和太鼓と赤ちゃん0002

2011年10月01日
 本日は取材で「陸前高田太鼓フェスティバルinナゴヤドーム」へ行ってきました。

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 名称のとおり岩手県陸前高田市で20年ほど前から開催されているイベントですが、大震災からの復旧途上なのでさすがに開催できず、今年は災害派遣などで縁のある名古屋で行われることになったものです。
 全国から全12チームが出演し、うち陸前高田から2チーム、福島県からも1チームが参加。現状では練習もままならないであろうに、よくぞ名古屋まで来てくれて、いい演奏を聴かせてくれました。頑張ってほしいと言うか、こちらも何かと頑張らねばという気持ちになります。
 とりあえず、早く地元でこのイベントが再開できることを祈ります。

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 今日は、取材がいつもの女性取材記者(出産後の太鼓取材は初)、撮影がわたくしという分担。会場がホールではなく、比較的自由に動けるナゴヤドームというので、子連れ取材を敢行してみました。こんな感じでウロチョロしてたので、けっこう目立っていたのでは…。

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豊田市のチーム、松平わ太鼓の演奏に聴き入る陽太郎(5ヶ月児)

 7月に御殿場の富士山和太鼓まつりのときと同様、演奏に聴き入るか、あるいは寝ているかで、大音量にもまったく動じることがなかった。泣くのはおっぱいが欲しくなったときだけ。赤ちゃんが和太鼓OKなのは証明されましたので、全国の親御さんも、入場に年齢制限等がない和太鼓イベントがあったらぜひ。リズム感のある子に育つ…かどうかはまだ実証されておりません。

 しかし今日はマスコミの数が凄かった。これまでかなりの和太鼓イベント・コンサートを見てきましたが、これほどマスコミが来てた催しは初めてです。地元の新聞・テレビが総登場したほか(ほとんどが1/4ぐらいで撤収してたけど)、わざわざ岩手日報さんも来てて、嫁は逆取材してた。
 あとドームという特殊な空間のため、残響のすごさも前代未聞。演者はやりにくかったりするんだろうか。聴くほうとしては、残響によって音が混じって滲んでしまう場合と、サウンド的に絶妙の効果を与える場合とがあって、聴き比べが面白かったです(マニアック)。
(まさ)
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和太鼓と赤ちゃん

2011年08月01日
 昨日は御殿場で開催された野外フェス「第26回富士山太鼓まつり」の取材へ。あいにくの曇天で富士山はまったく見えなかったけど、さすが山麓だけあってとても涼しく、しかもギリギリのところで雨も持ちこたえ、実に快適でございました。

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 会場は「樹空の森」という、今年オープンしたばかりの施設。内容は、太鼓甲子園(高校生部活動のコンテスト)+大太鼓の一人打ちコンテスト+地元和太鼓チームの演奏と、一日じゅう和太鼓が鳴り響くイベントです。
 太鼓甲子園の部には被災地の福島県立相馬高校が出場してました。あの状況でよく頑張って出場したものだと、感動。高校生チームの中では演奏中の笑顔が一番で、また感動。会場からも盛んに拍手が送られておりました。
 あと駐屯地の町らしく、現役陸自隊員によるチーム「滝ヶ原雲海太鼓」も登場。さすが自衛隊だけあって、日常的に身に付いた見事な規律による「突撃!」的な演奏がよかった。

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 そして撤収も自衛隊らしく、ひょいと太鼓を担いでステージの下へザッザッザッ。さすが土嚢を担ぎ慣れているだけのことはある。いくつも和太鼓演奏を見てきたけど、こんなスムーズな転換見たことないぞ! 
 さてさて、ウチの陽太郎(3ヶ月)も、乳幼児の部に最年少出場…ってそんな部はない。

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 間近で聴く迫力の演奏にもまったく怯えることなく、ノリノリで手足をバタつかせる陽太郎。和太鼓は赤ちゃんをも躍らせる音楽であることがここに証明された。

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 そしてしばらくのち、大音量と大振動にもまったく動じることなく、スヤスヤと眠りこける陽太郎。和太鼓は赤ちゃんにとって催眠効果もあることがここに証明された(テキトー)。
 ウチの子も将来、太鼓を打つようになるのかしらん…。
(まさ)
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打つひとびと2010

2010年08月19日
 13日から16日まで「TAIKO JAPAN 2010/第9回東京国際和太鼓コテンスト&カレッジ」のスタッフとして手伝いに行っておりました。全国選抜のチーム&ソリストによるコンテスト/10あまりのワークショップ/和太鼓コンサートの3部からなる、日本有数規模の和太鼓イベントです。
 嫁は一回目から行っているので9回目、僕は4回目。昨年はワークショップの記録撮影を中心に動いていたのだが、今回はコンテスト演奏風景の記録撮影を命じられた。う~ん。農村漁村とか知多四国とか火の見櫓の写真ならお任せいただきたいが(誰もHINOMI写真など求めないけど)、演奏風景はさすがに難易度が高すぎる。しかし、太鼓雑誌「たいころじい」の編集長がキャノンの超望遠レンズを貸してくれるというのでやってみることに。チャレンジャーが、コンテストのチャレンジャーを撮るという図式です。毎年、緊張する演者を傍で眺めて「この年でこんなプレッシャー味わいたくないなあ」と感心していたけれど、今年はこっちも緊張するっちゅうねん。
 まあ、太鼓雑誌に載せられる程度には撮れていたので、ほっと一安心というところ。

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 撮ったのは、青少年の部、大太鼓の部、一般組太鼓の部が各10チーム、それぞれが課題曲と自由曲を演奏するので、2日間で計30チーム60曲。こんなにも聴いていられるものかと不安だったのですが、意外にも最初から最後までまったく飽きることなく、仕事を全うできました。自由曲の傾向がバラバラで結果的にバラエティに富んだ構成になったこと、同じ曲であるはずの課題曲もチームごとの編成によって全然違って聴こえたことなど、ショウとしても楽しめる内容だったというのがまずひとつ。打ち手や指導者にとっては見ているだけで大変勉強になるので、ぜひ全編ご覧いただきたい。
 そして、望遠レンズを通して見ると打ち手のさまざまな表情がよくわかり、実に面白かったというのもあります。打っているときの顔は、まさしく十人十色。たとえば必死な顔つきにもいろいろあって、演奏に没頭している者あり、間違えないように食らいついているものあり、緊張が解けない者ありと、見ているとその人の心理状態がなんとなくわかるのです。
 笑顔で打つ人もかない多いのですが、よく見ているとその笑顔にもいろいろな意味があることもわかってきました。本当に打つのが楽しいという人ももちろんいるけど、中にはその笑顔に違和感のある場合もあります。これは想像するに、「笑顔で、楽しそうに打て」という指導をされているんじゃないか。
 別に作り笑顔で打っててもぜんぜんいいのだが、なんかこう、やらされてる感ってのは拭えなくて、演奏自体も固い気がしなくもない。
 もっとも印象的だったのは、一般組太鼓の部で優勝した鬼島太鼓。未成年女子ばかりのメンバー構成で、上位常連の実力派チーム。ここは笑顔一切ナシで、チーム名のとおり鬼気迫るといった表情で打ち続ける。子供みたいなもんだから逆にもうちょっと抜いた表情があっても…と思わなくもないのだけれど、そういうのを排除した潔さが醸す迫力というか、レンズ越しに迫まってくる演奏には圧倒された。

 なお、地元の愛知、岐阜からは4チーム1個人が出場。うち、春日井の転輪太鼓(昨年の優勝チーム)が青少年の部2位、近所にある「松平わ太鼓」所属の簗瀬和重さんが大太鼓の部3位を受賞しました。おめでとうございます!
(まさ)

「TAIKO JAPAN」シリーズ
2007→●□
2008→●□
2009→●□
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2010年上半期の落語会覚え書

2010年06月26日
 柳家小三治、落語協会会長就任記念!半年たっているのでもう忘れかけているのもありますが…。落語の内容は忘れてしまい「面白かった」か「イマイチだった」かしか覚えていない、というのもけっこうあります。まあそれでよいのではないかと。

2/14 初笑い長久手寄席/長久手長文化の家森のホール(まさまり)

 会当日の記事にも少し書きましたが(→●□)、80歳の扇橋師匠が凄かった。

3/2 三代目桂春蝶襲名披露公演/愛知県勤労会館(まさまり)

 一度見てみたかった「口上」というヤツを、初めて見ることができた。口上を伸べた志の輔いわく「私、春蝶さんとお会いしたことがなく、後輩にどういう落語家なのか聞いてきたんですが…」。面識なくても口上に並んじゃうものなの!?
 印象に残ったのは桂春團治。シブい、シブすぎる!そして当の春蝶、二世落語家ってどないやねん、と思ってんけど、口調のキレはエエし笑えるし、えらいウケよった(無理やり大阪弁)。華があるなあ~。

3/5 柳家喬太郎独演会Vol.3/今池ガスホール(まさまり+友人2)

 去年の10月に扶桑で見てから、これでなんと6回目の喬太郎。今までは共演ばかりだったのだが、今回は初めての独演会。大変けっこうでした。

3/19 柳家三三ひとり会Voi.7/今池ガスホール(まさ)

 ローソンでチケット取ったらなんと最後列。しかも隣に座った中年夫婦、笑いのハードルが異様に低い方たち。そこで爆笑!?というところでガンガン笑う。それが気になってまったく集中できなかった…。実に残念。

3/28 市馬落語集/大須演芸場(まさ)

 前から一度見たかった柳亭市馬を、これまた一度行きたかった大須演芸場で見る。前半・後半とあって、最初は前半だけ見て帰るつもりだったのだが、あまりによかったのでつい後半も見てしまう。

4/15 立川志らくシネマ落語の会/シネマスコーレ(まさまり)

 翌日のブログに嫁が書いたとおり(→●□)。映画についてはまあ、その、ノーコメントですが、シネマ落語は最高。やはりわれわれ夫婦の中では、今、志らくが一番です。今、東京では志らく監督・主演の演劇落語をやっているそうだが、見に行けないのが残念。

5/4 三遊亭鳳楽独演会/設楽町・関谷酒造(まさまり)

 ちょうど一年前、川辺町の白扇酒造の会でお話させていただいた際、「毎年、関谷→白扇と回っているので来年もぜひ」と言われ、のこのこと行ってきました。白扇酒造では会議室みたいなところでの落語でしたが、こちらは本当に酒蔵の中に高座が設えられ、出囃子が鳴ると貯蔵タンクの間から鳳楽師匠が登場するという、実にシュールな風景。マクラでいきなり「近頃なにかとお騒がせしておりまして…」と、円生襲名問題に触れたのにはちょっとびっくり。噺は勘定板、猫の災難、寝床と三席たっぷり。
 しかし円生問題、どうなるんでしょうか。

5/13 立川志の輔独演会/アートピアホール(まさ+妹)

 僕たちの落語の師匠である先輩ライターさんよりチケットを譲り受けるも、嫁は仕事で行けず、なぜか妹と行ってくる。一門の後輩である三四楼が「名古屋出身だから連れてきた」ということで登場。二つ目になったばかり。浮世床を演り、終演後に「名古屋のみなさんコイツをヨロシク」と志の輔が紹介したのだが…。おお、なんか不安な佇まいだ。別の意味でこれから目が離せない。

6/5 柳家小三治独演会/長久手長文化の家森のホール(まさまり)

 一年ぶりの小三治です。前回は調子があまりよくなさそうだったので心配していたら、この日は声も通ってまさしく絶好調!マクラで糖尿病の話を30分!すごい人だ。しかし何が一番すごいかって、会場全体を包み込むユルユルの雰囲気がすごい。
 談志は言うに及ばす談春でも志らくでも喬太郎でも三三でも、出だしはけっこう会場全体に緊張感が走るもの。ところが小三治は、本や雑誌や映像などからイメージされる厳しい性格とは裏腹に、客席にまったく緊張を強いない。リラックスして聴ける。これぞ名人たるゆえん…でしょうか。

6/10 大須演芸場六月上席(まさ)

 なんと快楽亭ブラックが大須に10日間出演!3日くらいは行きたかったがさすがにそうもいかず、最終日だけ。普通の日の大須は初体験なのだが、いったいなんなんだココは!?2~3割ほどの入りの客を前に、驚くべき芸人が次々と登場。違う星に連れてこられたような錯覚を覚えます。まさに背徳の空間。「平日の昼間からオレはいったい何をやってんだ」てなもんで。
 ブラックは落語を少~しやっただけで、二回の高座ともエロ漫談に終始。エッ!?て感じだったけど、ブラックだからいいんです。8月にまた来るらしい。もっと頻繁に出てください。
(まさ)
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シネマテークで落語

2010年04月16日
 リコーの小型デジカメを買ってから、たまに白黒で撮影している。何でもない風景がカッコよく撮れ、こちらはその自己満足の一枚。カメラ目線を向けているメガネの男性は、落語家の立川志らくです。いいオトコ~!
 
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 昨日は名古屋の小さな映画館シネマスコーレでシネマ落語が開催された。シネマ落語とは、映画を落語に置き換えて演じたもので、志らくによるオリジナル落語。ローマの休日やタイタニックなどの話題作や、志らくが個人的に好きな映画を題材に、時代背景を江戸や明治に、キャストを落語の登場人物に変更し、独自の話にまとめあげている。詳しくは志らく著の『雨ン中のらくだ』に書いてあります。
 実は志らくの落語を聞いたのは昨年3月の瀬戸市での落語会が初めて。で、その時に聞いたのがシネマ落語の『たまや~天国から来たチャンピオン』だった。映画の『天国から来たチャンピオン』は観たことがないけれど、この志らくがアレンジした話は泣けて泣けて。落語をきっかけに映画を観たくなる、そんな気持ちにもさせてくれた一席だった。私はこれをきっかけに志らくを追っかけるようになり、今回で8回目。本当は今晩の名古屋での独演会に行きたいのだけど仕事があり、残念です。
 さて、昨日は志らく監督による映画&シネマ落語の二本立てという今までにない趣向の落語会だった。ジージャン姿での志らくのトークショーの後、志らく監督・演出・主演の「死神パラダイス」を鑑賞、そして私にとっては二度目のシネマ落語「たまや~天国から来たチャンピオン」を一席。
 映画は約10年前に制作したもので、閻魔大王役のミッキーカーチスや高田文夫、柳家花緑が登場し、どこかで見かけたことがある若き落語家の姿も。志らくは死神の役で、ある女性を自殺に追い込まなければならないのに二度三度と助けてしまい、本来なら閻魔大王から罰を受けるべきところ、なぜか天照大神の差配で死神から縁結びの神になるというワケが分からない展開。う~ん。志らくさんもおっしゃっていたけれど、映画の知識を最大限に詰め込みすぎて、技術がともなわなかったとのこと。小津安二郎やチャップリンの手法など一部の映画マニアには分かっても、素人にはどのシーンのこと?と分からないところも多かった。でも、内容的には平和で(もっと理解不能なくらい、ヘンテコリンな映画と思ってた)、目を背けたくなったり耳をふさぎたくなるような嫌な感じはなかった。
 でも、やっぱり落語のほうが面白い。スクリーンの前に高座が用意され、1時間たっぷり話してくれた。二度目の『たまや~天国から来たチャンピオン』もホロリ。この話の主人公は江戸時代の花火師。花火師が「おたま~」と叫ぶシーンではダンナが爆笑していた。気になったのはブォーーンと鳴り続けていた空調の音。古い映画館だから仕方ないけれど、志らくさんの声、後ろまで届いたのかなぁ。
 終了後、出待ちをしてサインをもらったけど、あの丸い目で見られると緊張してしまい、「また来てください」としか言えなかった。一緒に写真を撮るのは照れ臭くて言えず、遠くから隠し撮りをするような形になっちゃった。しかも勝手にブログに載せているし。志らくさん、よくブログをチェックしているそうなので、もし気分を害されたようでしたらコメントください。すいません。 
(まり)
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