カンバンの手帖ブログ版0353

2017年09月12日
 その竹生島で見かけたカンバン各種。

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 竹生島にならまだ在庫がありそうだ。

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 拝観券売り場を抜けると、巡拝者を描いたこんな誘導カンバンがお出迎え。威厳のある文字とあいまってこの味わい。

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 おちょぼ口がまた何ともキュートで…。どうでもいいですが、ここは西国三十三観音の札所なのに、白衣の上の羽織に「南無大師遍(照金剛)」と書かれているのが気になる。

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 階段を登り切ると、そこにも巡礼者の誘導カンバンが。こちらは現代風スタイル(ただし昭和40~50年代の)で、飛び出す絵本的な二次元立体。名品。
 こういう地形的に隔絶した土地というのは、デザイン史の面でも貴重なひとむかし前のカンバンが残りやすいようですね。こういう場所は積極的に保全を図るべきだと、私は市井の研究者として提言したいのであります。

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「どうでもいいですよ、おとうさん」

 竹生島の名物アトラクション、瓦投げを楽しむ6歳児。
(まさ)
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元標まがいの道路標石0002

2017年09月10日
 先週の日曜、家族レジャーで琵琶湖の竹生島に初めて行ってみました。

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 長浜から出ている琵琶湖汽船の船に乗って行くのですが、岐阜の実家から長浜まではおよそ1時間で、近いもんです。だけど船代が高いイメージがあり(現在は往復3070円)、渡っても寺と神社しかないのでイマイチ食指が動かず、これまで行く機会を逸していました。

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 快晴のこの日は観光客でごった返しており、驚いた。こんな人気スポットだったとは…。

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 で、上陸してさっそくマニアックなブツに遭遇。丸型ポストと「国指定名勝及史跡」指定標石の間にある小さな標石です。

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 何かと思えば「県道竹生島線起点」標石でした。側面に「びわ村大字早崎一六六六番地先」「滋賀県」の刻印もあります。以前、信楽で同じものを見かけましたが(→●□)、滋賀県の定番モノだったとは。う~む、今後滋賀に行くたびに探さなくてはならん…。

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 後でネットで検索したらwikipediaの「県道竹生島線」の項目にこの標石の写真が載っており、どうやら道路マニアには有名な物件らしい。それによると、桟橋から拝観券売り場までアーケードに覆われたわずか100mが県道の指定区間だそうな。wikiにまで書いてあると探索意欲が減退するが…。
(まさ)
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オカヤマニアック

2017年02月23日
 先月末、とある仕事で岡山市に行ってきました。仕事といっても、2日間ほぼ図書館に籠って資料調査をするというものです。

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 岡山市はこれまで何度か通過したことはあるくらいで、まったく馴染みのない町です。ぜひ探究したかったのですが今回はゆとりがまるでなかったので、とりあえず朝、仕事前に市電(岡山電気軌道)に乗ってみました。乗っただけで考察などは特にしていませんので、写真だけですが…。

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 2系統ある市電のうち一方の終点、清輝橋。幹線道路の交差点で線路が突然途切れており、市街中心部の一角のような場所で郊外風情にも乏しく、実に中途半端な風情。

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 2系統のもう一方の終点、東山。こちらは山べりに広がる歴史地区のような町で、市電の車庫もあるし、なかなか味わい深い風情。

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 帰りはホテルのある市街中心部まで、市電の線路沿いに歩いてみました。その途上、終点二つ手前の中納言電停前に吉備団子の老舗が二軒並んでおり、ちょうど店が開いたところだったので家への土産を買って行くことに。手前が「廣榮堂武田」、奥が「廣榮堂本店」。ともに安政3年(1856)の創業を謳っており、元祖バトルをしているのだろうか?なお、五味太郎のパッケージデザインで有名なのは後者。
(まさ)
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現時点での聖地

2017年01月30日
 4日の朝に下関市吉見の友人宅を辞したあとは、山陰線と山陽新幹線を乗り継ぎ、5歳児たっての希望で広島に立ち寄り。何が目的かというと、マツダスタジアムです。昨年、祖父の影響で野球を覚えた5歳児は、快進撃で盛り上がったカープのファンになり「やまぐちにいくならひろしまもいきたい!」と。
 幼児というのは単純なもので、そのとき強いものに憧れます。なので、去年もし別のチームが優勝していたらそのチームのファンになっていたことでしょう。東海圏の人間になのに中日から入らないというのがヒネクレモノの父(わたくし)に似すぎで嘆息しますが、僕も別に中日ファンではないし、巨人が好きなどと言い出さない限りは子供の意志を尊重する所存です。

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 そんなわけで、広島駅で下車してさっそく駅構内のグッズ売り場でカープの帽子を購入し、やって来ましたマツダスタジアム。女性取材記者(ただの観光客)も赤いカーディガンを羽織ってファンを装っております。

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 外観だけ見るつもりで来たのだが、なんと球場内に入ることができたのには感激!スタンド中段は非開催日も開放されており、公園のように一周できるようになっていました。なんという粋な計らい。ファン心理がよく分かっている。

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 グラウンドを見つめ、将来のカープ入団を夢想する5歳児と、興奮のあまり今シーズン中の再訪を誓う女性取材記者。
 このあと、帰省した親戚を見物に連れてきたという「生まれてこのかたカープ一筋」の地元のお婆さんが、カープの帽子をかぶった5歳児に目を留め、話しかけてくれました。

「あら~、カープファンけ?どこからきたの?」
「あいちけん!」
「えっ、愛知の子なのにドラゴンズじゃなくて!?まぁ~、ありがとね!誰が好きなの?」
「エルドレッドと黒田と安部!」←親も初めて知った
「まぁ~!おばちゃん、あなたと出会えたこの日を忘れんけんね!」

 今年、広島以外のチームが優勝して5歳児がそっちに乗り換えたりしないことを願うばかりである…。

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 で、球場近くの店で帽子をかぶったままお好み焼きを食ったのでした。
(まさ)
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下関市北部の諸名所&HINOMI

2017年01月28日
 宇賀本郷駅のほかに、友人の案内で回った下関市北部の旧豊浦郡豊浦町・豊北町あたりの名所をいくつか。

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 豊北町二見地区にある「夫婦岩」。国道9号の断崖直下の巨岩で、前日に注連縄の張り替え神事が行われたとのこと。二見浦の夫婦岩というと東海地方の人間にとっては伊勢のそれしか頭に浮かびませんが、こちらもなかなか。

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 豊浦町川棚地区にある国指定天然記念物「川棚のクスの森」。楠の巨木の樹勢が猛烈すぎて一本だけで森のように見えるので、昔からこのように呼ばれているとのこと。天然記念物の楠というと東海地方の人間にとっては蒲郡の「清田の大クス」しか頭に浮かびませんが、こちらもなかなか。

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 そして同じく川棚地区にある「虚無僧墓」。墓なのに御堂て、どうゆう事?

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 中を覗くと本当に墓が!御堂に墓だけ祀られているところというと東海地方の人間にとっては…ありそうだけどパッと思い浮かばない。
 この前に建てられている中国自然歩道の案内板には、この墓のなかなか壮絶(?)な由来が書いてありました。以下、全文引用(改行は筆者)。
 
 天保年間(西暦1830~1843年)のころ、一人の虚無僧が小野の地にやって来て、尺八を吹いているとき以外は酒ばかり飲んでいました。そんな虚無僧を村人たちは、敬遠していました。ところが、村の娘が山賊に襲われたとき、娘を無事に救い出したのは、この虚無僧でした。
 弘化3年(西暦1846年)9月15日、朝から「ウンウン」唸っていた虚無僧は、突然、川棚川の河原に走りだし、大きな岩に頭を二度三度ぶっつけて倒れました。死ぬ間際に虚無僧は、「私は脳を冒されたために何もしてあげられなかったが、私の墓を建てて酒を供えてくれれば、あなたたちの苦しみを和らげてあげよう」と言い残して息を引き取りました。
 村人たちは、虚無僧が頭の痛みを和らげるために酒を飲んでいたことを初めて知り、墓を建てて供養しました。河原にあった虚無僧の墓は、大正13年(西暦1924年)、現在の場所に建て替えられました。


 まだ200年も経っていない話だとけっこうリアリティを感じます。この墓の背後には「伝・小野小町の墓」もあるのですが、小野小町は時代が古すぎるし伝説があちこちにあるので、地元の人には申し訳ないがファンタジーな感じ。

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 この墓の前にある路線バスの停留所名は、ずばり「虚無僧墓」。この旅情!次来るときは川棚温泉駅からこのバスに乗ってここで下車してみたいものです。
 で、虚無僧墓から車で北へ5分ほどの豊浦町大河内地区では、例によってHINOMIが!

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 電柱転用で半鐘は双盤という、これまた素晴らしいものであった。
(まさ)
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