SABOTENの本場にて

2010年07月08日
 サボテンといえば、2006年2月にメキシコへ行った時、路上でウチワサボテンを売る光景に遭遇しました。

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(2006.02.24撮影、以下同じ)

 そこは、メキシコの真ん中あたりに位置するアトリスコという小さい町の市場の外。ドンと積まれた新鮮そうなサボテンの山はまさしく、おお!メキシコ!てな感じ。

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 刺が取られた大きい葉だけでなく、ブツ切りにしてビニール袋に詰められたものも。しかし、ニヤっとオジサンに微笑まれても、こんなもの旅行中に買うわけにはいかない。
 このあと、プエブラという大都市に戻ったら、郊外マーケットの外に出ていたトルティーヤの屋台で、サボテンをメインの具にするところがあったので、食べてきました。

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 巨大な鍋で、トルティーヤやタマネギとともに、ウチワサボテンの葉を丸ごと焼くという豪快さ。これも、おお!メキシコ!てなもんで。ただ、あちこちの屋台でトルティーヤを食べたけど、他にウチワサボテンを焼いているところは見かけなかった。

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 味はというと、シナチクに青臭さを加えた感じで、正直、こんなにたくさん食べれたもんじゃない。タマネギもデカすぎるし、ムリして食べてたらだんだん気持ち悪くなってきた。
 しかもこのあと、一緒に頼んだオレンジジュースを誤って鍋の中にこぼしてしまうという失態まで犯してしまいました。屋台のオバチャンは優しくて「気にしなくていいよ」的に振舞ってくれたけど、すごい気まずい空気が…。
 春日井のサボテン料理は、どうなんですかね。この時の思い出があるから二の足を踏むが、いつか食べてみないといかん。
(まさ)

まるかど紀行メキシコ編→●□
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遙かなるオアハカ

2009年04月30日
 この忙しい最中に読んで面白かった本、高野秀行の「メモリークエスト」(幻冬舎・1400円)。

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 「辺境冒険作家」「エンターテイメントノンフィクション作家」の肩書きで、世界の辺地に出掛けてはその経験を面白おかしく書き、そのどれもが本当に面白おかしい高野さん。いつもは、謎の怪獣とかジャングルに埋もれた謎の街道とか誰でも知ってるけど実態が謎なゴールデントライアングルとか、自分の興味に基づいた旅を本にしているのだが、本作は、読者から募集した「旅先で出会った、あの人(物)は今どこ?」を探してまわるという、過去の著作とは色あいの異なる企画モノ的な本です。
 探し回る展開と、探し当てた人の濃さ、それにその人のが暮らす土地と人生、全てが絶妙に混じり合い、今まで海外紀行本では読んだことのない面白さでした。第2弾を出してほしいとこれほど切望する本もありません。
 しかし高野さんの旅はいい旅だ。僕はといえばあちこち行ってる割に、その土地への想像力や情愛を掻き立てられるとか、すごい刺激を受けるとか、最近はそういうことがあまりない。ああ羨ましい…って、要は、たまには海外旅行に行きてえなあ~、というだけのことなんだが。

 そんなわけでちょっと海外の思い出にでもふけってみます。「メモリークエスト」にならって探してほしい人は…と考えると、思いついた。今ヤバいことになっているメキシコで会った人のこと。

 2006年の2週間弱のメキシコ旅行(→●□)の最後に、東部の内陸にあるオアハカという町に行きました。市街地全体が世界遺産になっている、とんでもなく美しく、明るく、楽しい町です。
 滞在中、ちょっと郊外の村にでも足を伸ばしてってみるかってんで、市場の近くから「コレクティーボ」と呼ばれる乗合タクシーに乗って、町から10キロほど離れたサン・バルトロ・コヨテペック村に行きました。
 このコレクティーボがなかなかすごかった。昔のカローラかコロナみたいな感じで、車じたいは特にどうということはないのだが、人の詰め込み方にびっくり。普通のセダンなら、後ろに3人助手席に1人でいっぱいのところ、なんと運転手が乗せたのは、後ろに4人助手席に2人。つまりセダン1台に運転手込みで7人乗車!ぎゅうぎゅう詰めとはまさにこのこと。
 しかも、詰め込む最後の1人がなかなか見つからないもんだから、先に後ろに座った我々を含めた4人は、ぎゅうぎゅうの体制で10分近くも待たされるハメになりました。
 その時横に座ったのが、大きなスポーツバッグを抱えた大学生ぐらいのちょっと小太りの兄ちゃん。とりあえず「あ、どうも~」的に声を掛け合ったのだが、こちらは初めて乗るコレクティーボにやや不安げ、彼は狭さと待ち時間にやや憮然とした表情をしているようで、肌を合わせながらもほとんど会話らしい会話はしませんでした。「どっから来たんすか?」「日本だよ」ぐらいのことは言ったかもしれないけど、覚えてません(ていうかスペイン語喋れないし)。
 
 3日間滞在したオアハカから撤収する日の晩、この兄ちゃんとオアハカの中心部でバッタリ遭遇しました。
 彼は僕らを見つけて「オー、あん時のお二人さん!」的な感じでニコニコ近寄ってくるのだが、こっちはほとんど話してもいない彼のことなんぞほとんど覚えておらず、最初は誰なんだか全然分からなかった。彼が「ほら、乗合タクシーのオレだよ」と言ったので、ようやく「ああ、そういえば!」と分かった。僕らも気付くの遅いけど、見つける彼も彼だよ。
 「これから夜行バスで帰るんだ」「そうかい、気をつけて。またオアハカにおいでよ!アミーゴ!」みたいな会話をしてすぐに別れたんだけど、ほんのちょっとしか交わっていない相手にもこうして親しげに声を掛けてくれるなんて、メキシコはアミーゴの国なんだなあと、深く感銘を受けた次第です。
 ああ、オアハカにまた行きたい。
 
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 えーっと、なんの話だっけ?メモリークエストか。豚インフルエンザが心配なメキシコで、彼の安否を確認してきてほしいな、と。
(まさ)
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タウンサインの研究0003

2008年06月09日
 昨年9月に行ったアメリカはオレゴン州ポートランドで見かけたタウンフラッグ。

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 この「OLD TOWN」というのは地区名で、市街中心部に隣接するエリアになります。あしらわれているのは、この地区に所在するアムトラック(鉄道)の「ユニオン駅」。

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 こちらがそのユニオン駅。町のシンボルにふさわしい、カッコいい駅舎です。鉄道利用者が少なくて閑散としてるんだけど。
 以前「アメリカ人は古写真大好き」と書きましたが、古きよきものを大事にする気質が旗にも表れている一例といえます。
 もうひとつ、ポートランド市内の「Alphabet District」という地区の、街路表示板。

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 さりげなく描かれた古民家がなんともいい感じ。「地球の歩き方」にNorth Westエリアとして紹介されているこの地区は、ポートランドきってのオシャレタウンです。
(まさ)

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●□ お 知 ら せ □●
◎I toursブログを更新しました。こちらと連動してアメリカのネタ2連発→●□●□



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急いで玉で吸え!0002

2008年05月02日
 ※前日のブログからお読みください。

 で、帰国の前々日、夜のホーチミンシティをウロウロしていたところ、手に持ったベルのようなモノを鳴らしながら自転車に乗って通りを走る男たちがいることに気が付きました。あれはなにかと尋ねると(誰に尋ねたか忘れたが)、流しのマッサージ師だというではないか。
 日本ではせいぜい、立ち寄り温泉の休憩室でマッサージチェアに座るぐらいしかしない僕ですが、旅先ならではの積極さと、あまりに身体が弱っていたのとで、一人をつかまえてマッサージしてもらうことにしました。
 町の真ん中で呼び止めたので、マッサージ場所はどこかのアパートの廊下。彼はタタキの床におもむろにビニールシートを敷き、うつ伏せになれと指示します。

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 床の固さは多少気になるけれど、マッサージ自体は気持ちいい。あ~、病んだ身体に染みる~。ご覧のとおりロケーションの怪しさと裏腹に、けっこうリラックスしてました。
 ところが、この軽いマッサージは文字どおり前戯にすぎなかった!
 ひとしきり身体をほぐした後、彼は手を止め、おもむろに黒いカバンをゴソゴソやり始める。次は道具か。目を閉じて待っていると、突然、背中に何かの感触が…。
 嫁は「ええっ?」とか言いながらカメラを構えています。なんだなんだ?と思ったら、背中を何かが噛み付きはじめた!エッ?エッ?エエ~ッ!?何これ何これ?痛熱い感触が背中じゅうに広がってゆき、そしてついに嫁は大爆笑!いったい何が起きているんだ!
 嫁にデジカメのディスプレーを見せてもらうと…

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 な、なんじゃこりゃあ!?噛み付いているのは…小瓶?

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 どうやら小瓶の中に火を入れて真空状態にし、その力で皮膚を引っ張るというマッサージらしい。これをしている間、彼は臀部のマッサージ。痛いのと熱いのと気持いいのが渾然一体となって身体じゅうを包み、もう「アッ、アッア~」という喘ぎ声しか出てきませんよ。
 そんな僕に彼は一言。「No Ah!」(アーとか言うな!)。そんなこと言われても。
 10数分後、ようやく小瓶が外されると、背中はこんな惨状に!

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 ひぇ~。気持わりぃ~。この背中のハム色水玉、一ヶ月近く消えませんでした。
 帰国後調べたところ、これは「吸玉(すいだま)療法」というそうです。肌に刺激を与えることで血行をよくし、コリをほぐす等いろいろな効果があるんだとか。
 ウチの爺さんによると、シベリア抑留から日本に戻ってきて間もない昭和20年代、弱った身体を回復させるべく、地元で有名な垂井町の鍼灸院に行き、これをよくやってもらったといいます。「スイフクベ(吸い瓢=ヒョウタン)」とも言うらしい。
 効果はあったのかなかったのか、まあ、なんとなくよくなったような感じ。でも面白かったので、翌晩も彼に頼み、にしやんの目の前でコレをやってもらいました。
 ホーチミンに滞在しているにしやんは彼と再会したようで、彼は我々のことを覚えていたよ、とのこと。今度行ったら、必ずまたやってもらいます。

 醜い写真をお見せしたので、最後はキレイな海の写真を。ベトナム中部のムイネー村にて。
椀型の船に乗り沖に出る地元の漁師。

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(まさ)
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急いで玉で吸え!0001

2008年05月01日
 嫁の友人でベトナムが好きで好きでしょうがないというカメラウーマン・にしやんが、ベトナムを愛するあまり本当にベトナムに移住して早2ヶ月がすぎました。メールやブログによると、ようやく棲家が決まったようです。
 いくら好きとは言え、本当に移住してしまうなんて尊敬に値しますが、それに至るまではいろいろと葛藤もあったようです。同じく友人のライター兼編集者“乙女”Kさんが作っている豊橋ローカルのオシャレ雑誌「fratto」で、彼女のベトナム移住コラムが最新刊から連載されており、それによると、無謀な娘の移住計画について話し合う父と母の間で「あいつは死んだと思えっ!」というセリフが交わされたとか。いや~、まさしく名言!生きて帰ってこいよ!

 てなわけで、今さらですが昨年6月に行ったベトナムの話。最近ちょい疲れ気味で、しばしば思い出すベトナムのマッサージ師のこと。
 昨年のブログで書いたとおり、この旅行は肉体的にけっこうハードな旅でした。中国との国境に近いSAPA=サパという山岳地帯の町(高速道路ではありません)に行ったとき、はしゃぎすぎか食べ物のせいか、夫婦そろって体調を崩してしまったのです。
 高熱と腹痛でフラフラゲリゲリになり、2人とも丸2日、ホテルのベッドで唸っているという有様。なんとか体調は回復し、先行していたにしやんの待つホーチミンシティには辿り着けたものの、僕の方は口ぜんたいにブヨブヨのヘルペスができてしまった。これがまた醜くて、ベトナム人も気の毒そうな顔で「あんた、大丈夫かん?」「なんか塗るといいぞん」(←なぜか三河弁)だの言われる始末。あまりにひどいので、女性のパンツのようなカラフルマスクを付けて顔を隠し、ほとんど変質者のような風貌で彷徨していたのでした。

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 写真はいつもの女性取材記者。こういう派手なマスクです。バイクの排気ガスがひどく、女性はみな付けているのだ。女はいいが男がするとマジヤバイ。ちなみに撮影場所はハノイ中央郵便局。

 つづく。
(まさ)
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