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  •  春夏秋冬叢書「そう」78号連動ネタの道路元標ばなし。 八名郡七郷村や東加茂郡賀茂村は、小さい集落を寄せ集めて一つの自治体にした例ですが、それとは逆に、小さい集落なのに一つにならなかった自治体もあります。それは、現西尾市東部の茶臼山山麓にあった幡豆郡室場村・家武(えたけ)村・平原村・花明(けみょう)村の四か村。室場と花明は2大字、家武と平原は1大字で成り立っていました。(「岡崎」1:50000、昭和7年・大... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」78号連動ネタの道路元標ばなし。 今回の記事のために、いくつかの道路元標を改めて探しに行ったところのひとつに、旧東加茂郡賀茂(がも)村があります。「賀茂」の名は、今では町名にも施設名にも全く使われておらず、どこだかわかる人はほとんどいないと思いますが、旧足助町の東部になります。 こちらは大雑把な村域図。詳細に知りたい方は、市区町村ID 一覧 | 歴史的行政区域データセットβ版をご参照... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」78号連動ネタの道路元標ばなし。(2006.05.30) 2015年に豊田市九久平町にあった「松平村道路元標」が撤去されたことを当ブログに書きましたが(→●□)、今回の「そう」の記事作成にあたり、どこかに移設されていないか改めて近隣を探し回ってみました。しかし、公共施設にはやはり見当たらず、市の関係部署に問い合わせてみるも所在は把握していないとの回答。あとは、国道301号(改修当時はまだ国道だった... 続きを読む
  •  春夏秋冬叢書「そう」78号連動ネタの道路元標ばなし。 道路元標は役場前や役場の入口に設置されたことが多く、西三河でもいくつかの事例が挙げられます。 たとえば岡崎市東部の藤川村道路元標。旧東海道沿いの藤川宿資料館に立っていますが、ここが旧藤川村役場の跡地になります。東西1.2kmの藤川宿の真ん中あたりで、江戸時代には藤川宿の脇本陣でした。(2011.04.10)  豊田市北部の藤岡村道路元標の所在地も、かつて旧藤... 続きを読む
  •  国界橋から10kmほど下流には現時点で三河最大のダム、矢作ダムがあります。 堤体の直下に見えるのは豊田市閑羅瀬(しずらせ)町。のどかな集落ですが、目の前にこんな巨大構造物があると、なんとなく日常的に精神的圧迫感があるんじゃないかと余計な心配をしてしまいますが…。 ここも矢作川が三河と美濃の国境をなしており、ダムの少し下流には国境の橋が架かっています。 その名も新閑羅瀬橋。うーん、漢字の並びはかっこい... 続きを読む
  •  前回の続き。 その旧道の国界橋のたもとには、稲武からやってくる「どんぐりバス」のバス停があります。 どんぐりバスは豊田市稲武地区で運行されている、いわゆるコミュニティバス。平日は一日8便も運行されており、人口希薄な山奥にしてはなかなかの健闘ぶり。 この路線の前身は名鉄バスでした。(1991.08.03) 当時の本数は記憶にないけれど、せいぜい朝昼晩の3便くらいだったような。この写真は、わざわざ乗車して折り返... 続きを読む
  •  今さらながら、9月に発売された春夏秋冬叢書「そう」76号連動ネタ。 この号のキーワードは「川」で、三遠南信を流れる何本かの主要河川にまつわる話題を取り上げています。私が担当したのは矢作川。上流部は三河(愛知県)と美濃(岐阜県)の国境になっており、二つの国の間に架かるマニアックな橋のことを書いています。  二国にまたがる橋の名前として象徴的なのが「両国橋」。東京・隅田川の両国橋なんかが有名で、三遠南... 続きを読む
  •  高浜市の地名の話、終わったと見せかけてもうひとネタ。 地理マニアのわたくしは、高浜に限らずどこの町の電柱にも取り付けられている統一基準の町名表示板が大好き(これとか→●□)。かねてより、いつ、誰がこれを製作・設置したのか気になっていたのですが、高浜市誌の調査執筆員として市が保管している膨大な資料をチェックしていた際、昭和40年代と思われる書類綴の中から、業者が市に渡した販促用の仕様パンフレットを偶然... 続きを読む
  •  高浜市内の全町名チェックシリーズ、吉浜校区の後半は新田町、芳川町、小池町です。校区地図は前回記事を参照(→●□)。 新田町は、その土地のほとんどが江戸時代後期から明治時代にかけて新田開発された場所で、これ以外に名付けようがないでしょう。ただ、新田町と命名された時にはすでに田んぼはなく、そこにあるのはほぼ工場用地と、あとは養鰻場くらい。 芳川町は、海べりにある字芳川から。「語感もいいし、藤江の渡し跡... 続きを読む
  •  「高浜市のあゆみ」連動ネタ、高浜市内の全町名チェックシリーズの最後は吉浜校区です。ここは市内で最も多い6町もあるので、2回に分けてお送りします。まずは大浜街道沿いの八幡町、屋敷町、呉竹町。(クリックで拡大します) 現在の行政区画はご覧の通りですが、古くから吉浜は北部の「上(カミ)」と南部の「下(シモ)」に大別され、上には八幡社、下には神明社が鎮座しています。それぞれの現在の氏子は、八幡社が屋敷町・... 続きを読む

MARUKADO

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東海地方を縦横無尽、全国各地に神出鬼没の取材・執筆・編集事務所。
ライター/編集者/媒体によっては撮影も。
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まさ…岐阜・揖斐川町出身
まり…愛知・尾張地方出身
2003~2019愛知県知立市在住
2019~岐阜県揖斐川町在住
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