別の面には、こんな刻印も。

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 おそらく村外からの寄附者だと思います。一番右の「金原疎水財団」というのは、このあたりの山の何割かが遠州では神のような存在として崇められている治水・治山事業者の金原明善(1832-1923)の所有で、たぶん明善がらみの団体だと思います(詳しく調べていませんが)。
 僕が驚いたのは、真ん中に刻まれた人の出身地。「揖斐郡久瀬村」…って、僕の父親の在所じゃん!外津汲(とづくみ)もよく知った場所。なんで北遠の山奥で、西濃の山奥の地名なんぞに遭遇するんだ?…これって、もしかしたら凄い発見なんじゃないか?
 さっそく実家の父親に電話して、今も久瀬に住んでいる親戚に聞いてもらったところ、この人の孫(もちろん年寄り)は先日亡くなったとの報が。うーん、今度帰省したとき久瀬村史にでも当ってみるか。

 と、一人で興奮したはいいのだが、仮に神妻と外津汲の知られざるつながりが発見できたとして、どちらも人口の超希薄な、地元以外で知ってる人なんかほとんどいない超マイナー集落。誰がそんなものに興味を示すというのだろうか…。
(まさ)
遠州雑 | Comments(2) | Trackback(0)

PKN & HINOMI

2008年12月12日
 昨晩、浜松で行われた「ぺちゃくちゃナイト浜松vol.2」にプレゼンターとして参加しきました。

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 18人のプレゼンターが、20枚のスライド×各20秒=6分40秒でトークするという、世界各地で行われているイベントの浜松版で、8/1に第1回が行われ、今回が2回目になります。運営サイドに知り合いがいて、誘われたので軽い気持ちで出てしまいました。
 出演者はアート系の人、モノ作り・伝統産業系の人、建築系の人、ミュージシャン、そしていつもお世話になっている「そう」の編集長・味岡伸太郎さん(編集長としてではなく美術家として)と、バラエティに富んだスゴイ人たちが続々登場し、自分の仕事や活動を簡潔かつ面白く「プレゼン」されてたんですが、僕一人だけで浜松生まれでも浜松在住でも浜松で大きな仕事をしているわけでもなく、しかもネタが「火の見櫓」って!見ていた人も「なんだこの人?」って感じだったと思います。

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 えー要は、岐阜生まれだけど遠州・浜松が大好きで普段あまりスポットの当たらない地域ネタを拾っては書いたり撮ったりしているライターが遠州の火の見櫓なんてマイナーネタで本を出したのでよろしくね、ということです。
 喋ってる本人は手ごたえも何もよく分からなかったんだけど、野口とか鴨江とか芳川とか、浜松の地名を出すとなぜかウケてたからまあいいや。まあ、箸休め的なポジションってことで。
 しかし、20枚×20秒のワクで喋るのは、ホント難しい。オーバーすると焦るし、余っても焦るし、なぜ僕以外の人はあんなに落ち着いて流暢に喋れるんだろう?

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 中にはフラダンスヤボリビア音楽も登場して、メリハリがあって面白い展開。特に面白かったのは、打ちっぱなしコンクリート工事の会社「ニチエー吉田」の社長、吉田晃(70代)さんの話。事業内容にも驚嘆するが、トークもさすが年の功というか。浜松市民の郷土意識を煽って拍手喝采を浴びてました。さすが浜松のやらまいか精神はスゴイ。岐阜でこういうイベントやったらああいう盛り上がり方するかなあ?
 絵的にはコレが一番面白かったかな。

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 ホワイトニングをプレゼンした市内の歯医者さん。治療の写真なんだけど、ああいう場で見るとアートにも見えます。う~ん、ホワイトニングしたい(歯医者に浜松まで通えないけど)。
 バタバタで出演者の皆さんとゆっくり話ができませんでしたが、何かの折には取材させてくださいね!
(まさ)
遠州雑 | Comments(5) | Trackback(0)

養神登場!

2008年12月10日
 西武園の全日本選抜競輪も終わり、今年もはやグランプリを残すだけとなりました(おっとその前に岐阜記念)。しかし昨日の決勝戦、まさか今さら三宅伸が獲るとは…。なんか楽しい気分にさせられるレースではあった。
 
 それはさておき、豊橋の春夏秋冬叢書の季刊誌「そう」21号が発売されています。
 今回の(僕の)目玉は、なんといっても竹内酒造の記事。蒲郡の三谷にある小さい酒蔵で、銘柄は「養神(ヨウシン)」。たぶん紙媒体は初登場(テレビには出たことがあるらしい)。販売している店が蒲郡の一部のみというので、ほとんど「幻の酒」といってもいい存在です。

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 こちら本書未掲載、蔵の内部。今、仕込みでムチャクチャ忙しいことと思います。

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 詳しくは買って読んで下さい。そして三谷の酒屋に行って、買って飲んでください。
(まさ)

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●□お 知 ら せ□●
12/11に浜松で行われる「ぺちゃくちゃナイト浜松vol.2」に参加します。
10数人のプレゼンターが、20枚のスライド×各20秒=6分40秒でトークするというイベント。
僕はHINOMIネタで喋ります。近場の人はぜひ。

日時:12/11(木)19:30~22:30
場所:K-MIXスペースK/浜松市常盤町133-24/遠鉄遠州病院前駅から徒歩5分
料金:1000円/ワンドリンク付き
東三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)

本当の師走

2008年12月08日
 土曜日、用事があって久々に常滑の南の方を通りがかったら、大谷という田舎の方でこんな大行列に遭遇!

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 なんじゃこりゃあ!堂島ロールの販売店がこんなところにオープンしたとでもいうのか!
 並んでいた人に聞いたら、名鉄が主催する知多四国開創200年記念ハイキング巡礼イベント「歩いて巡拝(まいる)知多四国」に参加した善男善女の皆様方だった。今年、毎月第1・3土曜日に行われた企画で、この日は「常滑デー」。常滑駅からバスで大谷までピストン輸送し、大谷の寺が起点になったので、こんなことになったらしい。

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 行列の目指す先は、58番札所来応寺、の納経所。ふだん閑散としたこの寺に、これほどの人が押しかけようとは…。

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 行列整理?かなにか知らないけど、お寺の坊さんさんも走ってます。しかし、今年は200年だからブームのように巡礼者がメチャクチャ多いけど、来年はどうなるんだろう?
(まさ)

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●□お 知 ら せ□●
12/11に浜松で行われる「ぺちゃくちゃナイト浜松vol.2」に参加します。
10数人のプレゼンターが、20枚のスライド×各20秒=6分40秒でトークするというイベント。
僕はHINOMIネタで喋ります。近場の人はぜひ。

日時:12/11(木)19:30~22:30
場所:K-MIXスペースK/浜松市常盤町133-24/遠鉄遠州病院前駅から徒歩5分
料金:1000円/ワンドリンク付き
知多雑 | Comments(2) | Trackback(0)

カンバンの手帖ブログ版0083

2008年12月07日
 大府の南の外れの、米田町という田舎で発見した一品。

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 どうにもコメントしようがないけれど、なんだろうね、この40年代テイストの深い味わいは。ホント、誰がこんな名作を描いたんだろう。

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「おい、思春期の子供との話し合いなんかムダだ!」
(まさ)

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●□お 知 ら せ□●
12/11に浜松で行われる「ぺちゃくちゃナイト浜松vol.2」に参加します。
10数人のプレゼンターが、20枚のスライド×各20秒=6分40秒でトークするというイベント。
僕はHINOMIネタで喋ります。近場の人はぜひ。

日時:12/11(木)19:30~22:30
場所:K-MIXスペースK/浜松市常盤町133-24/遠鉄遠州病院前駅から徒歩5分
料金:1000円/ワンドリンク付き
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寺のソフトバンク犬

2008年12月06日
 祖父江に行った日の午後は知多にいました。知多半島に紅葉の名所といえるようなポイントはありませんが、イチョウの美しい寺ならいくつかあります。そのひとつ、知多市岡田の慈雲寺(知多四国88ヶ所の札所)。

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 見事なイチョウの古木がそびえ立つ境内。夕陽に照らされて実に美しい。
 しかし、この寺のポイントはイチョウよりむしろ、この子だ。

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 う~ん、どっからどう見てもソフトバンク犬!躾がいいのか参拝客が多いからか、ひじょうに行儀がよい。カメラを向けても泰然自若…というか、ある種の気取りかな?こんな感じで納経にやって来る善男善女を出迎えています。

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「おい、巡礼はもっと歳とってからでもできる!」
(まさ) 

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●□お 知 ら せ□●
12/11に浜松で行われる「ぺちゃくちゃナイト浜松vol.2」に参加します。
10数人のプレゼンターが、20枚のスライド×各20秒=6分40秒でトークするというイベント。
僕はHINOMIネタで喋ります。近場の人はぜひ。

日時:12/11(木)19:30~22:30
場所:K-MIXスペースK/浜松市常盤町133-24/遠鉄遠州病院前駅から徒歩5分
料金:1000円/ワンドリンク付き

第1回(8/1)の模様→●□
知多雑 | Comments(3) | Trackback(0)

黄金色の祖父江

2008年12月05日
 おととい午前中、用事があって祖父江に行ってきました。祖父江といえばギンナン。町じゅうイチョウの木だらけ。祖父江はけっこう頻繁に通りますが、イチョウの色づく時期に行ったことがありませんでした。

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 行ってびっくり。これはスゴイ。ほんと、祖父江全体が黄金色に包まれているという感じ。普段はかなり地味な町が、こんなに輝くなんて。もちろんそれなりに匂いもすごいわけだが…。
 上の写真は名鉄尾西線山崎駅前です。

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 イチョウの落ち葉の中で惰眠をむさぼるネコ。臭くないんだろうか。
(まさ)

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●□お 知 ら せ□●
12/11に浜松で行われる「ぺちゃくちゃナイト浜松vol.2」に参加します。
10数人のプレゼンターが、20枚のスライド×各20秒でトークするというイベント。
僕はHINOMIネタで喋ります。近場の人はぜひ。

日時:12/11(木)19:30~22:30
場所:K-MIXスペースK/浜松市常盤町133-24/遠鉄遠州病院前駅から徒歩5分
料金:1000円/ワンドリンク付き

第1回(8/1)の模様→●□
尾張雑 | Comments(0) | Trackback(0)

大社からの便り

2008年12月03日
 少し前、島根県から分厚い本が届きました。

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 発刊ホヤホヤの大社町史(中巻)です。
 島根の大社と言えば、いうまでもなく縁結びの神様として有名な出雲大社のこと。最近ではNHKの連ドラ「だんだん」のロケ地にもなっています。ちなみに、主題歌とナレーションを担当している竹内まりやの実家は、出雲大社門前にある老舗旅館。
 なんでこんな立派なものが送られてきたからというと、実は僕の所蔵資料を図版として提供しており、その献本なのです。
 これまでさんざん、人から資料を借りまくって本作りをしてきましたが、こちらが献本される側になるなんて初めて。献本されてみて初めてわかったが、いや~、たった1点だけなのにこんな立派なもの貰っちゃって逆にスイマセン、って感じ。しかも提供者名もちゃんと載せていただいてる。「愛知県の内藤昌康氏所蔵」って…。なんで島根の町史に愛知県から?って、読者が疑問に思うこと必至だ。

 提供した資料は、明治42年に発行された「出雲大社参詣道案内」という、A3大の古地図です。門前町の旅館が宿泊者にお土産として販売(もしくはプレゼント)した、今でいう高速道路ルートマップみたいなもの。
 この地図は、05年に樹林舎の「島根県の歴史街道」を作っているとき、たまたま蒲郡市三谷の「東海書房」という今はなき古本屋で発見しました。その本の監修者で、大社町史の編集委員でもある池橋先生にお見せしたところ、こりゃ面白い資料だから町史にもぜひ使わせて、ということで教育委員会にお貸しした次第。
 この地図の値段、なんとたった1000円!先生の話では、もし島根で売ってたら5000円はするんじゃないか、と。古本屋では、他の地方の資料にけっこうお値打ちな価格が付けられていることがあるので狙い目です。他にも、鹿児島の古本屋で大正時代の「納屋橋開通記念絵葉書綴り」をたった500円で購入したこともあります。

081203-2.jpg ※クリックすると大きく表示されます。

 上が「出雲大社参詣道案内」の一部。山陰線が出雲今市(今の出雲市)まで開通する直前の発行で、すでに今市まで鉄道路線が描かれているのがポイント。一畑電鉄と廃止された大社線の開通はもうチョイあとになります。
(まさ)
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爺ちゃんの遺品

2008年12月02日
 嫁方の爺ちゃんが亡くなり、日曜日に葬式がありました。爺ちゃんの生まれた富山(新湊)、婆ちゃんの実家のある沼津から親戚が集まり、結婚4年の僕には初めて見る顔ばかり。葬式も、こうした珍しい人たちと会える場と考えるといいもので、引き合わせてくれた爺ちゃんに感謝です。
 爺ちゃんの遺品の整理はこれからだけど、とりあえず、こんなマニアックなものを貰ってきた。

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 高速道路初開通から5年後の昭和46年に発行された、高速道路のパンフレット。遺品っつーか…。物持ちがいい人は、こういう珍品もちゃんと取っておいてくれるので嬉しい。
 このパンフは日本損害保険協会が発行したもの。自賠責保険の解説や高速道路を運転するときの注意が散りばめられ、本格的なクルマ社会に突入した時代を反映する一品といえます。

「ランプ、IC、SAなどの案内標識や走行規制標識には、つねに注意して運転すべきだ。高速道路において、目的地のICを間違えると大変だ。高速道路では、駐停車、Uターン、バックは禁止されている。」

 昔はインターの数がもっと少なかったから、下り間違えると確かに今より大変だったかも。
 中味の一部はこんな感じ。

081202-2.jpg ※クリックすると大きく表示されます

  チープなイラストがこれまた時代を反映してる。半田のあたりに描かれているのは酒樽。この当時はまだ全国有数の酒どころだったからなあ…。愛知牧場みたいに、愛知では有名だけど全国的にマイナーな物件が載っているのも笑える。これは高速の沿道にあるから分かるが、瀬戸のあたりに描かれた「玉野川県立公園」て、なにそれ?
(まさ)
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