5/1に発売された拙著「
鉄道でゆく東海絶景の旅」(風媒社/1575円)プロモーションシリーズ(詳細→
●□)。行ってはみたけどボツにした展望スポット紹介の第3弾です。
本書でわざわざ1章に仕立てた飯田線は、いうまでもなく眺望スポットの宝庫です。長年親しんでいる路線なんで沿線風景は知り尽くしておりますし、思い入れが強いのでもっと取り上げてもよかったんですが、いろいろ悩んだ挙句、何箇所もボツにしました。そのひとつ、中部天竜駅付近の展望ポイント。
駅の上のほうへ1キロほど登ったところにある、半場小学校の跡地です。昭和32年の統合でなくなったこの学校、通学に大変だったろうにどうしたわけか集落の一番高いところにあり、門柱が残っています。
眼下に駅と集落を一望できる好ポイントですが、今わざわざ来るとしたら、廃校マニアくらいでしょうか。だいたい、レールパークがなくなっちゃったんで中部天竜を訪れる人自体が少なくなっているだろうし。もし、レールパークがないのに中部天竜で降りてしまった酔狂な方は、手軽だしヒマ潰しにぜひ登ってみてください。
左端に見える橋は、佐久間ダム資材運搬のトロッコ用に建設され、のちに道路橋に転用された通称「B型鉄橋」。レンズを右に振ると佐久間発電所も見えます。
しかし改めて見てみると、「絶景」というには高さが足りないか。
ここまで登ればカンペキに絶景なんですけどねえ。佐久間駅から県道水窪羽ヶ庄佐久間線を5キロほど登った、羽ヶ庄集落あたりからの眺め。
佐久間駅からこの県道を経由して城西駅まではおよそ13キロ。眺めはいいし火の見櫓はあるし、歩いて楽しい道なので、上級者の飯田線マニアは一度ぜひ。
(まさ)
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●□ お 知 ら せ □●著作および制作に関わった本が発売中です。よろしくお願いします。
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鉄道でゆく東海絶景の旅著者 内藤昌康
定価 1575円
発行 風媒社
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2010年版地図ガイド 知多四国巡礼監修 知多四国霊場会(内藤は執筆・撮影・地図ディレクションを担当)
定価 1500円
発行 歴遊舎
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コメント
にしやん
2010/05/26 URL 編集
まさ
2010/05/26 URL 編集