慈母の微笑み&HINOMI

2008年03月29日
 奥三河の東栄町に、月(つき)という美しい名の集落があります。そこの清平寺というマイナーな寺の参道に佇んでおられる、年代物の不思議な石像。

080329-1.jpg

 何かを抱える誰か。何かと思ってよく見てみると…

080329-2.jpg

 仏像?いや赤ちゃんか。慈しみの眼差しで見つめる母の石像なのでした。う~ん、和む…って、なんだこりゃ?仏教の歴史にまつわる何かだとは思うが、こんなの見たことない。知っている人いたらご教示ください。
 そんな親子像やズラリ並んだ石仏たちを見守るかのように、門前にはHINOMIが!

080329-3.jpg

 最寄りは寺なので、火事のときは坊主が梵鐘ではなく半鐘を叩いたんでしょうか。詳しい話を聞こうにも近くに人がいない!もっとも締め切り後に発見したので、本書には未掲載ですが。

 というわけで平成の珍本「火の見櫓暮情」は春夏秋冬叢書から発売中です。よろしくお願いします。問い合わせは筆者か出版社か三河・遠州の書店さんまで。
↓下の写真をクリックするとチラシが拡大されます
0002hinomi.jpg
(まさ)

-----------------------------------------------
●□ お 知 ら せ □●
◎I toursブログを更新しました。宮崎ネタです→●□
スポンサーサイト
東三河雑 | Comments(2) | Trackback(0)

カンバンの手帖ブログ版0053

2008年03月28日
 「温泉大ちゃん」オススメ、2日目の昼に立ち寄った鹿児島県霧島山麓、妙見温泉きらく湯の名物(?)カンバン。

080328-1.jpg

 いや~、見事な昭和の遺物!しかもこの温泉、まだやってるからすごい(宿泊も可能)。裸女の団体はともかく、大浴場の構造はまさにこの絵の通り!なのに露天風呂は、このようなカンバンを掲げている施設とは思えないほどキレイで、雰囲気、泉質ともども非常に良かった。
 先の鉄道モノといい、九州は古いものを大事にする風土らしい…。
(まさ)
西日本 | Comments(0) | Trackback(0)

国鉄の匂い~吉都線編

2008年03月27日
 都城から吉都(きっと)線に乗って1時間ちょっとのえびのへ。仕事で来ていた時は、合間に全駅チェックなどしておりましたがさすがに乗ってる余裕はなく、確か高校生のとき以来の乗車です。
 都城を出るとすぐ、車窓風景はのんべんだらりんとした農村風景。霧島山麓の黒土の畑が延々と広がっています。これぞ宮崎の原風景!つじあやののセカンド「春蜜柑」なんぞを聞きながらカローラバンで走り回ってた7年前がよみがえり、胸がキュンとします(バカ)。
 JR東海では全滅したんじゃないか?ホーロー製の駅名標もJR九州なら残っています。漫画塚、じゃない万ヶ塚にて。

080327-1.jpg

 都城とえびののほぼ中間点、高原(たかはる)。ムダに広いホームがいかにも国鉄チック。

080327-2.jpg

 高原こそ天孫降臨の地で、人口は疎ながら精神的には密な町。このあたりには本格派からお笑い系までスピリチュアルスポットが点在していてなかなか面白いんだが、今回は通過。
 そしてJR無人駅の名駅舎ランキングで確実にベスト5に入るであろう(そんなランキングはないが)、ジミでシブくてボロい、えびの駅!

080327-3.jpg

 7年前に見たとき、すでにいつ改築されてもおかしくない風情をたたえていたのだが、いまだ健在とは嬉しい限り。爺さん、まだ生きとったか!てな感じで。

080327-4.jpg

 年代ものの改札の手すり。その向こうには(見にくいけど)霧島の山並み。映画のロケ地としてこれほど好適な駅がありましょうか。実際、ここで何かの映画が撮影されたらしく、旧駅事務室内にはその遺物が置いてありました。

080327-5.jpg

 改札の手すりの強度を確認する女性取材記者(小学生?)。
 このあと迎えがやって来て、我々は神の国へ、いや霧島の中腹にある白鳥温泉に行きました。
(まさ)
西日本 | Comments(0) | Trackback(0)

国鉄の匂い~都城駅編

2008年03月26日
 今回は、沖縄在住の「温泉の大ちゃん」夫妻、一泊だけ参加の宮崎在住M夫妻と合流するえびの市までは、鉄道を利用しました。JR九州の日豊本線~吉都線乗り継ぎです。
 JR九州は、最先端デザインの列車がバンバン走ってる一方で、国鉄時代から変わらない施設を今だに使い続けているという、二面性を持った鉄道会社です。
 列車のほうは、内外観ともカッコイイデザインが特急にもローカル線にも取り入れられており、鉄道マニアだけでなく一般客をも唸らせる。事実、マニアでもなんでもないウチの嫁も感嘆しておった。いっぽう施設はというと、いかにも国鉄チックなシブい駅舎や駅名標があるわあるわ。アラーキーが撮影した昔の青春18きっぷのチラシ写真の世界そのまんま。
 列車のデザインはいかにも金かけてない風で、まだ使えそうな木造駅舎をセンスの感じられない画一的で安上がりな駅舎に一掃したJR東海とは、会社のグランドデザインや鉄道思想の面で、呆れるほどの差があります(鉄道思想ってなんかよくわからんが)。
 で、車輌系のネタは雑誌でもネットでもどこでも見られますんで、こちらでは地味ながら味わい深い駅施設関係をピックアップしてみました。
 まずは宮崎からえびのえの中継ぎ駅、都城。

080326-1.jpg

 県下第二の都市との玄関駅とは思えない、地味で閑散とした駅舎&駅前風景。市街中心部にはこちらより西都城駅のほうが近いのだが、閑散ぶりはどっちもどっち。この平たい感じが、いかにも昭和50年代チックです。確か木造の旧駅舎を「都城・小林・えびのの100年」に載せたような気がするが、何年に改築したか忘れた。

080326-2.jpg

 昔懐かしい電光吊り下げ型の駅名標が健在!地味だけど、落ち着いた書体といい色あいといい、質実剛健な古き悪しき時代の国鉄が懐かしく思い出されます。

080326-3.jpg

 狭く薄暗い地下通路には、これまた「国鉄書体」の乗り場表示板が。博多、熊本は、今はなき直通列車の名残りか。そういえば昔、「おおよど」なんて地味な特急があったなあ。

080326-4.jpg

 駅のホームにはタイルの洗面台が!蒸気機関車の時代、煤で汚れた顔を洗ったりするため、どの駅にも置かれていたといいます。カーブがいい感じ。
 名古屋近郊では米原駅のホームに最後まで残っていたけど、大改修でいつの間にか消滅してた。

080326-5.jpg

 キヨスクで地元の商品チェックに余念がない女性取材記者(ただの時間つぶし)。キヨスクも10数年前から減り続けてますね。ここでは隅の方に駅弁も並んでました。
 キヨスクで販売されているローカル商品のメーカーを訪ねる、なんて企画本はどうかな?
(まさ)
西日本 | Comments(0) | Trackback(0)

サンライズ宮崎01-08

2008年03月25日
 19日午後から24日午前まで、宮崎・鹿児島・熊本に行ってきました。今回は沖縄在住の友人「温泉の大ちゃん」コーディネートによる南九州の温泉ツアー。19日の夜、大阪からフェリーに乗って20日に宮崎入り、その日の夕方落ち合って、車でグルグル回るというコース。久々の南九州は相変わらずのどかで広くて、酒と湯を繰り返し、のんべんだらりんと実に休暇的な休暇となりました。

 初日に訪れた宮崎は、僕にとって非常に思い入れの深い土地です。
 というのも、01年の2月から9月まで、K土出版社の古写真集シリーズ制作のため滞在したからです。滞在といっても名古屋と宮崎を行ったり来たりだったので、住んだという感じではないのですが。担当したのは「都城・小林・えびの」と「西都・児湯」。宮崎市・県南エリアと県北エリアも他の担当者の手伝いに出向き、おかげで全市町村を訪問しております。
 そんな僕が抱く宮崎のイメージというと、延々と畑が広がるのぺーっとした大地、やたら道幅が広いのぺーっとした町並み、西に連なる険しい山並みと深い谷沿いの村々、といったところですが、さすが天孫降臨の地だけあり、それらが相まって神が存在していそうな雰囲気に包まれています。うまく説明するのは難しいのだが、開けているのになんか閉じた輪の中に取り込まれちゃって抜け出し難い、という感じ。知らないうちにトリコになってた。各地を回ったけど、他でこういう感慨を抱かせたのは、同じく神の国である島根県出雲地方くらいでしょうか。

 あの頃の宮崎は、長引く不況で産業が沈滞化し、シンボル的存在だったシーガイアが潰れるという、まさに瀕死の状態。ところがご存知のとおり、昨年の東国原知事登場以来、全国民の注目の的に!こんなことになるとは当時誰が想像しただろうか。
 朝、フェリーで宮崎に着いてから都城へ移動するまでの2時間ほど、宮崎市街地を回ってみました。

080325-1.jpg

 やはりここしかないでしょう。いまや全都道府県庁でもっとも外観が知られているであろう、宮崎県庁。県が所蔵する古写真の使用許可を取りに行って以来の訪問です。
 祝日で閉庁しているのに、何人もの観光客が来ていました。

080325-2.jpg

 エントランスには知事の等身大ポップ。そしてそれを囲んで記念撮影する団体さんが!撮影者は警備員のおじさん。このあと我々も記念撮影をしたことは言うまでもない。

080325-3.jpg

 県庁の隣には、宮崎産品&知事グッズショップが。このほかにもうひとつ地場産品ショップがありましたが、朝からどちらも大混雑。まあ、市街中心部では他に観光スポットがまったくないので、ここに人が集中するんでしょう。

080325-4.jpg

080325-5.jpg

 ストラップ等の知事グッズに、知事のイラスト入り缶ジュースなどなど。ジュースは農協系の宮崎ローカル銘柄「サンA(エース)」。ちなみに嫁はここで、好物の芋チップを買い込んでいました。

 都城でタクシーのおじさんに聞いたところ、PRしてくれるので農業の人は喜んでいるけど、知事が入札方法を変えたので土建業の人は苦しいだろうね、とのこと。
 それはともかく、かつて愛した宮崎が盛り上がってるようで、とりあえずよかった。別れた恋人が元気でやってるのを陰から見守る気分だよ。
(まさ)
西日本 | Comments(3) | Trackback(0)

カンバンの手帖ブログ版0052

2008年03月18日
 旧額田町の奥部(と言うか額田は樫山の周辺以外どこも奥部って感じだけど)、河原集落で発見したカンバン。HINOMI的にはヒトダマっぽい「火」の書体も気になりますが。

080317-1.jpg

 なるほど、田舎では生えているものを闇雲に取ってはいけません。まあそれはいいとして、「舌代」ってなんだ?
(まさ)
西三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)

普通の木&半鐘

2008年03月17日
 例によって「火の見櫓暮情」プロモーションシリーズ。
 安城の北東外れに柿碕という農村集落があります。集落の端を旧東海道がかすめていますが、これと言って特筆すべきものもない、碧海らしい地味なところです。
 が!HINOMI的には特筆すべき超レア物件が!

080316-1.jpg

 村の真ん中にある、どうということのない五差路ですが、右の木立をよーく見てみると…

080316-2.jpg

 なんと、木に半鐘がぶら下げられている!?
 おそらく、財政的か土地確保の問題か、なんらかの理由で鉄製の櫓を建てることができず、このような状態になったんだと思われます。昔はこういうものもけっこうあったんでしょうが、平成も20年を過ぎたこの時代に、よくぞまあ残っていたもんだ。
 なお、安城は本書の取り扱いエリアではないため、このマニアックな一品は掲載しておりませんのであしからず。ていうか、もはやHINOMIじゃないんですけど…。
(まさ)

-----------------------------------------------
●□ お 知 ら せ □●
「火の見櫓暮情」は春夏秋冬叢書より3/20に発売。よろしくお願いいたします。
ご注文は春夏秋冬叢書か、筆者まで直接ご連絡ください。

↓下の写真をクリックするとチラシが拡大されます
0002hinomi.jpg


西三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)

RAIL & HINOMI

2008年03月15日
 企画は終わったというのに、無限ループのHINOMI旅はまだ続く。三河遠州以外でも、時間が空いたらついつい調査してしまうマニアの悲しき性よ。
 てなわけで「火の見櫓慕情」プロモーションシリーズ。火曜日、仕事帰りに羽島で発見した、これまで見た中で5指に入るベストロケーションのHINOMIがこれだ!

080315-1.jpg

 なんと駅のホームにHINOMIが!?
 これは、6年ほど前に廃止になった名鉄竹鼻線八神駅。この角度から見るとホームに立っているように見えるけど、実際はギリギリ敷地外です。
 廃止になる前、ここで何枚か写真を撮った覚えがあるが、HINOMIがあったことはまったく覚えていません。今の視点ではいやでも目に入ってしまう存在なのに、気にしてないとそんなもんです。今度実家に帰ったら、写っているかどうか確認してみよう。
 しかし竹鼻線も、ウチの地元の揖斐線同様、何もかもそのまんま。昭和末期に廃止された路線は、サイクリングロードに転用される例が多いけど、行政が財政難のこの時代には、どうしようもなくて放っておくしかないのか。まあ、廃線跡マニアとしてはその方がいいけど。
(まさ)

-----------------------------------------------
●□ お 知 ら せ □●
「火の見櫓暮情」は春夏秋冬叢書より3/20に発売。よろしくお願いいたします。
昨日完成品を見ました。我ながら、実に変わった本です。
注文は春夏秋冬叢書か、筆者まで直接ご連絡ください。

↓下の写真をクリックするとチラシが拡大されます
0002hinomi.jpg


岐阜中部・西濃雑 | Comments(0) | Trackback(0)

カンバンの手帖ブログ版0051

2008年03月14日
 でもってその日、昼飯を食べつつマラソン中継を見るために入った旧細江町気賀(きが)の超庶民的食堂、「三河屋」の電光カンバン。

080314-1.jpg

 何の形かと思ったら、割り箸なのでした。カンバン屋もいろいろ考えるなあ。

 ところで「三河屋」という名は、サザエさんでもお馴染みのとおり町の商店の代名詞的な印象がありますが、全国の三河屋を訪ねて歩く、という連載企画ってどうかな?
(まさ)
遠州雑 | Comments(0) | Trackback(0)

花咲ける遠州路

2008年03月13日
♪もう、春だなんて 信じられないのよ
(BKZ 「カラフルポップ・ワンピースガール」)

 てな具合に一気に暖かくなってきました。
 ここ数回、明るくない写真の連続だったので、たまには華やかな写真など…。先週の日曜日、浜名湖北岸の旧細江町にある、長楽寺というマイナーな寺で撮影。たぶん開花の早い河津桜ではないかと思います。

080313-1.jpg

 このお寺、小さいけど地元では花の名所として知られているらしく、春を求めて観光客がチラホラ来てござった。

080313-3.jpg

 長楽寺近くの地味な史跡で丹念にメモを取る女性取材記者&BARSAN。花を愛で、春の日差しを浴び、BARSANはすっかり元気になって家に帰られました。
 3月の遠州はのどかだ。
(まさ)
遠州雑 | Comments(2) | Trackback(0)

さらばいとう温泉

2008年03月12日
 先日、久しぶりに知立の旧東海道をウロウロしていたら(近いけど意外といかないもんです)、本町のど真ん中に空地が出現していてショック。

080312-1.jpg

 以前ここにはコレがありました。

080312-2.jpg
(2004.10.26撮影)
 「いとう温泉」という銭湯です。一回だけ入ったことがあるけど、実に味わい深い銭湯でした。
 ネットで検索して見つけた知立の方のブログによると、1月末日に廃業したらしい。少し前にティーワン(西三河のタウン誌)に紹介されてたばかりじゃなかったっけ?こんなことならもっと頻繁に行っておくべきだった~、と後悔しても後の祭り。

080312-3.jpg

 ファザードもこのように、古い町並みに溶け込んだいい雰囲気だったんですが。
 HINOMIも減ってるけど銭湯はそれ以上に減ってて、今残ってるのはほとんど奇跡ではないか。先月も古知野(江南)で、昨夏廃業した銭湯を見つけたし。
 しかしまだ刈谷にはまだ一軒、ドシブ銭湯が残っているはずなので、近いうちに行こう。
(まさ)

-----------------------------------------------
●□ お 知 ら せ □●
本邦ほぼ初のHINOMI本。どこを開いてもHINOMIだらけ!
「火の見櫓暮情」は春夏秋冬叢書より3/20に発売。よろしくお願いいたします。

↓下の写真をクリックするとチラシが拡大されます
0002hinomi.jpg

西三河雑 | Comments(4) | Trackback(0)

我が地元に希望はあるか

2008年03月11日
 本日は取材で岐阜へ。昼に岐阜市内、夕方に糸貫(現本巣市)のモレラ岐阜と、合間に時間がだいぶ空いたので、岐阜のHINOMIを調査する等で時間を潰しておりました(ほかにすることはないのか)。実家まで30分圏内の勝手知ったる土地まで仕事に来ながら、実家に顔を出さないというのもなかなか妙な気分ではあります。
 出身地の岐阜に対する思いは愛憎半ばするところがありまして、三河遠州や島根でやってきたように深く掘り下げてみたいと思う反面、地元に対する関心が薄い土地柄でローカルネタを扱っても仕方ないわな、とも思います。
 先日、とある取材で某書店の方に話をうかがった際、いわゆるタウン誌ではない岐阜の地域雑誌・郷土本の可能性について質問したところ、「う~ん、今までもあんまり売れなかったし、岐阜ではその手の媒体は難しいでしょうねぇ」との答え。
 そんなこと聞くと、ならば僕が!なんて反骨精神も芽生えてきてはいますが、今の気持ちを写真にするとこんな感じ。

080311-1.jpg

 廃止路線の錆びたレールの向こうに、漠然とした希望の光が!微妙すぎるこの感じが、まさに岐阜に対する今の僕の気持ち。
 まあ、でも、いつかは、郷土愛を鼓舞するしっかりした岐阜本を手がけたいです。

 ちなみに線路は旧名鉄揖斐線の黒野-中之元間。正面の山は池田山。どうでもいいけど、いつまでレールを放置しておくつもりなのか。
(まさ)

-----------------------------------------------
●□ お 知 ら せ □●
◎「火の見櫓暮情」は3/20発売。よろしくお願いいたします。
♪無限ループのHINOMI旅ぃぃ 諸行無常の半鐘の音ぉぉ~

↓下の写真をクリックするとチラシが拡大されます
0002hinomi.jpg

岐阜中部・西濃雑 | Comments(2) | Trackback(0)

刈谷駅前ここ数年の今昔~北口編

2008年03月09日
 出すタイミングが半年ほど遅れたネタですが。JR刈谷駅の北口、いつのまにかさっぱりしてしまい、向こうが見渡せるようになっています。

080309-1.jpg

 昨年の夏頃までは、ここにこんな建物がありました。

080309-2.jpg

 日本通運刈谷支店です。地味ながらいい建築だったんですが…。もったいない。建築年など詳細は不明。
 国鉄駅前と言えば日通支店がつきものでしたが、時代の流れで最近は減少傾向にあります。鉄道マニアは多いけど、日通の研究者ってのはあんまり聞いたことない。誰か詳しい人はいないか?
(まさ)
西三河雑 | Comments(2) | Trackback(0)

BARSAN & HINOMI 0004

2008年03月08日
 「火の見櫓暮情」プロモーションシリーズ。
 豊橋市の豊川放水路のほとりに、日色野(ひしきの)という集落があります。豊橋市民でもどれくらいの人が知ってんだ?というようなマイナーなところ。国道247号小坂井バイパスの料金所あたり、ということでおよその見当をつけてください。

080308-1.jpg

 集落内の狭い路地沿いに、すっくと立つHINOMI。小坂井バイパスからも見えるので、通る人は探してみてください。どうでもいいけど小坂井BP、僕も今まで指折り数えられるほどしか通ったことありません。本坂トンネルも無料化されることだし、ここもタダにしてほしいわ。
 日色野は農村ですが、昔は放水路から沖へ出て、海苔の養殖やアサリ漁もやっていたという、半農半漁の村でした。
 HINOMIの近所で話を聞いたBARSANも、今では数少なくなった日色野の漁経験者のひとり。もともと豊川市の出身で、ここに嫁いできてから漁に出るようになったとか。
「実はそんなに海に出るのは好きでないでのん。寒いし。船酔いせなんだもんでよかったけど…。」
 海が嫌いな漁民もいるんだなあ、と。

 日色野では他に、犬の散歩中だったG-SANからも話を聞き出すことに成功ました。

080308-2.jpg

 集落の外れにある、神泉寺という無住寺の参道にて。後ろに見えるズラリと並んだ石仏は「日色野八十八ヶ所」。最近話題の知多四国八十八ヶ所は、本場の八十八ヶ所をモデルに創設されたものですが、これはさらにミニ版。田舎ではこういう超ミニ88をよく見かけます。日色野では今でも、弘法大師の命日には参詣客が訪れ、お供えをして回るというので、一度見に行かねばならん。
 この横に、非常に古びた建物があります。

080308-3.jpg

 今は倉庫にしか使われていませんが、公民館兼農業倉庫だった建物です。
 異様にデカイということ以外特にどうということのない建物ですが、実はこれ、知られざる戦争遺産。G-SANによると、もとは豊川の海軍工廠(兵器製造工場)の施設だそうで、戦後民間に譲渡され、村人総出でここまで運んできたとか。どうやって!?バラして、牛に引かせた大八車&リヤカーに乗せ、ここで組み立て直したそうな。
 その際、すぐそばの熊野神社の社叢から切り出した木を、柱の一部にしたといいます。

080308-5.jpg

 この小公園が熊野神社の社叢跡。戦時中の鉄材供出で撤去した先代のHINOMIの代わりに立てた簡易の木製HINOMIも、ここの木を使ったとのこと。こんなどうでもいい公園にも、意外に面白い歴史があるもんです。ネタがマイナーすぎて扱いに困るが。
 G-SANとともに中を覗いてみると… 

080308-4.jpg

 可搬ポンプにホースに筒先に、あとなにかお宝が入っていそうな木箱が!…って、消防団詰所も兼ねていたんかい。
 これぞまさに、今でいうコミュニティセンターのはしり。地味ながらそういう意味でも貴重なので、HINOMIとともに永年保存されることを期待します。
(まさ)

-----------------------------------------------
●□ お 知 ら せ □●
◎「火の見櫓暮情」は3/20発売。よろしくお願いいたします。
 公式キャッチコピーは「豊穣な物語の上に火の見櫓は立っていた」。
 僕の中のキャッチコピーは「無限ループのHINOMI旅」。
↓下の写真をクリックするとチラシが拡大されます
0002hinomi.jpg

東三河雑 | Comments(2) | Trackback(0)

カンバンの手帖ブログ版0050

2008年03月07日
 とある資料を探すため、久々に母校の愛知大学(豊橋校舎)に行ったら、入口でこんなカンバンがお出迎え。
080307-1.jpg

 愛大名物、自治会の手書きタテカン。春休みのせいか、それとも時代の流れか、僕が在学当時よりタテカンの数が少ないけど、彼らまだ活動してるんだねえ。昔の大多数の学生は、革マル系の自治会の活動を遠巻きに見ているだけでした。
 昔はカンバンの文句ももっと過激だったような気がするが…。時代の流れかねえ。 
(まさ)

-----------------------------------------------
●□ お 知 ら せ □●
◎「火の見櫓暮情」は3/20発売。よろしくお願いいたします。
↓下の写真をクリックするとチラシが拡大されます
0002hinomi.jpg

東三河雑 | Comments(0) | Trackback(0)

味わい深い里道&HINOMI

2008年03月06日
 2/29の記事(→●□)の続き。設楽町の山奥、寒狭川(豊川)の最上流にある宇連(うれ)集落は、いつの時代だ!?と思わずタイムスリップした錯覚に陥る場所です。土蔵ぐらいならまあどこの田舎にでもあるが、凄いのは里道です。

080301-1.jpg

 見事に未舗装!いやホント、いつの時代よ!?圃場整備された田圃の中の道や、廃道になった昔の街道、山道なら未舗装でも普通だけど、家々に通じる道がこういう状態というのは意外とないもの。というのも、田舎は道路工事が主産業だから。
 登り詰めたところに、モンペはいて竹籠担いだBARSANたちがたむろして、噂話に興じている…そんな光景が目に浮かんできます。

080301-3.jpg

 前回載せた土蔵の前の道は、このように石畳!旧街道でもないのに、こんな雰囲気の石畳道もなかなかありません。植え込みの向こうにはG-SANがキセルで一服中…そんな光景が目に浮かんできます。
 そんでもってこの石畳道の下には、例によってHINOMIが!

080301-4.jpg

 てな具合に話を強引に宣伝に持ってきますが、3月20日に3作目の自著「火の見櫓暮情」が、春夏秋冬叢書から発刊されます。
 これまで火の見櫓をテーマにした書籍は、網代守男さんという方が出版された写真集があるくらいで、これだけの文章が入ったものは前代未聞です。
 掲載HINOMIは三河遠州合わせて100基!これだけ並ぶとさすがに壮観です。よかったら買ってくださいませ。
↓下の写真をクリックするとチラシが拡大されます
0002hinomi.jpg


-----------------------------------------------
●□ お 知 ら せ □●
◎Itoursブログを2連発で更新しました→●□●□
東三河雑 | Comments(1) | Trackback(0)

念願の、堂島ロール

2008年03月05日
ついに、あの堂島ロールが我が家にやってきました!
080304-1.jpg

 並ばないと買えないという、話題のロールケーキ。クリームとスポンジ生地のみのシンプルなロールケーキで、クリームは牛乳のような甘味があり、スポンジはふわっと柔らかい。土日のほうが空いている、カフェでも食べられるなど、情報だけはしっかり仕入れていたものの、わざわざ買いにまで出掛けるのは面倒くさい。ついでがあったら行こうと、機会を狙っていました。
 実は2週間前にチャンス到来。寒風が吹き荒れる中、もう少しで堂島ロールにありつける!と気合いを入れて並んだわけです。暖房のきいた店に入れた時は感動もひとしおで、目をキラッキラッさせてショーケースに並ぶ堂島ロールを眺めました。カット350円、1ロール1050円・・・、よし一本買おう!と即決し、やっとのことで自分の番に。「一本下さい!」と財布の中からお金を取り出そうとすると、ない!財布がない! 平然を装って「お先にどうぞ」と後ろの人に伝えたものの、カバンの中身をすべて出して、あたふたと取り乱す始末。結局、財布は見つからず、堂島ロールは買えずじまい。財布さえあれば、買えたのに!堂島ロールへの想いが目の前で断ち切られ、しばらく呆然としていました。
 その後、やっと冷静になり、財布はどこに行ったんだろうと考える。ワインを買ったときにレジに置いてきたのかもしれない・・・と、まずは取材先に電話しようと携帯を取り出すと、編集者やカメラマンからの着信が。電話を掛けなおし、やっと財布を車中に置き去りにしてきたことを知ったのでした。「何度も掛けたんだけど出ないからさぁ、きっと堂島ロールを買いに行ってるんだろうなと思ってたよ」とは、まさにその通り。頭の中は堂島ロール一色でした。諦めの悪い私は、財布を取りに行った後、もう一度並ぼうと寄ったのだけど、すでに完売。チクショウ(自分が悪いのだけど)、そんなこんなで堂島ロールへの未練は募るばかりでした。
 今日、ダンナが名古屋へ行くというので、お願いだから買ってきて!と頼んだら、30分ほど並んで買ってきてくれました。恋焦がれた堂島ロールのお味は、クリームは濃厚なミルク風味。ちょっと甘いけれど、並んでも買いたい気持ちは分かる。明日も食べられると思うと、いやぁ~仕事の励みになりますな♪(まり)
080304-2.jpg

食べもの | Comments(5) | Trackback(0)

アメリカの書店0003

2008年03月04日
 シアトル市街から車で北へ1時間弱のエドモンズという港町から、30分ほど船に乗って湾を横断。そこから車で30分ほどの半島の先端に、ポートギャンブルという小さい町があります。「地球の歩き方 シアトル&ポートランド」にも載ってないマイナーな場所なんですが、なんとなく名前に惹かれて行ってみました。
 地名を日本語に訳すと「賭博港」。実にステキな名前の町じゃないですか。思わず、どこかに必勝祈願のお守りとか売ってないかと探してしまったのですが、昔はともかく今はバクチとは無縁(だと思う)の土地みたいで、そんなもんあるわけがない。
 行って初めて知ったんだけど、ここもちょっとしたオシャレタウンでした。静かな田舎町の緑豊かな通り沿いに、アンティークショップや雑貨屋が点在しています。おまけにその日は、日本でいえばJA主催のイベントふうな、何かのお祭りの開催日。広場の周辺ではアーチストによるフリーマーケットもやってました。
 そんなポートギャンブルでも、小さくていいカンジの書店を発見。

080302-7.jpg

 ダウントレス・ブックストア(発音怪しい)。一瞬、ブラックジャックの家かと思わせる、なんともアメリカな雰囲気のこの建物が書店とは。まるで人の家に入っていくような感じです。

080302-8.jpg

 店内もまさに民家ふう。こりゃ、本が読みたくなるよねえ(だから英語は読めないってのに)。日本には、古民家を再生したカフェとかレストランはたくさんあるけど、民家型の書店はまだほとんどないのでは?僕も寡聞にして知りません。足助のマンリン書店をチラッと思い出すけど、そことも少し違う。

080302-9.jpg

 店内のくつろぎ(瞑想?)スペースで雰囲気を味わう女性取材記者(ただの観光客)。

080302-10.jpg

 壁には絵や写真が。もちろん販売品。本屋の範疇を軽く超えちゃってます。日本の書店ならカレンダーが販売されるところでしょう。この絵や写真をじっくり見ていると…

080302-11.jpg

 また古写真が!しかも今度はアートとして販売!?どんだけ古写真好きな国なんだ!
 これは昔のポートギャンブル全景で、鑑定士のわたくしが見るに、おそらく昭和30年代のものでしょう。いや、アメリカだから昭和じゃないか。
 別のアンティークショップに行ったら、こんなものまで。

080302-12.jpg

 古写真の投げ売り。日本の古本屋もなかなかここまではしませんよ。しかも間違いなく大正以前のものばっか。う~ん、この町には民俗資料館や教育委員会はないのか!資料管理をしろ、資料管理を。

 てなところでアメリカの書店シリーズはおしまい。日本の書店も、もっとカッコよくなるといいですね。
(まさ)
海外 | Comments(1) | Trackback(0)

アメリカの書店0002

2008年03月03日
 シアトル市街北部、ワシントン大学の近くにあるフレモントFremontという町は、アーチストや若い衆らが集まるオシャレタウンです。東京でいえば下北沢?名古屋でいえば覚王山?まあとにかく、雑貨屋とか服屋とか、マジかわいい店員がいるロゴT屋(昨日少し触れた店)とか、わけのわからんチープなオブジェなんかが林立したりしてて、なかなか楽しいところ。シアトルに行かれる予定の方(特に女子)は、ぜひ足を運ばれることをおすすめします。
 で、そんなフレモントにある書店。

080302-6.jpg

 フレモントプレイス・ブックカンパニーという店です。小さな町の小さな本屋、という感じですが、表通りに面したディスプレーには、このようにハードカバーが飾られています。
 日本だとこの場所はたいてい雑誌コーナーになってますね。こういうふうにしたほうがカッコよくないか?どっちみち、今は雑誌の立ち読み&購入はコンビニで済ます人が多いと思われ、もう書店にとってもあまり利益の出ないスペースなんじゃないかと思うんですが…。
 そして下は、衝撃の店内!

080302-5.jpg

 何が衝撃か誰も分からんと思うけど。
 ここに並んでる本は、シアトルの写真集です。そのうち、セピアとモノクロの表紙の本が、なんと古写真集なのです!なんとってほどでもないか。K土出版社で3年間10冊あまりの古写真集、そして樹林舎さんでも数冊の古写真集を手がけたわたくしとしては、いやもう、衝撃!アメリカで一番衝撃を受けたのはこれだった!中をパラパラめくると、マニア垂涎の古写真群が…。う~ん、僕も編集したかった~。
 印刷もデザインよく、解説も丁寧(読めんけど、キャプションの分量からしてたぶん丁寧だろう)。買おうかどうしようか迷ったけど、国内ならともかくシアトルの地域資料が仕事の役に立つとは思えんし(読めないし)、そもそも高かったので、やめときました。
 何でかしらんけど、アメリカ人は古写真が大好き。あっちこっちの店で創業当時の古写真をインテリアとして飾ったり、パブリックスペースの飾りものや広告にも町並みなんかの古写真を取り入れているのを目撃しました。
 こういう風土なら、もしかして古写真集もバンバン売れるのかも?

 僕は関わってませんが、「名古屋今昔写真集」全3巻が樹林舎から発売中です。参考資料に好適、媒体関係者はぜひ一度ご覧いただきたい一品。とくに2巻に収められた、名東区や天白区など郊外風景の写真の数々は一見の価値あり。名古屋市内の書店に行ったら探してみてください。
(まさ)
海外 | Comments(0) | Trackback(0)

アメリカの書店0001

2008年03月02日
 先々週、先週と仕事がらみで久々に、書店の方とジカに話をしたり、書店の現場を窺ったりする機会がありました。書店にもいろいろありまして、本に対する愛情を強く感じる書店から、本はおろか客に対する愛情すら感じられない書店まで、ホントさまざま。
 書店の良し悪しは立地や規模の大小ではなく、経営者や店員が、本を好きか、それとも単に商品としか思っていないのか、そういった気持ちの部分にかかっているのだなあと、強く感じた次第です。

 で、話はずいぶん遡りますが、昨年9月にアメリカに行った際、感動したのが書店のレベルの高さ。いくつか入った店はひとつもハズレなし!アメリカってこんなに出版文化・書店文化の高い国だったっけ?といっても僕は英語がまったくダメなので、出版物の内容はほとんど見てないんだけど…。でも、店を見ただけで、なんか本好きの琴線に触れるものがあったというか。
 お世話になっている出版社の人からのリクエストもあったので、今さらですがアメリカで行った書店を紹介します。

080302-1.jpg

 まずこちら、オレゴン州ポートランドの中心部にある大型書店「パウエルズブックス」。ポートランドの町自体、なんとなく文化の香り高い雰囲気がありましたが、ここなどその象徴という感じです。

080302-2.jpg

 店内の様子をササっと隠し撮り。中はかなり広くて迷ってしまったんだけど、某ネクステージやイオンのように単にだだっ広いというのではなく、本の森に迷い込んだ(また陳腐な…)というワクワク感がありました。
 写真の左中ほどに見える「?」マークのカウンターはレファレンスコーナー。ここにいるのは本のプロ。無愛想なバイトのオバチャンとはわけが違う。

080302-3.jpg

 こちらは文具コーナーの一部、ではなく、書店のロゴが入ったオリジナルグッズ売り場。カッコよすぎる!この店では本は買わず(読めないから)、ロゴ入りTシャツを買いました。
 なんでか知らんが、アメリカ人は自店のロゴTが大好き。いろんな店でロゴ入りオリジナルグッズを売ってて、シアトルにはなんと商店・飲食店のロゴT専門ショップまでありました。またそこの販売員のおねえさんがマジかわいくて…って、そんなことはどうでもいいが。

080302-4.jpg

 つづいてこちらはシアトルの中心部、マリナーズの本拠地セーフコフィールドの近くにある老舗書店「エリオットベイ・ブックカンパニー」。建物からしてコロニアル建築のどシブ物件。中も、棚といい照明といい、ザ・老舗って感じ。通り向けのディスプレーだけ見てても、いい本がありそうな雰囲気(読めないけど)。
 地下にはカフェがあって、本と生涯を共にしてきた風情の老人なんかがたむろしてました。ちょっとコアすぎて恐れをなし、一服せずにすぐ出てきてしまった。
 このほかシアトル市街には地図の専門店もあって、地図マニアの僕は卒倒寸前でした。僕がシアトル市民だったらぜったい通い詰める。ていうかそこに就職する。

 つづく。
(まさ)
海外 | Comments(1) | Trackback(0)
 | HOME |